「GIANT KILLING」50巻の数々の激戦と成長譚~国際大会での活躍は海外移籍の近道に!準々決勝:UAE戦は開催国・大アウェーで椿驚愕…イスマイールのFKでUAE先制~

前回までのあらすじ

孟盛モンシアンが下がり、一方日本の3人目は花森です。ウルグアイ戦でも良い連携を見せた3人は躍動、花森のゴールも生まれ4-0と圧倒的強さでグループリーグ3戦全勝で首位突破します…

海外移籍の可能性

大勝に加え無失点試合クリーンシートという見事な内容でブランの無敗記録は続きます。モレッティを立てるのが上手いブランはそうやって幾人ものクラブオーナーをたらし込んで来た訳です。お互い決勝トーナメント進出ですが、ブランある事実・・・・にまだ気付いていません

珍しく黒子に徹する夏木に2アシストだと煽てられても椿は謙虚でハードルが高くなってももっと出来る気がしてくると自身が伸びていると実感、つい大口を叩き夏木は俺も試合に出たかったと前言撤回します(笑)試合後UAEが躓いたお陰で準々決勝の相手が開催国:完全アウェーでUAEと決まります

ETUは練習で代表戦での椿の活躍を目の当たりにし世良は嬉しさと共に悔しさもあると感じ、杉江は自分のモチベーションの為にも素直に応援すりゃいいとし緑川も納得です。笠野は来季の会長就任に前向きで、このクラブの幹になると決心、達海の言葉に泣かされます

アブダビに移動したA代表はアルアインとの気候の違いに戸惑います。ここで3つ勝てば優勝、椿が燃えていると寝ている花森を踏みかけ、花森は相変わらず陰気でそこを椿が徹底した疲労回復術だと勘違いし窪田含めた3人はなんだかんだ仲が良さげです

藤澤・久堂・後藤の密会ではブランの海外移籍後押しについて秘密裡に語られ、目玉は志村・岩淵とU-22世代とし、次のゲームのスタメンがブランの考えるベストメンバーだと読みます。相手は準々決勝UAE準決勝オーストラリア決勝韓国が予想され、インパクトを残せば海外移籍もあり得ると期待します

準々決勝:大アウェーUAE戦

達海笠野と彗星の如くスターダムに伸し上がる若手も居ると特に椿に期待し、もう一段階突き抜けてもおかしくないとします。完全アウェーでスタンドが真っ白な異空間に流石の椿も初めての事で圧倒されます。花森は相変わらず我が道を行く調整ですが、椿はその言葉に心にひっかかるものが多いと学びます

ロッカーでブランは敢えてプレッシャーをかけ勝てば天国・負ければ地獄でしびれる展開だとし、このギリギリの勝負を楽しんでこようと選手を送り込みます…椿はスタメンです。志村は相変わらず頓珍漢で椿の緊張も和らぎます。代表常連を差し置いてスタメンを勝ち取り藤澤椿ブランのチョイスに入れてると感じます

久堂スター選手は時代や世界を変える決定的なプレーの瞬間居合わせる奴だと語り、椿がそうなってくれる事を期待します。一方観客の声援はエース:イスマイール一色でUAE史上最大のスーパースターです。ついに試合が始まり、日本代表のラウンド8は大アウェーの中での戦いです

この試合サプライズは中国戦でCB起用のベテラン古谷31歳を初めてボランチでエース封じという秘策です。UAE監督マチューはこの秘策にもシステムは予想通りだと動じません。サイドへのパスコースをやたら切ってくるUAEに志村は中央花森を選択、ファウルは流されイスマイール古谷が潰しお互いエース封じです

エース:イスマイールのFKでUAE先制

ブランマチューはフランス人でブランは彼の才能を買っています。UAEは堅守で、逆にイスマイールから強引にコーナーを捥ぎ取ります。UAE代表の9割は国内強豪2クラブの選手で構成され、その片方のクラブを昨年まで率いていたのがマチューなのです…かつてフランスの育成年代では有名な指導者でした

マチューはフランスのクラブ監督で結果が出ず干されかけた際UAEからオファーが届きそこでイスマイールと出会い6年、代表監督として手腕を振るいます。UAEは戦術で敢えて守備的な古谷にボールを握らせてパス精度と展開力を鈍らせる魂胆です。達海マチューと選手の信頼関係は相当なものだと評します

イスマイールから早い展開でピンチも城島が防ぎ逆に花森岩淵の連携から最後は桐生のヘッドがバー直撃です!セカンドを椿が拾い花森のシュートはGKに阻まれ流れはまだUAEにあります。城島ファウルで最高の位置でUAEのFK、星野は狙いはニアだと読みます

星野の読み通りのキックでしたが威力が強く手を掠めエースイスマイールの得点でUAE先制です!結局前半0-1で折り返し、日本は暑さの消耗で移動での体調順応の差が出たと思われます。マチューは士気高く選手を鼓舞し、冷静なイスマイールブランは下位クラブでこそ輝くタイトルとは無縁の監督だと酷評します

一方日本ロッカーでは星野が吠える中ブランが冷静に分析し、八谷投入で志村との連動を期待し、百獣の王として王者なら必ず獲物を仕留めてくるんだと送り出すところでこの巻は終わります

まとめ

所属クラブでの活躍は勿論、代表での国際大会での活躍は海外移籍への格好のアピールの場となります。常にギリギリの勝負の極みに身を置く選手はステップアップの為に結果を残すと意気込みは尋常ではなく、これが厳しいプロの世界に身を置ける強靭なフィジカルとメンタルたる所以です

くしくもフランス人監督対決となった準々決勝:UAE戦は開催国として大アウェーの中異様な雰囲気での試合となり、流石の椿も圧倒されます。監督もそれぞれ経歴があり、下位クラブでジャイキリは起こせるもののタイトルとは無縁のブラン、育成年代では結果を出せたマチューとそれぞれです

拮抗した締まった試合となりますが、お互いエース封じに躍起となり、一瞬の綻びを大エース:イスマイールの直接FKでUAE先制です!ブランは王者としてのプライドを語り、八谷投入で志村との二枚看板でパス精度の向上を図ります…沈黙した椿の巻き返しに期待しましょう!51巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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