「ドラゴンボール超」14巻の数々の激戦と成長譚~ベジータの新技はスピリットの強制分離!ベジータの心の成長を感じるピッコロ…メルスの意志を引き継ぎ悟空、ついに「身勝手の極意」習得~

前回までのあらすじ

17・18号が助太刀し、人造人間の彼らならエネルギーを吸われる心配はありません。ベジータは未だ未完成ながら、悟空の気を掴むと今なら出来そうな気がすると瞬間移動に成功、ピバラは彼を努力の天才だと評します。ベジータが地球に現れ、モロにお前より強いヤツがここにいるとブルーで特攻します…

スピリットの強制分離

ベジータは気を更に上げましたが、モロはそれ以上の強さで、ベジータは敵わないものの何度でも向かって行きます。すると徐々にベジータの攻撃がヒットし始め、習得した技とはスピリットの強制分離だと凄みます

ベジータモロが無理矢理奪ったスピリットを解放し、モロはみるみる老けて弱くなります。同じトレーニングをしたらオレの方が遥かにセンスが良い、今回はオレの勝ちだカカロットとにやけます。吸収だ融合だ合体だってのは本来のそいつの持つ力じゃない、オレはフェアに闘いたいだけなんだと…

この解放が新ナメック星にも届き、死んだナメック星人が生き返り始めます。ピッコロベジータの心の成長に驚き、数々の悪行の罪滅ぼしをしていると説きます…悟空に出会い変わったのです。追い詰めたベジータジャコに確認し、モロも自身も地獄行きだ、先に行って待ってろと蔑みます

モロは魔力はまだ残っているとし、上空に飛び上がると宇宙船のセブンスリーを喰いバックアップを取っておいて良かったと若返り、ベジータは墜落、コピーさせておいたのは魔力だけじゃなく戦闘力もで吸収し元通り…いやそれ以上の強さになったと凄みます

ベジータの技は相手にダメージを与えなければならず、今度は攻撃が当たりません。セブンスリーの能力持続は30分だから時間稼ぎしては?と悟飯は閃きますが、力が宿主に戻り制限時間等なく、ベジータのコピーまでしてしまいます

ベジータのビッグ・バン・アタックをコピーしベジータは沈み、デンデ・仙豆を持ったクリリンが救援に向かいます。ピッコロモロの足を掴み、悟飯が気円弾で腕も封じると悟空が気功波を放ちますが、モロは失った腕を再生し悟空の胸を貫きます

天使のメルス

デンデが念話でピッコロに話しかけますが、モロピッコロの能力もコピーしているので聞きつけ、近づけないようにバリアを張ってしまいます。クリリンも近づけません。ピッコロは却って好都合だとバリア内で自爆しようとしますが、モロに気付かれ魔貫光殺砲で貫かれます

残すはジャコのみという中、バリアに穴が開き、デンデは中に侵入出来ます…ウイスの仕業です。追い詰められたジャコが銃を撃つと、同時にメルスも弾丸に自分のエネルギーを込めて放ちます。メルス悟空の修行の最後の仕上げをしに来たと言い、モロメルスの正体は神のたぐいだと悟ります

傷ついた悟空達を別の場所に移動させ、デンデが回復します。ビルスは地球のご馳走を守る為だとウイスブルマのところへ向かいます。回復した悟空メルスは天使なので修行以外で闘うと消えちまうと慌てて向かいます

悟空は「身勝手の極意」’’きざし’’で挑みますが、メルスは完成まではあとはきっかけひとつなんですと告げ、能力を吸収しようとするモロの腕を斬ります。モロのコピー能力を次々破壊し、天使であるメルスは銀河パトロールに身を置く事で正義の感情が芽生えたと言います

「身勝手の極意」習得!

この平和の銀河を失いたくないと感じたメルスはついに身体が透けて来て、悟空との修行でかわした言葉を思い出しながら特攻、気弾をすり抜けモロの額を割ると、ワクワクがつまったこの宇宙を…守って下さいと告げ消えてしまいます(メルスウイスの弟だったのです

悟空は1人で闘っている訳じゃないと悟り、メルスの意志を引き継ぎ銀髪になり「身勝手の極意」を習得、非常に落ち着いており、モロの攻撃をことごとく避け精度が上がっていきます。体が勝手に判断して攻撃を避けており、怒ったモロはフルパワーとなりますが、悟空は軽く操ると上空へ強烈なアッパーを放ちます

ビルスはあの闘い方は神そのものだと語り、モロは最期の足掻きをしますが悟空は微動だにしません。ついにはモロは命乞いを始め、悟空ジャコモロは死刑なのか?と確認すると、銀河パトロールのマークの入った服を千切りここからは地球人としてあいつと闘わせてくれと凄むところでこの巻は終わります

まとめ

ベジータが習得した技はスピリットの強制分離で、元々吸収だ融合だ合体だってのは本来のそいつの持つ力じゃない、オレはフェアに闘いたいだけなんだという持論を持っていたのです。DBドラゴンボールシリーズの魅力は勿論こういった変化による力の倍増ですが、ベジータはここでも常識人ぶりが光ります

ピッコロも語っていましたが、数々の悪行の罪滅ぼしをしている…悟空に出会い変わったのだと感じられます。普通悪を倒し息の根を止める事が勝利という構図ですが、悟空は一貫して悪から改心したらより良い世界だろう、その方がワクワクするという普遍的な考えを持ちます

悟空に感化されて改心してきた仲間の多さを考えると、突拍子もない事を思いついたり、修行バカだったり、どこか詰めの甘さが目立つ悟空も根底では相手の事を信じている節がありそこがDBドラゴンボールシリーズ全体に貫き通される理念であり、作者の想いなのかもしれません

メルスは逝き、意志を引き継いだ悟空モロの死刑は確定している為、自身の銀河パトロールのマークを引き千切り、ここからは地球人として闘わせてくれと凄みます。悟空の真意とはどんなものなのか…15巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

ドラゴンボールスーパードラゴンボール無印)のその後を描いた作品ですが、オリジナルストーリーのアニメとしてドラゴンボールGTが先に描かれている点も重要です。今観ても色あせない名作で、主題歌等とても懐かしい気持ちになれる秀作です

コメント

タイトルとURLをコピーしました