前回までのあらすじ
今度はペリネホテル1311号室を指定したライト、部屋で高田を抱き締めます。すると高田にキラからさくらTVを観ろと連絡が入り司会者が死に本物です。ここでキラはライトと話し、やっと神に繋がったと喜びます。ライトは巧みに盗聴器を処分し、ここで高田に自身がキラであると明かします
ライトは新世界の神に、君は女神になるんだと告げ、捜査本部に高田経由でキラを探るとし結果オーライだと皆納得します…

密会上の筆談
ニア・ライトの探り合いは続き、ミサ紅白で復帰に世間は沸きます。ニアからの連絡に、ライトは敢えて自ら高田と接触し探りを入れるとし周りの信用も得ようとします。ニアは手の内を明かし、SPKメンバーと高田・模木・ミサと互いがそれを使い互いを誘き寄せ決着を付ける気です
Lの息のかかった者になり代わっただけ…これはLと1対1の戦いで、僕が頂点として立つ始まりだとはライトです。ニアは部下に近い将来Lに直接会い決着を付けるとし、状況を整理、キラに勝つ方法はLキラ・Xキラを殺してしまいノートを没収する事ですがこのやり方は絶対にやらないのです
100%の証拠を挙げる手段として殺人ノートに名前を書かせた上でそこを押さえると言うのです!まずはXキラを特定し高田から探っていく事に決まります。ライトは魅上と共に自白は絶対ないのでニアへの犯行現場を押さえ証拠とすると読んでいます
監視カメラは無いものの盗聴されている中ライトは巧みに会話しながら筆談で高田に真意を伝え、高田伝手で魅上に高田宛のFLに白紙のノート5枚を寄越させる気です。「今日の高田様」では女性護衛にリドナーが選ばれたと報道され、ライトもSPKメンバーだと見抜きます
NHNでミサが高田に接触しますがリドナーに制されミサは屈辱です。ニアは高田がキラの代弁者に選ばれたのはキラの崇拝者であり、Xキラも過去の映像等から魅上だとすると筋が通ると推察します
魅上に死神は憑いていない
ニアはL側の注意をリドナーや高田に向けさせておく間に魅上を洗うとジェバンニに尾行させます。高田はミサと一席設けそこにリドナーを同席させます。ミサは紅白でライトとの婚約発表すると強気で、この密会をリドナーに秘密とさせます
電車で不審者を魅上がノートに書き殺した現行犯をジェバンニが目撃しXキラ特定です!しかしニアは全ての根源:ライト=キラという事を明かし叩きのめさないと意味がないと泳がせます。ライトは高田との密会でミサの事を問われ逆に懐柔し上手く捜査本部すら出し抜く狡猾さです
魅上が死神と接触しているはずとするニア、ここで魅上が勤務休憩時に独り言をしており、読唇から死神が憑いていない事が分かります。相沢は厳重な高田との密会の中筆談は出来るのでは?とワナを仕込み筆談している事を掴みニアに連絡しますが、ニアは勝負の邪魔をするなと非情です
キラの最後を見届けるよう言われ相沢も腹を括りますが、家族さえ欺くライトに末恐ろしさを感じます
決着の日時・場所決まる
いよいよ紅白歌合戦が始まりますが、トップバッターのミサが会場入りしておらず、模木に連絡が付きません。これはニアの仕業で、ライトは連絡を取ると事実を認め念の為と狡猾で、ライトは仕方なく快く軟禁されているという2人と会話、模木はニアの方を信用したと察します
ライト・ニアそれぞれの思惑がありお互い慎重です。紅白はミサ不在のまま終わります。その間魅上は通例でスポーツジムに通う習慣があり、その際ジェバンニにノートに触れさせる腹積もりのニア、ジェバンニ決死の工作でノートに触れますが死神は現れません
ニアは模木にノートの効力について確認し、24日以降ジェバンニが生きていたらLと対峙と決まります。1月3日もライトは高田と密会し筆談、相沢には最早我々を皆殺しにする算段をしているとしか思えず慄きます。1月6日ジェバンニは死なずニアはジムでもう一度ノートに触れ詳細を写真に撮れと指示します
その規則的な筆致やルーチンからニアは殺人ノートで死神は憑いていないと断定します。23日以降出来るだけ早くLとの決着を付ける気です。刻々と時は過ぎ24日まで魅上に変わった様子が観られなければ直接対決です。ついに魅上から高田に「確認」の言葉があり高田はライトに合図を送ります
1月25日いよいよニアはライトに「お見せしたいものが…」と接触を謀って来て高度な駆け引きが続きます。互いの捜査員が全員その場に揃う事を条件で出され、熟考の末ライトは同意、場所も大黒埠頭のYB倉庫と指定、中に入る時一切の通信機器の持ち込みも禁じます
捜査本部のノートも持参する事に決まり、時間も魅上の動きをちゃんと計っての3日後28日午後1時と決まり、如何に相手を出し抜くかです。高田との密会も早く切り上げ時間と場所を伝えます。26日朝高田が襲撃されメロがどさくさにまぎれ高田を拉致するところでこの巻は終わります
まとめ
ここまで来ると誰もが疑心暗鬼に陥り誰を信じて良いのか分からない中捜査を続けるしかなく、相沢はどちらにも通じている為最早どうして良いか分かりません。ライトには不審な点が多く、高田との密会でも筆談の形跡があり更に疑惑は深まりますが、ライトあっての捜査本部なので核心に踏み込めません
逆に外堀を埋めていたニアが動き、ジェバンニが魅上のノートに接触した事から事態は進展、ミサ・模木軟禁の上慎重に慎重を重ねついに決着の日時・場所を指定して来ます。お互い手の内を完全には明かさないままこの茶番はいよいよ佳境を迎えます
急展開は高田がメロに拉致される事で、今まで潜伏していたメロが何を企んでいるのか不気味です。ここまで一瞬の気も許せない化かし合いを続けて来たライト・ニア・メロの決着が迫ります…次巻最終巻です!12巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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