「デスノート」12巻の深まる謎とサイコ・サスペンス~最終巻!ついにライトとニア対面…巧妙に仕掛けられたワナに陥ったのは果たして⁉衝撃のラストを見逃すな!~

前回までのあらすじ

捜査本部のノートも持参する事に決まり、時間も魅上の動きをちゃんと計っての3日後28日午後1時と決まり、如何に相手を出し抜くかです。高田との密会も早く切り上げ時間と場所を伝えます。26日朝高田が襲撃されメロがどさくさにまぎれ高田を拉致します…

ついにライトとニア対面

メロは用心深く高田に発信機がないか裸にさせ、トラックに乗り換えます。ライトニアから連絡がありメロの仕業と悟ります。今度は非通知でライト高田から電話があり、「できた・・・」と告げメロは始末し魅上に裁きを続けさせ、ライトは長野の現場に向かう途中仕込み腕時計で高田自殺と書き込み殺します

各局はこの訃報にキラの代弁者の政見放送合戦となり、ニアからの連絡でメロの単独の犯行と断定、ライトは予定通りに従います。2010年1月28日、ニアからミサの解放が告げられ電話で確認、模木含め暗証番号からノートを取り出し敢えて相沢に託します

現場に着き相沢に確認させついにライトと面を付けるニアが対します!ニアは30分誰も操られて死なないか様子見し、面を取らなければキラ事件に関して見せたい物はお見せ出来ませんとします。時間が来てついにニアは面を取り、Xキラ魅上が来るのを待ちます

ニアはノートを持って来て全員を殺すのを敢えて待っているとし、事実Xキラ魅上がドアから中を覗きニアの名をノートに書きます

四面楚歌のライト、キラと認める

実はニアはノートに細工をしており、これではニア達は死にませんがライトの読み通りです。何と細工したのは魅上に用意させた偽物で、今魅上が書いているのが本物だと言うのです!前巻で「確認した・・・・」という合図はノートに細工されたという事で、メロの愚行でライトは勝利を確信します

ライトニアは格下と決めつけ侮り、魅上に名前を書いたか確認し、ニア魅上を中に入れ35秒が過ぎています。40秒経ち「僕の勝ちだ・・・・・」とするライト、ところが誰も死にません。ノートにはライト以外の名が書かれており、神と呼ばれたライトキラと特定します

これで形勢逆転、自白したも同然のライト実はニアは本物・偽物両方のノートに細工しておりこれはジェバンニの功績大です。動揺するライトニアメロのお陰だと言い、高田に手を下したライトの1分後に魅上高田自殺とノートに書いていたのです…魅上の不可解な行動が裏目に出ます

魅上は几帳面な性格で高田と共謀して偽ノートを本物に見せる為水面下で動いていたのです。ライト魅上の忠誠心を信じた事が逆にあだとなり、リドナーメロの暗躍あってのもので、2人メロ・ニアならL竜崎に並べ超せると完全に優位に立ち、ついにライトは自身がキラだと認めます

衝撃のラスト

ライトは開き直りキラが現れ6年…戦争はなくなり世界の犯罪は7割減少したとしこの腐った世の中をあらため真の平和・理想の世界を創生する為選ばれた人間だと豪語します。お前が今目の前にしているのはキラであり新世界の神だとライト、しかしニアはただの人殺しの殺人兵器だと淡白です

平行線となりライトは最後の手段:仕込み腕時計を気にします。ライトニアがノートを試す気もライトをここで殺す気もないと悟ります。ライトは隙を作り仕込み腕時計にニアの名を書こうとしますが松田に撃たれます!腕を撃たれたライトは血で名を書こうとし松田は再度ライトを撃ち皆に止められます

魅上ひるがえり絶体絶命のライトリュークに名を書けと迫り、ニアは書かないと読む中リュークは書き始めます。リュークに銃は効かずもう手遅れだと思われた中、リュークは死ぬのはライトだと言うのです!デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うなとし、死は平等だと非情です

ライトは心臓麻痺で死に、1年後2011年1月28日、キラがいない元の世の中に戻っています。LニアからYB倉庫で大きな麻薬取引があると告げられ伊出松田は今までの経緯を振り返りながら、キラ社会と今の社会を天秤にかけ歪んでいる事を自覚しながら「これでよかった」のは今生きているという事です

夜信者らしき者達が断崖を進み、ある女性・・・・が「キラ」と願うところでデスノートは終わります

まとめ

激動の最終巻、一時完璧に見えたライトの思惑でしたが、見事にニアにひっくり返されます。本物・偽物両方のノートに細工していたニア魅上が書いても誰も死なず、流れでライトはついに自身をキラと明かします。ここでも最後の切り札:仕込み腕時計を持つライト優位かに見えました

ライトを撃ったのが無能と思われた松田だったのは意外でしたが、誰よりも正義感が強かったのです…ライトは最終手段としてリュークに名を書くよう頼みますが、リュークライトを見限っており、かねてからの約束でライトの名を書き死神に殺されるという顛末でした

キラ社会ではなくなり元の荒れた世の中に戻った世界、果たしてどちらが良かったのかは読者に委ねられますが、やはり1人の人間が神の様に粛清し見張る世の中は普通ではありません。それでもキラ信者が後を絶たないこの強烈な矛盾を読者に投げ掛け、非常に簡潔に畳んだデスノートは偉大な漫画だと言えます

終わりに

如何だったでしょうか?デスノートを巡るライトL達の頭脳戦、キラ社会という理想郷のような矛盾した考えは多くの読者を困惑させ、強烈に印象付ける衝撃的な内容でセンセーショナルな話題となり今もそれは続いています

このデスノート、もしあなたが手にしたら…つい考えてしまいますね!今までお付き合い頂き有難うございました。本編は終わりますが次回デスノート短編集も取り上げますのでお楽しみに!

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