「ハイキュー!!」18巻の数々の熱戦と成長譚~天童の容赦ないゲス・ブロック冴える!対する烏野はトータル・ディフェンスで対抗…不気味な月島の暗躍がボディブローのような効能~

前回までのあらすじ

牛島を警戒すると他も空き自在です。月島の兄は月島がガッカリするくらい冷静だと評し、事実牛島のブロックを掠めますがワンタッチです。テクニカルTOタイムアウト月島は指の治療をし、烏野は態勢を整えようとしますが、今度は牛島の鬼サーブと正に鬼神が如しで10点差です

このセット勝利は絶望的な中、西谷は自身に呼び込み、あの鬼サーブをついに上手くレシーブします…

牛島だけじゃない!天童のゲスGUESS・ブロック

西谷が必死で上げたボール影山がツーと見せかけ田中で加点、西谷は有言実行の3本目です。菅原のサーブも牛島は取りに行かず、一人時間差で天童が返します。牛島の重いアタックを西谷は拾い始め、崩れたものの澤村のリバウンドから日向の速攻は何と牛島がレシーブです

更に自身で加点、張り合っています。流石に白鳥沢は強く、第1セットは16‐25と圧勝されます。烏養牛島の得点は11点だが、徐々にスタミナも切れて行くはずと分析します。2セット目は同時多発位置差シンクロ攻撃で烏野が先制しますがスタートダッシュとまでは行きません

白鳥沢はパンチ・リード・ブロックブロックを中央に集める囮が通用しない日向は斜めに跳び攪乱を誘いますが天童がドシャットです。’’ゲスの怪物ゲス・モンスター’’の異名を持つ天童は2連続ブロックを決めます。更に影山の巧みなトスから再度日向を使いますが3連ブロックと手が付けられません

ゲス・ブロックは’’GUESS’’=「推測」の意でその読みの鋭さが光ります。負けず嫌いな影山はギリギリまでどこに上げるか読ませず、敢えて日向天童の真上から打たせる強気です

トータル・ディフェンスで勝負

影山は徐々にコツを掴み、日向のワイド移動攻撃ブロードで加点・ブレイクです。コミット専念する・ブロックに対し天童の場合は全部自分で止める気なのです。フェイクを入れた天童はワンタッチし牛島が加点、正に’’理屈が通じない相手’’です

ここで月島天童の一人時間差を冷静にドシャットし、僕には通用しないと性格悪いです(笑)それでも牛島は止められず、武田は烏野の理性について考え続けて下さいと願います。月島はしつこくワンチを続け田中が加点、お見合いしたので鷲匠白鳥沢の監督が怒ります

鷲匠の考えはシンプルで、高さとパワーを愛し強い選手を見出し集めるという考えです。競った試合は20‐20となり、ここで山口投入です。調子が良いのか崩しますが、それでも高いレシーブが上がれば牛島はものにしてしまうのです

たまらず烏野2回目のTOタイムアウト月島は3枚ブロックのタイミングを任せて欲しいと直訴します。澤村のレシーブは安定しており、が加点、牛島のアタックへブロック勝負です。ワンチ・そしてコースを消して抜けた先にはスーパーリベロ西谷と完璧に繋がり、と見せかけて月島で加点、トータル・ディフェンスがキマります

徐々に際立つ月島の存在感

谷地モビングっぽい猛禽類を集団で攻撃する鳥の行動と興奮します。の鬼サーブが決まりついに逆転、更に強打を見せますが、大平がフェイントで崩し天童がダイレクトです。牛島サーブで崩され、白布はツーと狡猾でセットポイントとなります。ところが田中が気張りブロックアウトでデュースに持ち込みます

INした日向月島自身のサーブが奇麗にレシーブされた場合速攻で来る可能性が高いと指示し、日向天童をワンタッチし、ここで影山は性格の悪いツー返しです。逆に烏野のセットポイントとし、混戦となる中日向の巧みなフェイントが効き囮が機能、田中が加点します

天童月島を意識し出しています。26‐25で白鳥沢がTOタイムアウトを取り、流石に焦りの色が見えます。影山はサーブ失敗し、天童に替わり瀬見が投入、ジャンプサーブからツーセッターとして機能、五色を使いブレイクで逆王手です。ところが変人速攻が決まりー理屈が通じないのは烏野こっちも同じなのです

お互いレシーブで健闘しデュースは続き、INした月島は執拗に執念深く且つ敏捷に…絶対にタダでは通さない・・・・・・・・と徹し、牛島の強スパイクをワンチし、日向がミラクルレシーブで繋ぎます。月島が100点に繋がる75点がリード・ブロックと冴えを見せるところでこの巻は終わります

まとめ

宮城1位だけあり、選手層も厚い白鳥沢、頼みの牛島だけでなく、ゲス・ブロックの天童白布瀬見の遜色のない2枚セッターとその底力が伺えます。当然マークは牛島に集中しますが、一人で打開してしまいますし、ブロックには天童がおり攻守に隙がありません

対する烏野は1年生の奮闘が光ります。天童に手玉に取られたと感じた影山はギリギリまでどこに上げるか分からないトス捌きやツーのお返し等良い意味で性格が悪いです(笑)日向のダイナミックな動きも囮と速攻で効果的です。そして何と言っても不気味なのが月島でしょう

彼はあまり感情を剝き出しにしない冷静なプレイヤーに見えましたが、内に秘めた闘志と共に非常に粘り強く執拗で、分析力もあります。仲間へ的確な指示を飛ばし、自身も相手がイラつく程の徹底ぶりでこれがボディブローのように後々効いて来ます…月島の覚醒を見届けましょう!19巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

ハイキュー!!アニメ3期はコミックス17~21巻までの内容となっています。主題歌はOPにBURNOUT SYNDROMES、EDにNICO Touches the Wallsが起用され人気を博しました

コメント

タイトルとURLをコピーしました