前回までのあらすじ
創作論や演技の話に地に足ついてる感じがする有馬、次回作の構想を話されお開きとなり役者復帰の足がかりにする、今の話の続きをと迫ります。うちすぐそこだから来る?と言われ既婚者で仕事の話するだけ…大丈夫とシマ スタジオのマンションを訪れ第八章 スキャンダル編が始まります…

週刊誌にスクープされ…
そこは所謂連れ込み部屋で「今日あの日なんで!」という魔法の言葉で切り抜ける算段の有馬ですが、性の対象として見ているシマカンは君の代表作と言える位に最高の役を用意してみせるとし、有馬に迫ります。有馬は好きな人が居ると泣き、シマカンは話を興味深く聞き何とそれで満足して有馬を帰します
マンションから出て来たところをカメラマンに密かに撮られています。ルビーは案外彼氏の居るアイドルは多いとし、この業界の裏側について分析、恋愛報道の性質の変化と情報源は身内のリークが多く決して綺麗な場所なんかじゃないとシビアで残酷なのです
有馬の異変に気付いたMEMちょはアイドルに引き入れたのはアクアだとしこのままでは有馬が「B小町」辞めるかもと泣きつきますがアクアはドライです。ここでミヤコに週刊芸能実話からスクープを掲載する旨連絡が来て有馬の元にも記者が現れ弁明の余地もなく逃げ出します
闇落ちした有馬は口も性格も悪い自分が清純派なんて程遠いと泣き、ついアクアに助けを求め吹っ切れ私は私のまま芸能界を生き延びてみせる‼としアクアはこの程度で有馬は折れたりしない、後は大人の仕事だとスマホを取り出します
スキャンダルをバーター記事で相殺
ミヤコは今回の件での週刊誌のやり口について語りシマカン側に記者のマークが付いており単体では弱い為相手次第では記事に出来るとマンション前で張っていたようです。ミヤコはこの際だから週刊誌に撮られないコツを伝授、大抵は身内のリークから来るものです
アクアは苦しい選択だが有馬を救う手段があるとルビーに持ち掛け、当然でしょ?仲間なんだからと同意を得てライターの板野に接触、公人の有馬がシマカンと2人でマンションに入った事実に読者は推定有罪と見るとし、有馬の事を語るかに見えたアクアはもっと世間が食いつく人々の醜悪な好奇心を掻き立てる最悪の記事が書けると提案します
週刊芸能実話発売日、有馬は覚悟してTVを付けると逆にアイに当時4歳の双子の子がおり激昂したファンに殺されたとバーター記事で盛り上がっています。ルビーは人の墓を暴くような真似してママの名誉を傷付けた!と怒りますがアクアはこの情報は今生きてる人間の為に使うべきだと冷淡です
2人がアイの子供である事を公表し有馬の記事が表に出る事はなく、最終的には「母の想い」に応える為に活動する子供達という美談で決着、TVにひっぱりだこでトップタレントとして軌道に乗り有馬もおこぼれで忙しく過ごします
第九章 映画編
アクアにお礼を言うんだと有馬は会い私の事嫌いだから拒絶するんでしょ?と問うとアクアはアイドルの有馬を守る為に距離を置いていたと語り私は遠くない内にアイドル辞めるから推すなら今の内だと金言です。大事な友達として仲良くしましょうと言うとあかねとは別れたと言われ有馬は余計な事言ったと後悔です
外でアクアと呼ぶと目立つ為あーくんと呼ぶ事にした有馬、アクアはMEMちょに利用出来るものは全て利用する、どれだけ甘さを捨てられるかどうかだと凄みます。アクアは壱護に真実を告げ理想のカードが揃ってしまい計画が実現可能になってしまったともう走るしかありません
五反田は約束を果たす時が来たのかもな…と企画書 15年の嘘(仮)を打ち第九章 映画編が始まります。女優の片寄ゆらは天下の大女優としてミキと飲み夢を語り来週山登りに行くと得意げですが、その山で殺されそこにはカミキヒカルも居ます
一方五反田はアイからドキュメント映画を撮るよう依頼されあとはドームライブの撮影を残すのみであの事件が起こります。俺が撮るからにはしょーもない作品にはしねえと強気でアイも本物の私を撮ってくださいと言い残していました
アクアは鏑木に実際の事件をベースにした映画として持ち込み、センシティブながら裏取りはされており鏑木はこれは僕にしかプロデュース出来ないと担当となり、キャストもあかね・「B小町」・メルト・フリル・姫川・アクアと決まり、墓でアクアが君の本当の願いを僕が叶えてみせると誓うところでこの巻は終わります
まとめ
油断しシマカンのスタジオに訪れてしまった有馬、結局何もありませんでしたが週刊誌に撮られスクープにされかけます。シマカンがマークされており有馬は役欲しさに隙を見せての凶行です。アイドルとして致命的でしたが、アクアの機転からあらぬ方向に事が進みます
バーター記事としてアイの過去と双子の現在が却って美談として取り沙汰されアクアの思惑通りとなります。悲劇のヒロインとしてルビーは「母の想い」を継ぐアイドルとして一躍時の人です。有馬はこのお陰で記事とならずに済み、アクアに感謝しますがアクアは悲壮な決意をしていました
過去五反田が撮り終えようとしていたアイのドキュメント映画をリブートして作成する案を鏑木に持ち掛け、闇に堕ちたアクアの復讐劇は止まりません。片寄ゆらが殺されますがこれにもカミキヒカルが関わっているようで、彼の凶行を誰かが止めなくてはなりません…アクアの真の意図とは何なのか、12巻で答え合わせしましょう!
おまけ
【推しの子】はドラマ化されています。プライムビデオで独占配信されており、全8話構成で後述する映画版にも繋がる内容です。各話主題歌が変わり人気アーティスト起用でも話題となりました
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