「ドラゴンボール超」9巻の数々の激戦と成長譚~力の大会ついに決着!明暗を分けたのは17号の生存…新章:銀河パトロール編始動!「星喰いのモロ」現る~

前回までのあらすじ

悟空は瞬間移動でベジータと共に隠れ、その隙にジレンフリーザ17号に打撃を放ちますが、トッポディスポは助けず岩が割れ場外です。ついにジレン1人となり、ゴールデンフリーザで攻めますが、強さの差は歴然で、どうやら時間稼ぎしているのです

17号が庇い2人は浮き岩に飛ばされ、17号は意を決して自爆を選択、武舞台の半分が壊れますが、それでもジレンは残っています。仲間が1人死に、悟空は怒っても仕方ないと周りに惑わされずに気を上げ、再度ジレンと対します…

第7宇宙の作戦勝ち

悟空は「身勝手の極意」の精度が上がり、例え攻撃を受けても急所を外しダメージに残りません。余計な感情は必要ない、今オラの心はパオズ山の清流みたいに穏やかだと涼しげで、ジレンの気が膨れ上がり飛び込むと逆に悟空銀髪になり拳を入れ、完全に「身勝手の極意」を会得します

膝をついたジレンが怒り猛攻を仕掛けますが悟空は的確に入れ押しています。物凄い気功波を避けると打ち返し、武舞台に穴が開きジレンは紙一重で掴まっています。今度はジレンはカウンター覚悟の上でスピードを更に上げ、こうなると勝手に体が動いてしまう悟空が却って負担となり、修行不足を露呈します

持久戦となり、最早肉眼で見えるスピードを超え、悟空は弾き飛ばされ「身勝手の極意」が解け、ベジータが庇います。ジレンは師匠のギッチンの復活を願っており、トッポジレンが唯一達成していないのは師匠からの卒業だと話します。ベジータが挑発し、激昂したジレンに2人掛かりで対します

ベルモッドギッチンジレンに教えたかったのはチームワークだったと説きます…ジレンは仲間を頼る事が出来ないのです。2人の連携は冴えますが、ジレンはオレに限界など存在しないと気張ります。悟空ベジータは気弾で落とす事で一致し、かめはめ波とガンマバーストフラッシュを同時に放ちます

ところがジレンは倒れず、ベジータが先に落とされ、悟空も落とされようとする中、何と後方からフリーザが物凄い気弾を放ちますが、ジレンは弾き飛ばします。するとフリーザは特攻し3人とも場外、ところが死んだはずの17号は実は生きており、武舞台に残っている為第7宇宙の勝利です

銀河パトロール編

17号は気がないので誰も気づかず、爆弾装置も元はと言えばクリリンが排除していたので自爆ではなかったのです。第11宇宙も消え、1人残った17号の願いが叶えられる中、何とオレの願いは消えた宇宙の復活だと言います。この願いで全員復活し、第7宇宙のレベルも下から3番目に上がります

解散となり、フリーザビルスのプレゼントで生き返り自分の星へ、17号も自分の島へ戻ります。その後フリーザが巻き起こした事件については別の機会に語られる事となります。ーしばし時が流れ重力室で悟空ベジータが修行しているとサタンから連絡があり、ブウが謎の集団にさわられそうになっているというのです

悟空ブウを確保しようとすると銃で眠らされ、ベジータ共々宇宙船に連れて行かれます。気付くとジャコがおり、そこは銀河パトロールの本部で、メルスは凶悪犯が銀河刑務所から脱獄し、捕える為にブウの中に眠る大界王神の力が必要だと説きます

1000万年前大界王神は「星喰いのモロ」と死闘を演じ、自身の神力と引き替えにモロの魔力を吸い取るカイカイマトルを放ちモロは銀河刑務所に収監されますが、戦闘力が強大だったので死刑執行出来るものがおらず終身刑になっていました。1000万年生き続け、魔力も戻っており、大界王神の力が必要なのです

大界王神は500万年後魔人ブウに吸収されてしまっており、肝心のブウは今冬眠期で、悟空達は協力する事になり、銀河王様から銀河パトロール特別隊員に任命されます。早速マカレニ兄弟の強盗事件が発生し、惑星ジャングに向かいます

「星喰いのモロ」

ブルーオーラム様々な機械の動力源を盗もうとするマカレニ兄弟が列車で逃げる中、メルスは列車に降り立ちパスターと対します。パスターペンネと連携して積み荷を分離し残った積み荷毎逃げ出しており、悟空が止めて一件落着ですが、実はメルスがいつの間にか宇宙船に細工をしていたりと狡猾かつ高度な動きを見せておりベジータは意識します

ベジータメルス1人でもモロを捕まえられるのでは?と問いますが、モロは次元が違うと言い、偵察に出ていたクサヤ部隊がモロの居場所を特定します。悟空が気を探ってみると、今まで感じた事のないもので逆探知されかねないのでベジータを制します

モロ悟空に探知されたのに気づいています。方向等からモロの目的はナメック星のドラゴンボールだと分かります。情報提供した共犯者モロに3つめの願いでフリーザ軍のいない辺境の星に逃がして貰う事を約束し、新ナメック星が危ない中、悟空ベジータと瞬間移動で向かいます

モロは宇宙船から降り、ただの食事だとエスカを捕えますがベジータが救います。ベジータは過去の過ちを気にしていたのです。共犯者ベジータの事を知っています。ベジータスーパーサイヤ人になり一気に畳み掛けますが、モロの超能力に翻弄されます

ところがベジータは更にパワーアップし圧倒、モロがマントを脱ぎ、オレの魔力が見たいのか…いいだろ見せてやると凄むところでこの巻は終わります

まとめ

力の大会もついに決着を見ます。悟空は独力で「身勝手の極意」を会得しますが、ジレンは更にスピードを上げ逆に上手く利用してしまいます。ジレンは所謂一匹狼で、師匠のギッチンジレンに教えたかったのは実はチームワークだったのです

結局フリーザの特攻と17号の存在が決め手となり第7宇宙が勝利します。狡猾なフリーザはともかく、自爆したはずの17号クリリンに爆弾装置は取り除かれていた事もあっての生存でした。無欲な17号は全宇宙の復活を望み、ある意味恐怖だった全王様の宇宙消滅を阻止した形になります

ここで力の大会編から新しいパート、銀河パトロール編に変わります。脱獄した「星喰いのモロ」の目的が新ナメック星のドラゴンボールと分かり、救援に向かいます。意味深な描写として、メルスはまだまだ実力を隠し持っていそうなところと、ベジータの過去の過ちから来る改心が挙げられます

1000万年を生きるモロ、その魔力は強大なようで、一先ず超能力を見せましたが、真の実力はまだ分かりません。ドラゴンボールスーパーのことですから、きっと想像を超える強さを見せてくれそうです…10巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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