前回までのあらすじ
速くて追いきれない程のスピードでのやり合いとなり、悟空はフリーザ同様形態を変えられると見抜き、フロストに変身させ(悟空が第2形態を見るのは初めてなのです)、それでも更に上があると見抜いた悟空は超サイヤ人になり挑発、フロストが悟空の見知った最終形態に変身します…

フロストの仕掛け針
真の姿となったフロストと悟空は凄まじいやり合いを見せ、怒ったフロストが波動を送ると悟空も返しフロストは追い詰められます。それでも負けないと凄むフロストに格の違いを見せつける悟空ですが、意外にもパンチを受けると衝撃を覚え、そのまま場外負けを食らってしまいます
悟空はパンチを受けたら急にクラっときてさ…と言い訳します。ジャコは何かに気付いたようで、フロストの次の相手はピッコロです。ピッコロは倒せないまでも倒されもしない方法はあると気張り、お互い消耗しますが、悟空同様パンチを受けると衝撃を覚え、またしても場外負けです
ここでジャコは異議を申し立て、フロストが右腕に針を忍ばせていると主張、事実仕掛け針が見つかり反則により失格、ところがベジータはピッコロが棄権するのでフロストの相手をすると言い張り、負け判定だった悟空も復活しベジータ→悟空→モナカと決まります
ベジータは格の違いを見せつけ圧倒し瞬殺です…フロストの狡賢さからいずれフリーザのようになるかもとピッコロは感じます。続いてメタルマンのオッタ・マゲッタが登場、非常に堅くダメージを与えられず、場外を狙いますが1000トンあり持ち上がりません
ここでベジータは武舞台を破壊して足場をなくして場外にする奇策に出ます。マゲッタが唾を吐くので、ベジータが「鉄クズ野郎」と蔑むとショックを受け場外負けになります…メタルマンはデリケートで精神的に脆く悪口を言われると落ち込む性質なのです
次はサイヤ人のキャベが相手です。キャベは太陽の逆光を利用する等巧みな試合運びでベジータを翻弄、超サイヤ人になれと煽るとなった事がない、教えてほしいと言うのです。ベジータは圧倒し惑星サダラも消してやるとエネルギー波を放ち、キャベは激昂して超サイヤ人になれます
時とばし
ベジータはワザと怒らせ超サイヤ人になるコツを伝授したのです…ブルーになるとエルボーで気を失わせ、簡単に場外負けにしてしまいます。最後の相手はヒットです。ヒットはポケットに手を突っ込み、ブルーのベジータの攻撃を寄せ付けず、あのジャコですら軌道が見えません…悟空は瞬間移動か?と感じます
ベジータは気を失い負け、「時とばし」で0.1秒程時間をコントロールしているようです。ウイスもこの能力は扱え、悟空が己で解決法を見出すのもトレーニングだと語り、悟空とベジータを発奮させる為に噓をついて何でもない人間を連れて来ていたのです
事実上の決勝戦となり、例の「時とばし」で攻撃が当たらない悟空は少しずつ順応し消える直前の動きから0.1秒後の動きを予想します。動きを読ませない為のポーズという事も見抜き、超サイヤ人になり挑発するとついに手の内を見せ、動きの予想を更に予想して動くハイレベルです
「時とばし」は体力を消耗せず、悟空ばかり消耗しますが、ここでレッドになり悟空が圧倒します。これはパワーの差がつきすぎて特殊能力が通用しないのです。レベルが違うと悟ったヒットはフルパワーになり、この状態で使える「時とばし」は一回だけだろうと悟空の打突を止めます
ところが悟空はブルーになり、時とばし敗れたりと蹴りからかめはめ波を放ちますが、ヒットは避けてしまいます。悟空は自ら場外になり、モナカの戦いぶりが見たいのでワザと負けてしまいます。涙ながらのモナカのパンチを食らい、ヒットは場外負けとなり(笑)優勝は第7宇宙チームに決まります
平行世界
勝敗が決まるとそこには12ある宇宙のすべての頂点に立つ全王様が現れ、近いうちに全宇宙で勝負をやろうと悟空と勝手に決め、6つの超ドラゴンボールはビルスのものとなり「名のない星」そのものが最後の超ドラゴンボールだと判明、超神龍を呼び出し第6宇宙の地球に人間が復活します
別の時間軸で青年のトランクスは一方的に攻撃を受け街が破壊されます。アジトにはマイが待っており、ブルマがやられてしまったと話します。トランクスはブルマのおかげでタイムマシンのエネルギーが貯まったとし、暗くなったら17年前の平行世界の過去に行くと言います
現在に戻り、ブルマがジャコと平行世界について語り、新しい世界を作りかねない重罪だと話していると、子供のトランクス達も平行世界について学びます。以前ゴールデンフリーザを倒したときに「3分前からやりなおし」の能力を使って勝利したのですが、それは過去の改ざんにはならないようです
トランクスの未来では17年前は人造人間を倒す時に使った時の設定で、今は別の何かが敵のようです。夜カプセルコーポレーションに着くとそこには待ち構える敵がおり、マイだけ過去に行かせようとしますが、あべこべにマイはやられ、息の根を止めてやると現れたのは悟空のような姿です
トランクスは怒り魔閃光を放ち、剣で攻めるとそのまま連打し、剣に刺さった地面を飛ばすも避けられ形勢逆転です。逆に剣で止めを刺されそうになるとトランクスは鞘で剣を払い、タイムマシンに乗り込み寸でのところで消えます
現在にタイムマシンが現れ、ブルマの言う通り未来のトランクスが倒れており、悟空は仙豆を貰い食べさせると悟空に拳を向けます。時間の操作は重罪なものの、未来の事について聞くと、そこにはゴクウブラックという悪者がおり、タイムマシンの燃料が青の15号電気液だと分かるとブルマはうちで開発中だと言います
未来に行く算段が付き、悟空はトランクスと手合わせすると超サイヤ人3と同程度の力すら発揮、ついには悟空はゴッドになりトランクスを倒します。トランクスは未来で界王神が死んだと話し、破壊神はセットなのでトランクスの世界では破壊神はもう存在しないと判明したところでこの巻は終わります
まとめ
波乱の第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合はフロストが妙な強さを見せますが、これには訳があり、仕掛け針を使う反則を犯していたのです。勘の良いジャコはその事を見抜き、汚い手を使っていた事が判明、正々堂々と対するベジータの敵ではありませんでした
ベジータは無類の強さで一気に3人抜きし大将:ヒットの登場です。ヒットは「時とばし」という技でベジータを圧倒、敗者復活した悟空も寄せ付けませんが、悟空はその真意を悟り、看破してしまいます。結果的に第7宇宙の勝利となり、ビルスの粋な計らいで第6宇宙の地球にも人間が復活、これでシャンパは美味しい料理を食べれるのです
ここで急展開なのは未来のトランクスの再訪です。皆さんご存じの通り人造人間のくだりでトランクスは過去に戻り、一連の因縁に決着をつけた訳ですが、更にその後ゴクウブラックという悪者が悪さする世界となっており、その事でトランクスは再度未来から現れたのです
平行世界というドラゴンボール超ならではの世界観はいずれ人間がぶち当たる壁なのかもしれません。ゴクウブラックという新手の出現に、悟空・ベジータは何を思うのでしょうか?3巻に続きます…
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