「【推しの子】」13巻の深まる謎と芸能界の光と影~ついに転生前の双子の本性が明かされルビー感涙…壱護、「苺プロ」電撃復帰でチーム後押し!懸念された子役に疫病神=ツクヨミを抜擢~

前回までのあらすじ

過密スケジュールの中ルビーは高い演技が求められ鏑木の目から見ても実力が足りてないとされます。シマカンの作品で難役を卒なくこなす有馬を見てルビーは圧倒され、役作りについて語られ悩みます。お母さんは私の事嫌いだからさというシーンにさりな時代の自身を重ね母の愛してるって言葉が嘘なはずないでしょ?と葛藤します…

ついにお互いの前世を明かし…

ルビーは何度も天童寺宅を訪れており、そこにはさりなから逃げたがいました。さりなの病状悪化に伴いアイせんせ2つの光を手にしますがさりなは亡くなり、はすぐに新たな娘と息子を産み幸せに暮らしています。ルビーは関わった人皆不幸にする、なんで私なんかを生まれ変わらせたのと泣きます

ルビーはパニック発作を起こし、アクアが宥めるとそれでも稽古しなきゃと気丈でママせんせの仇を取ると凄むのでアクアは復讐なんて考えるなと諭します。ついにアクアせんせでしか知りえないさりなとの秘密を明かしルビーアクアせんせだと気付き抱き着き嗚咽します

確信が持てなかったから今まで黙っていたアクアルビー「B小町」のアイドルって名乗ればせんせーが見つけてくれると思ってずっと頑張っていたのです。もうアイの幻影を追うな、お前の人生を生きろと諭し、弱みを見せるルビーに病室のさりなの方がアイより眩しかった、君を推すと断言します

疫病神はこれでルビーは立ち直るが悪手だとし、アクアは復讐に向いてないと同情、ルビー16歳になったら結婚してくれる・・・・・・・・・・・・・・・って言葉を片時も忘れませんでした…今16歳です

壱護、「苺プロ」電撃復帰!

それ以降ルビーアクアにべったりとなり、その豹変ぶりに有馬は驚きます!ルビーの殺人的スケジュールを憂う有馬、今が売り時の為ミヤコの裁量に掛かっています。新陳代謝の速い芸能界ではタレントのブームもあっという間に終わり今の活躍次第でルビーの今後10年が決まります

ルビーがトップ獲れる人間だって私が誰より信じてると頑張り3時過ぎに行き着けの店で肉野菜定食を頼み愚痴をこぼしているとそこに壱護が現れます!壱護を捕まえミヤコの回想では東京という都会で夢を掴むもそれは儚く散り落ち目のミヤコ壱護が誘ってくれ芸能界の裏方としての今があります

まだ諦めてないミヤコは皆の夢って…言ったくせに…と泣き、後日「苺プロ」は大幅な配置換えでバイトとして壱護が復帰、吉住2人MEMちょ・有馬担当とし双子ルビー・アクアのマネはミヤコがする事になります。壱護は実質トップに返り咲き、仕向けたのはアクアルビーはそんな兄が私を大好き過ぎると喜びます

壱護は流石の手腕を発揮し自虐するミヤコ堅実に仕事積み重ねて今の「苺プロ」はめちゃくちゃ業界内の評判良いぞと評価します。壱護ルビーよりアクアの方を心配しています

本読み・撮影スタート

8月末の有馬の卒業公演は年末の「B小町」ライブツアーに延期、断れない有馬は使い勝手の良いタレントです(笑)最終台本を持ってきた五反田は子役探しに難航し、アクアはよりによって疫病神に打診します!売り言葉に買い言葉で疫病神ツクヨミは子役として出演する事になります

各タレントが能力数値化される中フリルのそれは突出しており実はMEMちょファンです。本読みが始まりツクヨミの出来に五反田は悪くないと感じます。有馬作品に怨念が有るかどうかよ・・・・・・・・・・・・・と良い本だとアクアを評価します。衣装合わせでルビーアイに瓜二つ、あかねは遺伝子の残酷さを感じます

撮影スタートし早速2人有馬・あかねはやり合っています。順調に進むかに見えてルビーはテイクを重ね五反田は「アイはもっと馬鹿」「何も考えてない女なんだからテキトーにやれ」と手厳しいです。本物の星野アイの感情をフレームに収めたい五反田ルビーも手応えを感じ足りなかったのは「怒り」の感情です

MEMちょは数々の修羅場を潜り抜けて来た自負もあり役者業も頑張り、アクア吉祥寺アビ子も使える物は全部使うのが基本戦術だと語り、MEMちょも使い倒してると言い切ります。例のDVDビデオレターアイからのメッセージをアクアが受け取りやり切ってみせると漏らすところでこの巻は終わります

横槍メンゴ視点で綴る短編

MEMちょ、メルト、有馬・あかね、アクア・ルビーの師玉の短編が載っています

まとめ

今まで転生した双子としてその身を明かして来なかった2人ルビー・アクア、確信を得てアクアはついに自身がゴローである事を打ち明けます!ルビーさりなとしての悲壮な出来事やそれでも「B小町」として活動していればせんせが見つけてくれると頑張っていたのも健気で胸を打ちます

これで亀裂が走っていた2人ルビー・アクアの関係も修復、むしろ兄妹なのにルビーアクアにぞっこんとなります。この感情を巧みに利用しアクアルビーを映画の主演として上手く操縦します。「苺プロ」に電撃復帰の壱護の存在も後押しとなり、チーム一丸となって映画製作に没頭します

難航した子役もツクヨミに決まり、人外の気配もありますが役者としての不気味な存在感は使えそうです。アイの遺伝子は強く瓜二つのルビーですが、その演技には苦慮しており、「怒り」からヒントを得て少しずつに近づきます。師玉の短編も挟み、「15年の嘘」は着々と出来上がっていくのです…14巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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