「デスノート」10巻の深まる謎とサイコ・サスペンス~捜査本部内の不和も舞台は一変日本へ!出目川に代わりキラ代弁者となったのはあの高田清美…現在のキラ:魅上とも繋がったライト優位も盤石ではなく~

前回までのあらすじ

ニア模木と接触し模木が喋らないという事は日本捜査本部にキラがいるという事になりますが模木は黙秘を続けます。2日後出目川キラを捕まえようとする悪の組織のアジトを突き止めたとニアの元に迫り、ライトは白々しく語りニアが追い詰められます…

ニア、2代目Lをライトと特定

暴徒化した民衆が侵入する中ニアは冷静に分析しLの遺産とそれで雇ったキラ否定派を使えば良いと大金をばら撒き出目川すら目を奪われ混乱、これを制す為に覆面の警官隊が現れ50~100近い人数から模木が紛れれば特定は不可能、みすみすニア達を逃がしてしまいます

捜査本部内でも疑心暗鬼が深まる中、ライトキラ確保だと急ぎます。出目川を捕まえるのが難しいところでライト魅上みかみに目を付けます。ニアから連絡があり模木が心臓麻痺で死んだとしますがこれはブラフです。相沢が心揺れる中ニアは捜査本部に揺さぶりを掛けて来ます

ライトミサに指示を出しノートの所有権放棄をさせる気です。相沢ニアに接触する事にし、ニアはこちらに来るように指示、模木とも話させ模木も今まで緘黙かんもくを貫いた事で喋れたのです。魅上にノートの所有権が移ります。ジェバンニに連れられ相沢も目隠しされニアの元に向かいます

相沢は13日のルールが嘘ならキラと思われ監禁された2人ライト・ミサがクロだとしますが、名は明かさずそれ以外の事を細かく聞かせます。ニア2人模木・相沢を解放し、2代目Lライトだと特定します

魅神と高田清美

LAロスに戻った2人模木・相沢ミサに接触、模木を残し相沢は捜査本部に戻りメロ・マットが見張りマット模木と一緒に居るミサが第2のキラだと特定します。魅上とコンタクトの取れないライトは暴走する出目川に呆れます。魅上は独断で出目川キラ王国の幹部を殺し、ライト魅上が使えると感じます

魅上は正義感が強く弱者を助けて来ましたが中学に進むと難しくなり、加害者であった4人が無免許で暴走、母も巻き添えで死に「悪は削除されればいい」という思想が生まれます。自分が望む削除が起こる度にその考えは間違いではないと確信し検事となりそこでキラが現れます

魅上は神の目に止まる可能性のある場所へと出向き、ついに自分も神になる許しを得たのです。魅上は独自に削除を続けます。ニアは過去の経緯からライトキラミサ第2のキラ竜河Lと特定しあとは証拠です。各企業のTVCMにも必ずキラ支援という一文が入っており恐ろしい世の中で陰でのLの支援者も減っています

キラ王国に魅上が出演、キラに訴えかけ出目川に代わる代弁者について思案、4日後NHNのタッキィ高田清美がアナウンサーとしてキラの代弁者となる旨報道されます

ライト、高田と密会

ライトは交流のあった高田を利用しキラとして魅上を意のままに動かす気です。メロライトが今のLで動くならミサよりライトと思案しているとマットから2人模木・相沢が真剣に話していると連絡があります。高木との関係性について熟考しているとライトから呼び出しがあり日本に戻って捜査すると提案されます

ライト高田からキラへの糸口を掴んでいくのが最良の手段とし、キラ崇拝者だと断言します。日本に戻る捜査本部、ニアライト高田の関係性を掴み、崇拝者にとってキラが神なら高田は女神だとし日本で決着をつける気です

成田空港に降り立ったライトは早速高田に連絡し慎重に何処か2人きりで会う算段をします。ミサも日本に戻る気で、メロは慌てて後を追います。ニュース6での高木の言動次第で今後の動向を決める捜査本部、高田は怠け者は殺すと暗に示し魅上は最早やり過ぎです

9時のニュースも終わりライト高田に帝東ホテル2501号室と指定、監視されている中ライトは確信を突いて来ます。手応えを感じたライトは明日も会う約束をし、魅上の暴走は続きます。ニュースでは高田が更にキラ寄りの発言が増え危機を感じたニアですが、密会相手が厳重で特定出来ません

今度はペリネホテル1311号室を指定したライト、部屋で高田を抱き締めます。すると高田キラからさくらTVを観ろと連絡が入り司会者が死に本物です。ここでキラ魅上ライトと話し、やっと神に繋がったと喜びます。ライトは巧みに盗聴器を処分し、ここで高田に自身がキラであると明かします

ライトは新世界の神に、高田は女神になるんだと告げ、捜査本部に高田経由でキラを探るとし結果オーライだと皆納得するところでこの巻は終わります

まとめ

水面下で動くニア・メロが核心に近付く中、ライトはついに捜査本部を日本に戻し、ミサに所有権放棄させて移った魅上に絶対的信頼を置き粛清を続けさせます。魅上の生い立ちも語られ、今に至る必然もあり世の中には正義を貫く余り暴走もあり得る事を示唆させます

今までキラ王国の出目川が扇動者となっていましたが、人望の無さや死んだ事もありその役割が高田に移ります。絶世の美女で頭も切れる高田は崇拝され、キラの代弁者として神格化、学生時代のライトとの接点からも適任者としてライトは接触し、ついに自らをキラだと明かします

泳がせておいた魅上とも繋がりライト優位なのは未だ変わりませんが状況は刻一刻と変化しており、舞台は日本に戻りメロ・ニアの動向も気になります。一部捜査本部内の不和もありましたし、ライト盤石とは言い切れない状況です…11巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

ご存じない方もいるかと思われるのがデスノートのドラマ版です。実は2015年に連ドラとして現代風にリブートされており、窪田正孝・山崎賢人等今を煌めく人気俳優が多数出演しています。実写映画とは最早別物として楽しめる秀作です

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