前回までのあらすじ
実はメロとニアはライバルだったのです…メロには邪魔な者を殺し一番になる野望があります。ジョンはニアに指示を仰ぎ捜査本部と協力し合う事になります。すると犯人から電話があり、ノートの交換を死んだ長官ではなく粧裕と行うと言うのです!局長は自宅に電話しますが粧裕はまだ帰っていません…

粧裕奪還作戦でノート損失
次長になった夜神、逡巡する中、ライトは冷静で長官はキラが殺したとします。ライトは狡猾に立ち振る舞い大事とせず自身の発言からキラではないと証明もします。ライトは今人間界の物になっているノートは3冊とし、何としても誘拐犯…アメリカ警察を封じ込めると決心します
長官殺害の報でニアは大分キラが絞り込めたと言います。犯人から粧裕は今LAにおり、2日後までにレイクホテルに泊まれと指示、次長は小細工せずに行きたいとし、ライトはLとして指揮を担います。ライトはニアに協力を求めますが、2代目Lと言われ、SPKの7名程はLの死を知っています
Nは捜査協力はするが指揮はLに任せるとし、目的はあくまでノートを取る事・キラを捕まえる事です。捜査本部ではライトがミサと共に先に現地入りし、時間差で最後に次長が向かう事になります。次長に空港で男が接触、別便に乗せられ空路を外れハイジャックです
相沢が見守り随時連絡は入りますが後手に回ったライトはNに連絡、ミサの目の力で同乗の男をザックと特定します。次長はこの機に関する全ての報道を各機関に止める様指示し、ライトは対応に追われます。粧裕の現在の映像から彼女の腕時計が日本時間のAM2:42という事は分かります
機は砂漠に不時着し、次長のみ降ろされ、地下の入り口が現れます!そこには粧裕がおり、回転扉でノートと交換する手筈です。本物のノートか試され事実確認されるとライトはヘリで後を追おうとしますが、Nはレーダーでは追えないミサイルが発射されようとしていると気づきます
ワイミーズハウス
予想通り接触犯のヘリは爆破されノートはミサイルの方と思われ、先程の機で次長と同乗した男が心臓麻痺で死に、機長も亡くなります。何とか無事な次長はもう警察庁にいる事は出来ないとし、LA市警でNが2・3質問をします。ミサイルはNY湾沖12マイルで部品の一部が散乱、これでノートを見失った事になります
Nはライトにノートを取り戻す策を授け、次長に犯人が板チョコを食べていなかったか?とまで特定しており、その慧眼に恐れ入る中、リュークの元に別の死神が現れます!ノートを返してと請われ、リュークはややこしい事になっていると誤魔化します
死神は複雑な経緯から面倒な事になっていると感じ、リュークと同行します。Nはライトが無能だとし、自分達で誘拐犯とキラを捕まえると強気で、ライトが思案しているとN以外のSPKの主だった者が粛清され、仕方なくライトと協力してノートを取り戻しキラを捕まえる事に同意します
この事件に絡んでいるのは通称メロと判明、ワイミーズハウスという養護施設出身で第2のLを育てる施設だと分かります。N=ニアでメロと共にLの後継者である事から、ライトはまだLと戦っているとゾクゾクします
第3の死神
次長にメロから電話があり、ライトは敢えて「分からない」で押し通せと指示、現在のLは誰か問うので松田が機転を利かせ自身の本名を明かし、その無能さからメロも傀儡だと納得します。次長の妻は田舎に隠居を考えます
Nからノートに関して知っている事を敢えて曖昧に答え優位性を保ちたいライト、あっさりとニアだと明かされこれは「私がLです」と言っているのと変わりありません。ニアはメロがどちらが早くキラを捕まえるか競争をしているとします
メロは大統領を脅し、もう1冊のノートを取った暁にはそのノートを渡し代わりに特赦を要求、メロ有利に展開します。大統領はライトに連絡し、ノートから逃れる方法はないかと問い脅されているのです。メロに脅されている事から情報を共有、ハッタリまでかまし大統領を誘導します
ミサは犯罪者粛清をしながら名前しか見えない人物を見つけ、ライトはどう見てもメロではないとし、大統領からの特殊部隊を踏み込ませノートを取り返し世界トップの探偵はLでデスノートで世界を変えるのはキラだとほくそ笑みます
FBIも捕まえられていない組織に的を絞りスナイダーを抑える腹積もりのライト、そこに自身のノートで上手くスナイダーを誘導し居所を手紙で送らせ把握し特殊部隊を待機、アジトに突入させますが死神がヘルメットを飛ばしメロ側のスナイダーに特定させノートに書き殺していきます
シドウもライト越しにスナイダーを特定、真のアジトに居るメロ達に自身の姿を見せメロは流れからスナイダーに目の力を手に入れさせシドウに見張りさせます。殺された手口等からライトはレムじゃない死神がいるとし、リュークから経緯を聞きミサの危うさと嘘ルールの露呈を危惧します
脱出したメロ達、大統領に電話を掛けますが出ず、死んでおりメロはSPKかLの方か…それとも…と思案するところでこの巻は終わります
まとめ
粧裕奪還の為に苦心の夜神親子は奮戦しますが、犯人側が上手で結局無事だったものの肝心のノートは失う羽目になります。ワイミーズハウスという養護施設出身で第2のLを育てる施設にいたメロとノア、メロは悪い意味でその鋭い頭脳を発揮しライト・ニアとの高度な駆け引きが続きます
ライトにはミサという目の力も持つ第2のキラの存在がある為優位でしたが、メロはスナイダーからシドウを見せられた事から熟考しスナイダーにも目の力を手に入れさせ同等となります。大統領・SPKとの連携でライトはアジトを特定しますが寸でのところで脱出を許します
メロはニアにライバル心剥き出しな上、このデスノートを巡る争いを競争かのように楽しんでいます。ライトも切り札としていた嘘ルールが露呈してもスナイダーを巧みに誘導して殺す算段で底が知れません…この高度な化かし合い、誰が出し抜くのでしょうか?9巻に続きます…
おまけ
先述の通りデスノートを一躍有名にしたのが実写映画化作品です。2006年に放映された劇場版は藤原竜也・松山ケンイチの代表作として世に衝撃を与え、金曜ロードショウで地上波放送された際も高い視聴率を上げその影響力の大きさを感じさせた大作です
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