「GIANT KILLING」66巻の数々の激戦と成長譚~リーグジャパン最終節、同時刻開催でETU新潟を圧倒‼プレッシャーの掛かる中、貫禄の鹿島、したたかにゲームを展開…気になる結末、存在感を示した達海の手腕と気になる去就~

前回までのあらすじ

アディショナルは5分で、久堂五味決死の退場は10人になった鹿島の迷いを断ち切りクラブを一つにまとめたと評します

完全に鹿島の引き分け狙いとなり攻めあぐねるETU、結局双方譲らず3-3ドロー決着です。首位キープの鹿島に対しETUは自力優勝の芽はなくなります…

優勝の行方は最終節へ

気落ちするメンバーに黒田が喝を入れ、しびれる試合も早乙女達海はトラッシュトーキングです。称えるブランアイルトンが毒づき、それでもブランはETUはとても大事なものを獲得したと評します。涙する選手に羽田は熱いエールを送り、サポもまだ可能性はあると選手を鼓舞します

藤澤はサポの熱さから今季のETUはタイトルより大事なものを獲得してると感じます。ロッカールームで達海漬けもの食べれないんだけどよく噛んでちゃんと飲み込めって話だと諭し、亀井は自分は納豆だと同調、杉江はその気持ちがあればお前はもっと強くなると励まします

ところがジーノはこれからディナーだとご機嫌で、あっという間にロッカールームの雰囲気が切り替わります(笑)第33節の結果は鹿島3‐ETU3、川崎2‐大阪2、磐田0‐清水1、札幌降格0‐東京V0、千葉0‐名古屋3、広島0‐浦和2、山形1‐横浜0、新潟3‐大分1、甲府降格1‐神戸2となり優勝は鹿島とETUに絞られます

達海がいつも通りなので練習の雰囲気も良く、藤澤達海の続投は必須だとしますが有里は微妙顔で、分析を終えた達海後藤にそろそろ返事するわと夜話します

ETU圧倒的攻勢も…

最終節チームオッコは特製巨大シャーレを作り気合が入ります。全試合同時刻キックオフで前半早い時間帯に先制すれば鹿島にプレッシャーを掛けられると達海が送り出します。五味のいない鹿島も気張り、14:00全試合一斉キックオフです!

殿山スタメンで、一気の攻めから試合開始1分で夏木のゴールで先制です!スタジアムの雰囲気から鹿島選手が察する中、それでも落ち着いており岩淵・アンディの連撃ですがストッフがスーパーセーブです。ETUは攻め続け、椿PKゲットでジーノが沈め更に亀井のヘッドで3-0で前半終了です

ところがなんと鹿島はまだ0‐0なのです!五味からキャプテンを引き継いだ福盛は冷静に燃えており、いつも通り死ぬ気で勝ちにいくだけだと鼓舞します。達海はサポの為に戦って来いとし、ホームだけに物凄い声援です。久堂含め有名ライター・メディア関係者が来ており注目されています

久堂今シーズンのリーグジャパンの主役は最後まで達海とETUだったと誇ります。後半も夏木ビッグチャンスを不意にしジーノの視線が冷たい中、鹿島はストッフの牙城を崩せません。ここで夏木がアクロバティックなスコーピオンをキメ4‐0です!しかし65’ついに鹿島が先制します

過酷なリーグジャパンを制したのは⁉

これは早乙女采配が当たり綿谷の突破からの加点でした。即ETU側にも伝わりしかも立て続けに追加点で風雲急です!鹿島勝利=優勝の為、2点差は大きく、それでも椿香田と話した通りより重要な選手になると気張りぶっちぎって5‐0です。羽田は他会場の動向も分かるがひがし東京人として煽りリーグ戦最後のお祭りを盛り上げます

結果6‐0でETU勝利も2‐0で鹿島も勝利、優勝は鹿島に決まります!五味は堪えていましたがアイルトンに男泣きで猪瀬は天宮杯を獲って3冠達成と凄みます。羽田も男泣き、ゴローが称え、惜しくもETUサポは前向きです。達海はセレモニーの前にクラブの人間集めてくんない?と意味深なところでこの巻は終わります

まとめ

第33節の直接対決をドロー決着でETUの自力優勝はなくなり、鹿島の動向次第の為ホームで是が非でも勝ちたいETUは序盤から新潟を圧倒、これが鹿島への無言のプレッシャーとなります。全試合同時刻キックオフですから、特に観客のリアクションで選手が敏感に感じ取る描写が正にサッカーならではです

新潟を完全に圧倒したETUでしたが、地力に勝る鹿島は前半0‐0から2‐0まで盛り返し、結果勝利でリーグ優勝を決めます。ここまで基本リーグ戦メインで物語が進んでいただけに、ETUの大逆転ジャイキリを期待していた読者が大半だったでしょうから、この2位決着は非常に意外でした

達海の去就や、残された天宮杯の件もありますし、次巻予告でもリーグジャパンアウォーズについて触れていた為、GIANT KILLINGはまだ続くようなのです…一体どんな結末が待っているのか目が離せないGIANT KILLING、67巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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