前回までのあらすじ
アンケート結果が一番重要で速報と本チャン2回あり速報出たら連絡貰う事になります。その日の夜から「この世~」の連載ネームに本気で取り掛かり、ついに発売、速報は何と1位ですがエイジと2票差です。ところが本チャンは3位でエイジの勝利、サイコーは王道で勝負したいと川に原稿を捨てイチからやり直します…
天才肌のエイジ
結果も踏まえバトルものに路線変更の2人、連載会議では新連載と終わるマンガが決まるシビアな世界です。エイジは連載が決まり慌ただしい中余裕を見せ、2人は王道バトルマンガのネームを持ち込みます。服部・雄二郎は同時に何やってんの!と吠え、2人・エイジの決断に全く同じコマ割りで戦慄します
エイジは「CROW」の1話目を描いてしまい編集部に呼び出され2人と初対面します。エイジはトンチキでいきなり「この世は金と知恵」をベタ褒めし2人と仲良くしたいようです。「CROW」の続きをその場で描かせると天才肌爆発し、2人は邪道を薦める服部を押し切って半年の期限付きで王道挑戦です
去り際エイジはその天才的才能から2人の参考にはならず、タイプの異なるライバルとして切磋琢磨します。服部も改めてカットを観て2人の本気度を感じます。亜豆は募集条件が厳しい中「聖ビジュアル女学院高等部」のオーディションを受けます
亜豆声優デビュー
結果チョイ役ながら声優デビューが決まりサイコーは先を越されます。メールでやり取りし相変わらず硬派な付き合いは続きます。劇画調が続いた為可愛い女の子が描けず亜豆なら可愛く描けます。服部から金未来杯を誘われ快諾、締切3日前に出来たネームは絶賛されます
ところがエントリーすらされず赤マルまで落ちる始末、例の聖ビジュ~で亜豆声優デビュー、しかも番宣で顔出しまでされ差を痛感します。ショックの中服部に呼び出され批評が好意的だった事を知り夢への階段を一歩一歩登っている途中なんだと確信します
球技大会で乳揺らし過ぎの三吉(笑)3人に触発され作家を目指すと携帯小説に恋愛ものと気張り、1学期終わっちゃいます。雄二郎はエイジのアシにサイコーを指名、服部に持ち掛けます。シュージンは三吉とデートでキスしサイコーも目撃、服部からの誘いでエイジのアシに志願します
バトルものから推理ものにシフトチェンジまでシンクロする2人
先輩の中井に加え福田がおり、雰囲気は最悪です。2人は意気投合し語り合い、福田は辛辣で締切あと2日の5話目を描き直す事となり若さに押され中井置いてけぼりです。破天荒で天才肌なエイジのスタイルに2人は驚き福田は理路整然とマンガ理論がしっかりしてます
ネームを描くようアドバイスすると短時間で格段に良くなりサイコーは2人をライバル視します。外食後仕事場に中井と泊まる事になり中井に長いアシではダメだと泣かれ厳しい世界です。雄二郎にネームを見せ好評でエイジは改心、一番人気のマンガ家になると吠えます
福田は雄二郎に噛みつきエイジも同調、福田は「To LOVEる」が1番好きですがHだからアンケで不利だとします。福田の助言から新キャラを過去原案から探すエイジ、サイコーは自身のルーツを振り返りアシ辞めると何か掴みます。初心に帰りシュージンが描きたいものとシンクロ出来ると意気込みます
シュージンは三吉宅でラブラブ、サイコーは原稿料を祖父に渡し読み切りを見て母も結果を出してると優しくなります。実家の過去ノートには黒歴史ですが様々なアイデアがあり、探偵ものも視野に入れシュージンと電話で温度差も感じます
2人との違いからサイコーは亜豆に何で会わなくて大丈夫なのかメールで問い、翌日夢が叶って会った方が喜びも愛もずっと大きくなっていると思うと返信されます。シュージンに愛想を尽かしたサイコーはあと2日でネーム作って来なかったら亜豆の為に1人でマンガを描くと決意します
そんな中実はシュージンも内緒でバトルものじゃなく推理ものを描いており実はシンクロしている所でこの巻は終わります
まとめ
やはりジャンプに即連載等ムリゲーで、それを可能にしたエイジの鬼才ぶりが際立つ巻となりました。天才肌で、2人の様な共作でなく単独でネームなしで描ける異質さは明らかに突出しています。刺激を受けたサイコーはアシとしてその片鱗に触れる事となります
中井・福田含め2日間とはいえサイコーにとっては良い刺激となりますが、今度は三吉とラブラブのシュージンと温度差を感じてしまいます。亜豆声優デビューは朗報ですが却ってサイコーを追い詰め、焦りが感じられますが清い交際は続きます
一転王道バトルもので勝負と思われていた中、サイコーもシュージンも行き着いた先が推理ものというのは偶然とはいえ運命的なものを感じさせます。共作ですから2人の熱量の違いがはっきり出てしまうと厳しいものがある為、如何に共闘出来るかがカギとなりそうです…4巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
先述の通り漫画担当の小畑健先生はジャンプ連載3作連続1000万部超のヒットを続けており、その1作目となったのがヒカルの碁です。こちらは原作:ほったゆみ、監修:女流棋士梅沢由香里との共作で囲碁ブームを決定づけた名作です。本サイトに既にレビューされてますのでこちらも是非!
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