前回までのあらすじ
「ムードアップ蓄音機」から「ソードペンけしごむ」でナイスアシストのタルのお陰で腕を組み、仕上げの「矢あほれたくん」をタルは何発も打つと多くの女の子が本丸に惚れ浮かれます
伊代菜は呆れ去り、魔法も10分で切れ女の子達の彼氏にボコられ、結局伊代菜に膝枕され今日は最高の日だったというオチです…

りあ・キナカーモ 至上の愛の物語♡
昔話で悟助という正直な男が一人住んでおり、庄屋の蔵が焼け悟助は家宝を取りに行き「蚊」「本」を取って来る鈍い奴です。例の呪文からりあ・キナカーモが召喚され、願い事を一つ叶えてやると言われ、お嫁さんが欲しいと頼みます。「矢あほれたくん」を出され、弾みでりあに矢が刺さります
りあは悟助に惚れ、幸せに暮らしますが、庄屋が嫉妬し年貢を30倍にし納められなかったらりあを差し出せと言われりあは了承します。無理難題ですが、りあの魔法で180俵の米を納め、庄屋になった悟助と末永く幸せに暮らしました…と思いきや、りあの魔法は10日しか持ちません
りあは正気に戻り悟助の下を去りますが、その優しさは忘れられず涙が止まりません。その後悟助は人情深い器量よしの娘と結婚し、名庄屋として幸せに暮らしました
松っつあんのたこ焼き
本丸はタルとたこ焼きを買いに行き、「いたいのいたいのとんでけ」の呪文で痛みも無くなります。的屋の松っつあんのたこ焼きは絶品で、タルはほとんど食べてしまい本丸は怒ります。松っつあんはタルにサービスしますが、兄貴の言う事を思い出し心を鬼にして二人を追い返そうとします
すると先生が通りかかり、松っつあんは惚れサービスします。兄貴に殴られますが、例の呪文で兄貴に飛び火し松っつあんは先生に恋します
累に意地悪される本丸は仕返ししたくてタルから「善悪ん」を授かりますが掛け方のせいで悪い所ばかり浮かんでくる危ういものです。本丸は口喧嘩で累に勝ち、終いにクラスメート皆を罵り一気に嫌われます。伊代菜まで罵倒する本丸、心が痛み「善悪ん」を逆に掛けます
すると相手の良い所ばかり浮かんで来る逆転現象が起こります。不良に絡まれた伊代菜達を助け、じゃば夫にも親切にします。原子をフケ顔だと言った事を後悔し、「たまてばクリーム」をパックして寝ると本丸は顔だけフケ顔になり、昨日の件もあり異様にモテるのでした(笑)
ついていない本丸に「小運好」を付けるとラッキーな事が起こりまくります。タルは「うんこシリーズ」が沢山あるとし、大きい奴なら更に効果が大きいと踏み持ち出します。ところが不運が続き、それは「大運凶」だったのです。命の危険すら伴う悪運に「うん逆んーⅢ世」で逆転し助かります
りあは運は自分で切り開くものと説き、運命は自分の努力で変えられると諭しますが、本丸は本物のうんこを頭に乗せる未熟者です(笑)
先生に惚れた松っつあんは授業にも現れ、算数の問題が解けず恥をかきます。汚名返上の為に先生のピンチを助けさせる事にし、「韋駄天足ん」を履かせ先生のバイクを人格化します。案の定バイクは暴走し、松っつあんは追いつきますがバイクは止まりません
結局川に落ちるところを松っつあんの活躍で助かり、寒い冬に松五郎の心は春が来ます
クリスマス会
髪が伸びた二人は床屋に行き、タルは坊ちゃん刈りを気に入ります。タルは時間を止め本丸の髪を切るとメチャクチャにしてしまいます。時間が過ぎタルの仕業と悟った本丸は仕方なく丸刈りにし、完全に怒っています。タルの「ふえふえっくん」で髪は伸びますが、家族全員うんこ巻き髪になってしまいます
タルの魔法は10分で切れる為更に遊びますが、本丸は丸坊主の事をすっかり忘れていたというオチです
クリスマス会でプレゼント交換する事になり、本丸は自作のツリーにしますがタルに壊されてしまいます。りあが何とかすると言ってでかいもみの木に飾りを付け魔法で小さくし緻密なミニチュアが出来上がります。翌日歌に合わせてプレゼントを回しますが、じゃば夫が引き当ててしまいます
しかし10日経つと元の大きさに戻り机を壊されじゃば夫は怒ります。本丸はタルの真似をしじゃば夫に擦り寄り、キモがられその場は収まり、伊代菜の為に作ったブローチは壊されましたが想いは伝わります
正月に「しょうが」「あつーっ」とギャグをかましご機嫌なタル、じいちゃんにお年玉で札束を渡され喜びます。松っつあんのたこ焼きをたらふく買い、伊代菜が現れ羽子板をする事になります。振袖姿の伊代菜とりあの色気にたじたじの本丸、タルは伊代菜の羽を剛速球にする…と「風々うちわくん」を振ります
ノーパンのりあが拝め、スケベだと蔑まれますが、お正月ということで許しを得て、登場キャラ勢揃いで「あけおめことよろ」したところでこの巻は終わります
まとめ
冒頭の昔話は何とも心ほのぼのとする内容となっています。本丸やタルの出番はなく、りあのみの出演となりますが、心温まる感動話としてアニメでも印象深い回です。本丸とタル中心のドタバタ劇が基本ですから、たまにこういった内容があるとより楽しめますね
タルのたこ焼き好きから松っつあんが登場、同年代のたこ焼きのくだりといえばろくでなしBLUESを思い出しますが、同じジャンプという事もあり何か通じるものを感じさせます。今でこそ見なくなった的屋ですが、当時のたこ焼きブームにまじかる☆タルるートくんは一役買ったかもしれません
クリスマスやお正月等季節の事柄も含め賑やかな内容の今巻、学園ものの為イベント系は毎回楽しいものとなります。8巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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