前回までのあらすじ
<約束>
自転車で高木さんを見つけ驚かそうとすると気づかれ夕飯のおつかいの品を運ぶの手伝ってと言われます。夏祭り誰かさんが誘ってくれたら一緒に行きたいと高木さん、ワザと宿題は進めていないようで明日一緒に図書館で宿題をする口実とします。家まで送ると西片は意を決して夏祭りに誘います!
高木さんは大喜びしジュースを大量に渡し、後程木村達にあげ釣りも気がそぞろな西片です…

バレンタイン①・②・けん玉
<バレンタイン①>
今日はバレンタイン、意識する西片達男子はどっと疲れ、女子の一挙手一投足に翻弄されます。下校時下駄箱にチョコが入っており、高木さんは入れたのが誰か知っていると言うのです。「チョコあげる」と義理チョコを貰い、高木さんは「こっちはね」と意味深で、下駄箱のチョコが誰からなのかでからかわれます
<バレンタイン②>
ミナは皆にチョコを配り真野ちゃんはその性格に憧れます。先生に没収され真野ちゃんが恐れる中高木さんに聞くと下駄箱に入れたと淡白です。友達といる中井君に意を決して声を掛けますが、なかなか渡せずイライラします。悪気のない中井君は追いかけ鈍感と言われ謝りチョコを受け取ります
すると先生に見られ、中井君は貸していた本だと言い張り何とか切り抜け真野ちゃんは無事渡せます
<けん玉>
西片はけん玉で下手を装っていますが一週間みっちり練習しており、実は上手い事を自慢したいのですが高木さんはノッて来ません。散々煽ってもノッて来ず、ルール決めていいと言うとやっと乗り気になり5回中1回でも成功したら勝ちと決まります
下手な演技はバレており、高木さんは1回で出来てしまいます
自転車・保健室・体育倉庫
<自転車>
今日は自転車じゃない高木さん、散々からかわれ理由を当てたら勝ちとし、ブレーキの効きが悪いと言っていた事を聞き逃しませんでしたが、間違った時点で西片の負けと言われ躊躇します。高木さんは階段を登りネコが多く、混乱させる為でやはりブレーキの故障が答えだと西片は自信げです
不正解で、答えは2つ用意しており、本心は西片と手を繋いで登校したかったのでした
<保健室>
西片は体育で転んでケガをし、保健室に先生がいなくてそのままにしていた為高木さんが処置してくれる事になります。いたずらしそうで、西片が「痛い」って言ったら負けとなり、消毒を受けると痛くなく勝ちを確信しますが上手く「整体」と言わされ「せいたい」で負けです
外が賑やかな中2人っきりで授業さぼる?と散々からかわれる西片です
<体育倉庫>
体育の片づけがたまたま2人となり、体育倉庫のドアをワザとらしく閉めると開かなくなったと嘘を付きますが逆にビックリさせられ、怖がらせバトルが始まります。仕掛けを作ると高木さんにあんまり遅くまで2人でいると何してたの?と勘違いされると言われ恥ずかしいので諦めます
ドアが開かない嘘もバレており、実際開けてみると開かなく、高木さんの仕業でした(笑)
雪だるま・氷・水切り・おまけ
<雪だるま>
5年ぶりの大雪に空地で雪だるま勝負となり、西片は実は得意なのです。30分で道具を使うのはナシ、いい雪だるまを作れた方が勝ちと決まり、デカさの勝負ではないのです!高木さんは小さく可愛い雪だるまを作り、とにかく大きさにこだわる西片は雪玉が重すぎて重ねられず負けです
結局2人で乗せカップルか親子のように見える雪だるまです
<氷>
寒くて氷が張っており、校門まで大きい氷持っていった方が勝ちという勝負をします。日頃の鍛錬で指に自信のある西片は大きな氷を抱えますが、高木さんが負けた方が勝った方の手をあったかくすると言うので油断して氷を落としてしまいます
罰ゲームが始まり高木さんは手を出し西片が照れると「カイロちょうだい」と散々振り回します
<水切り>
夏、河原で水切り勝負となり、最高15回と嘘を付き、高木さんは「そんなもんかー」と冷めています。新記録を出さねばと気張る西片は「私は30回…」と言われ油断し失敗、「…くらいさせたいけどいつも3回くらい」と悪びれません。ジャマする前に投げられ高木さんの勝ちです
もう一度勝負となり何とドンケツしてしまい咄嗟に手を繋ぎ逆にズブ濡れになる西片、勝負の前に手繋いだら西片の勝ちねと言われていた事を思い出し、それでも意地を張るところでこの巻は終わります
<おまけ>
放課後校舎裏に呼び出された西片、何の用事だと思う?と問われ、明らかなのでチョコ?と返すと正解で貰ってくれる?と高木さんです
まとめ
先述していた通り、きちんとした回として<バレンタイン>が描かれます。学園ものお約束の展開ですが、このドキドキ感は学生ならではのもので、先生や同級生の目を盗み意中の人に想いを伝えるという勇気がいる訳で、特に真野ちゃんは念願叶って良かったですね!
今巻は特に冬にスポットが当てられ、<バレンタイン>の他にも<氷>や<雪だるま>等冬にまつわるエピソードが癒してくれます。何かと勝負となりがちですが、高木さんは伏線を張っている場合が多く、後から納得する展開で更にドキリとさせてくれるのが流石です
<保健室>や<体育倉庫>等2人っきりになれるシチュエーションも実は学校には結構あり、年頃の男女はドギマギしてしまうものです…こういった学校での何気ない日常にスポットを当て、毎回工夫して描かれる訳ですから、全20巻の為作者の慧眼と気苦労が伺い知れます。9巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
アニメ2期も引き続きED曲は高木さんが有名曲をカバーしており、毎回どんな曲を歌うのか非常に楽しみになりますね!
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