前回までのあらすじ
<番外編 席替え>
月一の席替えでまたしても高木さんが隣です。今日こそ高木さんをからかってやると「好きです」と書かれた紙を渡します。上方に小さく「みそ汁が」と書かれており、照れてると思いきや逆に「私も好き」と渡され慌てる西片、実はこれにも小さく「みそ汁が」と書かれてあったのです
実は高木さんは視力が良く、眼の悪い西片の隣になりたいからウソついてるとからかわれる日々は続きます…

肝試し・質問・背比べ
<肝試し>
休日に高木さんと待ち合わせした西片は私服姿に見惚れまるでデートだと感じます。昼間から肝試しする事になり、トンネルに幽霊が出るらしいと言われ、ビビりながらドラム缶を見ると驚かされ西片は慌てます。お返しに壁から手が抜けないと驚かせようとしても高木さんは素知らぬ顔です
トンネルから出るとある兄妹にカップルがデートしてると言われ照れる西片、帰りもまたトンネルを通る事になりうんざりです
<質問>
大人っぽく振舞う西片、映画「西部のダンディ」を意識しますがわき腹を突っつかれダンディには程遠いです。質問ゲームをする事になり、高木さんは「私の好きな人誰だと思う?」と問い困惑する西片はズドンされます(笑)「このクラスにいると思う?」と問い答えを間違ってもズドンなのです
弱点は西片を見るとからかっちゃうところだと悪びれない高木さんです
<背比べ>
電柱にぶつかったところを見られなかったとホッとする西片、背が伸びたと言われ、高木さんはあまり変わってない気がすると言うとセクハラだと言われます。神社で背比べする事になり、背面だと背伸びされるので向き合ってみると西片の方が高いです
体おっきくなって電柱にぶつかっても大変だしと実はそれを見ていた高木さんです
席替え・英訳・逆上がり
<席替え>
悪戯を用意した西片ですが、席替えすると分かり隣じゃないと出来ないのでHR中に仕掛けるつもりです。くじを引き席が決まると真野ちゃんが落ち込んでおり、中井君が近くにいない事で沈んでいます。ところが上手く2人は前の席に入れ替わり、流れでまた隣同士となる2人です
<英訳>
ぼーっとしていた西片が先生に指され、高木さんの言う通り「16」と答えると英語の時間なのです(笑)高木さんに日ごろの仕返しを企んでいるとバレており、西片は意識を授業以外に向かせて指された時答えられなくするつもりですが、高木さんは難なく答えられます
高木さんは西片の事ばかり考えてると言い照れる西片がまた指されます
<逆上がり>
勝負事に敏感な西片は鉄棒で勝負を挑みます。スカートなので見たら負けという高木さん、西片は何とか逆上がり出来ます。イカサマしてるのでは?とつい見てしまうと高木さんは短パンを履いておりイカサマしておらず西片は負けを認めます。短パン履いてたなら見なくても…と感じると「エッチ」と言われてしまいます
わき腹・習字・尾行・おまけ
<わき腹>
わき腹が弱い西片は自転車を押す高木さんに隙があるとし笑った方が負けという勝負を挑みますが高木さんはわき腹が強いのです。更にツンツンしたらセクハラになるのでは?と墓穴を掘り、距離を取ると変顔で笑わされます。罰ゲームでわきツンしてと言われ、案の定こそばゆくない高木さんです
<習字>
好きな言葉を書くよう言われ、お互い相手に求めてるものを書かない?と提案されます。高木さんは「現状維持」、西片は「我慢」と書き、攻めて来た高木さんに仕返しで「優しさ」と書きます。ところがその優しさを見せる高木さんに思い直し「オレをからかわない」に書き直します
高木さんは「ほっぺに墨ついてるよ」とゴミが付いてると頬を触れた際こっそり付けていたのです!
<尾行>
女子3人組が駄菓子屋に寄ると2人がおり、ユカリは羨ましがりますが他の2人は気付いていません。3人組は尾行を始め、もっと色っぽい話をしているに違いないとしますが、尾行がバレ逃げられてしまいます。西片は密着状態に照れ、神社まで競争する事になり、3人組は色気より食い気というところでこの巻は終わります
<おまけ>
例のトンネルでカップルだ!と言った兄妹、別の女の子が告白の返事まだ?と男の子に問い、オレはお前が好きなんだと答え、女の子は他の子からの告白の返事を待っていたのに…と帰ります
まとめ
特に共学の場合席替えは一大イベントです。隣の相手が誰になるかでモチベーションも変わってくるでしょう。高木さんのからかいから解放された…と思いきや、やはり隣が高木さんじゃないと寂しい西片、前方の席に替わろうとしますが上手くいかず凹みます
すると中井君と真野ちゃんの企みから上手く入れ替わりまた隣同士となった2人、やはりお似合いですね。設定的に隣同士じゃないと話が進まないだけに、このお約束には一種の安堵感があります。前巻の<番外編 席替え>をこのようにブラッシュアップして巧妙に描かれています
年頃の中学生という事もあり女子3人組の中で一番恋愛に敏感なユカリですが、他の2人は色気より食い気です(笑)恋バナをして盛り上がりたいところですが、彼女達にはまだ早いのかもしれませんね。おまけの兄妹と別の女の子のくだりも年頃の男女のすれ違う描写が巧みで心に残ります。4巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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