「七つの大罪」36巻の数々の激戦と成長譚～全ての戒禁がメリオダスの繭に取り込まれ…マーリン必死の禁呪で聖戦終結と思いきや、魔神王出現！精神世界で抗うメリオダス、絶望の先に見えたのは仲間の姿～

前回までのあらすじ

一方キャメロットの急変を悟ったエリザベスたち、ホークの目が光りそこからバンが現れます‼バンは団ちょメリオダスの下へ行く前にやるべき目的があると死闘を続けるエレインの下へ現れ、’’贈与ギフト’’で永遠の命を失ってでもエレインを生き返らせ、これでお前は一生俺の物モンだ♬と抱き合います…

全ての戒禁がメリオダスの繭へ

死んだデリエリとオスローに’’転生の誘いざない’’をかけるマエル、ゴウセルに続きエリザベスにも聖戦を終わらせるために力を貸して欲しいと言われます。キングが焦れる中マエルも翻意し一緒に向かいます。＜原初の魔神＞と戦うエスカノールは’’無慈悲な太陽クルーエル・サン’’→’’殲滅の光エクスターミネイト・レイ’’の応酬の中、キングの霊槍シャスティフォルが遠隔操作で＜原初の魔神＞を襲います

魔力消費量が大きすぎる中、更に第四形態「光華サンフラワー」は凄い威力ですがゼルドリスが無効化します。ヘンドリクセンはリュドシエルを「浄化パージ」しマーガレットと分離させ、ギルと共に行かせ自身はリュドシエル本体と残り覚悟を決めます

キングたちがキャメロットへ向かう中、その先にマエルから出た四つの戒禁が既に五つ取り込んだメリオダスの下に迫り、最後の一つメラスキュラの戒禁も共鳴し四つに合流、繭に突っ込み＜原初の魔神＞は新たなる魔神王の誕生だと喜びます

マーリンは禁呪’’時の棺クロノ・コイン’’で時間ときを停止させようとしますが時間が必要で、敵を止めるのにエスカノールたちは必死です。リュドシエル本体は’’健やかなれ’’でヘンドリクセンを回復させ、お前ごときの器では出せる力も出せんと言います。エスカノールが’’死衝デス・ドライブ’’で吹っ飛ばされます

器なき状態でも足止めくらいはできるとリュドシエルが庇い、飛んだエスカノールをマエルが救います

マーリンの禁呪発動で聖戦終了…！？

エリザベスが’’健やかなれ’’でエスカノールを回復させ、エスカノールは自身の魔力「太陽サンシャイン」は元々マエルの恩寵ものだったのですよね？と問い、同意しつつその資格はないというマエルに懇願します。どうしても受け取れないなら貸してあげましょうと言われ、マエルもついに同意します

禁呪完成まであと10分…何とか時間稼ぎしたいマーリン、リュドシエルの’’乱閃光ライトニング・スプリー’’から’’獄炎極ヘルブレイズ・オメガ’’→’’狂える電光スパーキング・ドライブ’’→’’獄炎極ヘルブレイズ・オメガ’’→の応酬は凄まじく、＜原初の魔神＞は己おのが命を削るほどに出力は反比例し増大し続けるー「終局クライシス」だと凄みます

’’暗夜の帳’’に陽光が刺し、マエルが登場します‼’’偉大なる太陽グレイテスト・サン’’で＜原初の魔神＞を葬ると、怒ったゼルドリスに＜七つの大罪＞が立ちはだかります。残り5分と迫る中、ゼルドリスは「凶星雲オミノス・ネビュラ」で再度引き込みますが、マエルはゼルドリスの剣を溶かしてしまいます

物凄い攻防ラッシュを見せ、リュドシエルの’’太陽の剛拳ヘリオス・フェア’’をゼルドリスが防いだかに見えましたが、実際は効いているのです。残り時間僅かの中、鬼気迫るゼルドリスの気迫ですが空回りし、マエルが斬り飛ばし、ついに’’時の棺クロノ・コフィン’’が発動します。これで聖戦は終わり、皆安堵します

ホークが変身トランスポークし繭の様子を見に行くと、繭の中は空で、残念ながら魔神王の登場です

魔神王父上にそれぞれ抗うメリオダスとバン

口調も雰囲気もメリオダスとは異なり、どうやら魔神王父上のようなのです。メリオダスに王位を譲ると言っておきながら、我が新しき依り代となることに他ならぬと言い、エリザベスの呪いを解いてからむごたらしく殺してメリオダスに見せつけるとまで言います

マーリンは’’完全なる立方体パーフェクト・キューブ’’で防御し、キング・ディアンヌ・マエルの打撃による直接攻撃（攻撃魔力は通用しない為）も完全に防御され最早ボロボロです。挑発するホークがなす術なくやられたかに見えた中、バンが現れとっとと親父クソヤローをおいだしちまおーぜ♬とにやけます

最早不死ではないバンに魔神王父上はこれぞ神の力ぞ…と毒気を帯びた凄まじい高密度のエネルギーの嵐に包まれます。ところがバンは煉獄に比べれば可愛いもんだ♬と余裕で、たった一人で魔神王父上と渡り合っており、これは同時に魔神王父上の中でメリオダスも抗っているからです

ここから画面が二分割され、内部のメリオダスと外部のバンとそれぞれ戦う魔神王父上が描かれます。外の様子が分からないメリオダスをいいことに、最早エリザベスは死んだと嘘を付き、メリオダスが絶望しバンが押され始めます

ここでゴウセルが俺に考えがあると話し、精神世界で倒れるメリオダスの下にエリザベスと＜七つの大罪＞が現れ「私たちがいるわ‼」と抱き起こすところでこの巻は終わります

＊番外編：妹よが載っています

まとめ

合計十個の戒禁がついにメリオダスの繭に取り込まれ、魔神王が生まれようとする中、マーリンたちは最後まで抗い、＜原初の魔神＞を葬り、あのゼルドリスすら窮地に追いやります。禁呪発動の為の時間稼ぎに奮戦し、際の際の攻防からついに発動させ阻止・聖戦は終結したかに見えました

ところが繭から脱出されており、ついに魔神王が現れます。しかもそれはメリオダスではなく魔神王父上で、精神世界のメリオダス、現実世界のバンがそれぞれ魔神王父上に抗います。煉獄という地獄を経て最早不死ではなくなったバンは圧倒的強さを手に入れますが、それでもどうにもなりません

外界の事が分からないからと言って既にエリザベスは死んだと嘘を付く魔神王父上、メリオダスは絶望しますがゴウセルの案から何とエリザベスたちは精神世界に入り込みメリオダスを抱き起こします。ここからの大逆転劇はあるのでしょうか？終局に向かいつつある七つの大罪、37巻ではどんなお話が待っているでしょうか？

おまけ

七つの大罪の映画版は2作目があり、「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」として上映されました。主題歌はポルノグラフィティの岡野昭仁が起用され、こちらも人気を博しました