前回までのあらすじ
ビルスはあの闘い方は神そのものだと語り、モロは最期の足掻きをしますが悟空は微動だにしません。ついにはモロは命乞いを始め、悟空はジャコにモロは死刑なのか？と確認すると、銀河パトロールのマークの入った服を千切りここからは地球人としてあいつと闘わせてくれと凄みます…
ここでも悟空の詰めの甘さが…
悟空はクリリンから仙豆を貰うと、何とモロにも渡し、全快してジャコに銀河刑務所に連れて行って貰えと言うのです!案の定全快したモロは悟空を襲いますが指が身体を通らず痛め、悟空は最後の諭しをしますが、モロは斬られた腕（コピー能力あり）を掴むとメルスの力を宿します
2人は両拳を突き合わせ、凄まじい衝撃で大地が割れます。地球が傷つくのを恐れた悟空は飛んで場所を変えながら闘います。モロは体が天使の力に耐えられず抑え込もうと肥大化してしまい、悟空は自らを鍛えてこそようやく会得できる技だと限界を指摘、ウイスは今すぐトドメをさせと釘を刺します
モロは更に肥大化し、何と地球を自分の体にしてしまい運命共同体です。モロは地球のエネルギーも吸い始め、無数の腕を地中から伸ばし悟空を襲います。ビルスが何とかしようとすると大神官から呼び出しがあった為、ウイスは悟空に再びモロの額の水晶を破壊しメルスの力を消し去るしかないと助言します
更に肥大化し水晶が額に埋め込まれようとする中、ベジータはスピリットの強制分離で水晶を押し戻し、その隙に悟空は無数の腕を避けながら顔に特攻します。あと一歩のところで肉壁に阻まれ、エネルギーも吸い取られてしまいます
モロ消滅！大団円
ピッコロはベジータに強制分離の逆で皆の気を悟空に送る案を思いつき、悟空はブルーにまでは復活しますが銀髪には足りず、額に届きません。万策尽きた…というところで、物凄い神力が集まり、大界王神はウーブが神力を持っていると見抜いたのです
この強大な気で悟空も巨大化し、腕を剥がすとモロの額を砕き、モロはメルスの力が無くなり消滅、地球は無事です。大界王神は天界に戻り魔人ブウとなると記憶が無くなりいつものブウです。サタンの家で宴会となり、エスカは新ナメック星に戻りドラゴンボールでモロにやられた星々や人々を再生し大団円です
今回のモロ討伐を祝してセレモニーが開かれ、銀河王にメダルを授与されますが、そこにメルスもいるのです!これは界王神が掛け合って天使としては一旦消滅し人間として再生させたのです。ペナルティとしてビルスは全王様達の遊び相手となり、悟空は銀河パトロールの任務を終えます
フリーザを憎むグラノラ
モロが爆発した噴火口から微弱な救難信号がキャッチされ、ジャコ達が向かいますが、セブンスリーの首は回収された後でした。数か月後、ゴイチはデータのコピーに成功しますが、そこをグラノラが襲撃、本物はOG73‐iなので、それを探しながらどんどん複製を倒します
部屋の奥には本物が上半身まで復元されています。ここで回想となり、廃墟の街で大猿が襲って来たところでグラノラは目覚め、OG73‐iを盗みます。フリーザ軍とサイヤ人を憎むグラノラ、何か訳アリのようです
一方悟空は「身勝手の極意」でウイスと修行しますが、まだウイスの方が上です。～極意が使えると言ってもむしろスタート地点で悟空→メルス→ウイス→大神官様とより精度の高いものとなりまだ修行の余地があるという事です
逆にビルスは～極意だけが神の技ではないとし、ベジータは破壊神が得意とする技の教えを請いますがビルスは修行を付ける気はありません
グラノラはエレクにOG73‐iを引き渡し報酬を貰います。エレクは世の中カネと情報だと説き、フリーザ復活で情勢が変わったと嘆きます。グラノラはフリーザに復讐がしたい為荒れますが、ガスに取り押さえられ、エレクは時を待てと冷静です
グラノラがガスより強くなる事を恐れたエレクはリスクヘッジはビジネスの鉄則だとワザと情報を流しフリーザに殺させる気です。エレクはOG73‐iからズノーとかいう究極の情報屋の居場所を突き止めたいようです。グラノラが帰るところでソシルダが賞金を奪おうと襲って来ます
空の宇宙船に呼び込みグラノラは巧みに遠方から狙撃します。シリアル人は狙撃に特化した右眼を持っており、グラノラの能力は桁違いなのです。一掃しグラノラは死んでいったシリアル人の為にフリーザ打倒を誓います。予言魚が第7宇宙のバランスが変わる…間もなく誕生するぞ…宇宙一の戦士が…と呟くところでこの巻は終わります
まとめ
完全に優勢だった悟空ですが、ここでも相手の心根を慮るあまり仙豆を喰わすという失態を犯し、またしても窮地に陥ります。漫画的にはお約束展開であり、もうひと盛り上がりするので構わないのですが、悟空のこの甘さは本当に諸刃の剣で周りの人にはいい迷惑でしょうね（笑）
地球と一体化してしまったモロにエネルギーを吸収される中、ベジータの強制分離の逆からウーブの凄まじい神力で悟空は復活、ついにモロは消滅します。ウーブは悪い方の魔人ブウの生まれ変わりで、DB（無印）最終巻でも語られていた通り未知の力を持っており、今後も動向が気になるところです
大団円を迎えますが、ここでもジャコの見落としからOG73‐iを巡る新章に突入、主要人物のグラノラはフリーザに恨みを持っているようです。このように、様々な伏線が必ず今後の物語に活きてくる構成もDBシリーズの醍醐味と言えるでしょう。16巻ではどんなお話が待っているでしょうか？
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