「バクマン。」4巻の若手漫画家の成長物語~一時反目も同時期に推理ものに手を付けた2人の息ぴったり!金未来杯で猛者4組で熾烈な争い→連載会議で明暗分かれる~

  1. 前回までのあらすじ
  2. 同時期に推理ものに手を付けた2人サイコー・シュージンの息ぴったり
  3. 金未来杯で4者激突!
  4. 亜城木夢叶ジャンプ連載決定!
  5. まとめ
  6. おまけ
前回までのあらすじ

2人シュージン三吉との違いからサイコー亜豆に何で会わなくて大丈夫なのかメールで問い、翌日夢が叶って会った方が喜びも愛もずっと大きくなっていると思うと返信されます。シュージンに愛想を尽かしたサイコーはあと2日でネーム作って来なかったら亜豆の為に1人でマンガを描くと決意します

そんな中実はシュージンも内緒でバトルものじゃなく推理ものを描いており実はシンクロしています…

同時期に推理ものに手を付けた2人サイコー・シュージンの息ぴったり

結局9月1日にシュージンはネーム間に合わず、サイコーは1人で漫画描く方向に進みます。サイコーに詰め寄られ服部は驚き、シュージンに確かめるとお互い内緒で推理ものを描いているようで、ストキンのネーム部門準キングと組ませる話が来ますが=シュージンとのコンビ解消となりサイコーは揺れます

服部シュージンを呼び出し息がぴったり合ってる、2年間探偵ものでネームを練れば必ず凄いものが出来ると興奮しますがシュージンは明かす事を承諾せず独自で意地で推理ものを作ります。ネームに苦しむサイコーシュージンの才能を羨み福田組や亜豆の活躍に触発されます

ついに打ち明けると何とお互い7月29日で探偵ものに踏み切った事が判明し大笑い、2人は仲直りしコンビ再結成で女性陣もホッとします。お互いのアイデアを持ち寄り良いものとし、服部から送られて来た大量の推理系資料を三吉が代わりに読む事で2人をアシスト、2人の成功があたしの夢とします

半年で連載用ネーム5話以上作る事にし、亜豆の露出も増え刺激を受けます。服部に4月1日内緒で出来上がったネームを見せ8話分、そのやる気と精度の高さからいよいよ連載会議に出して貰えます。福田とも会い目指すは金未来杯のトップです

金未来杯で4者激突!

厳しい2つの条件をこなし6月22日金未来杯にエントリー決定、中井はストキンの準キング=蒼樹あおきと会っており、4号連続は「KIYOSHI騎士福田」・「疑探偵TRAP亜城木」・「hideout door蒼樹中井」・「カラフジカル間界野昂次」と出揃います。金未来杯のアンケートは支持するかの2択のみでいい結果を出した作品は連載の方向です

エイジはコミックス3巻で累計200万部以上と結果を出しており、アニメ化のオファーも来ており必ずエイジを追い抜くと約束します。KOOGYはミュージシャンながら「カラフジカル」作者間界野昂次でもあります。この事が判明しネット大騒ぎ、ファンにアンケート入れさせる算段だと福田怒ります

福田組で集英社殴り込みに行き人気のKOOGYが票を集めるのは確実だと不公平を訴え、結局福田組結束してエイジ宅でネームを見せ合う事になります。結果皆自分の作品に自信を持ち意見の出し合いは止め、ところがエイジ3番は決まりですけど1番は引き分けですと意味深です…こうして金未来杯の戦いが始まります

まずは「KIYOSHI騎士福田」=79%1312票が熱く盛り上げ結果も良く、続いて「疑探偵TRAP亜城木」=76%1321票も好評で同じく連載ネーム描くよう指示されます。次は「hideout door蒼樹中井」=73%1103票でこちらも好評、今度は連載会議で戦いだと福田です。最後に「カラフジカル間界野昂次」=53%482票でこちらは不評、3強の争いとなります

亜城木夢叶ジャンプ連載決定!

会議は長引き結果金未来杯は福田亜城木の史上初2本受賞となりエイジの予期通りです。結果を聞き亜豆は何故かシュージンにお礼の電話をし流れでサイコーとも片言で話しウブです(笑)服部はまだ高校生ながらネームは10話も出来ている点を評価して欲しいと上司に伝え連載会議の結果待ちです

あり・・なし・・かで振り分けられ今回はあり・・が多いです…「ラッコ11号平丸一也」は突然変異型の天才でこちらもあり・・、ついに「疑探偵TRAP亜城木」も好評でなんとあり・・が7本の豊作です。さらに長引き普通2~3時間で終わる所6時間掛かってます。結果亜城木夢叶連載決定で福田・中井見送られます

亜豆は写真集のオファーに乗り気ではありません。福田伝手でエイジ亜城木にライバルだと発破を掛け、福田組燃えます。亜豆は帰宅後から川口サイコーの叔父との過去を明かされ自身に重ね心配されます。亜豆は他者からの助言からサイコーに紛らわしいメールをし夢について再確認、翌日仕事場に服部ともう1人がやって来る所でこの巻は終わります

まとめ

マンガ家マンガなのでゴールも見えて来た中、その一歩一歩は地を這うように地道なものです。今回新進気鋭作家4組が金未来杯で争う訳ですが、亜城木の執念が実る形となり良かったですね!反目しながら同時期に推理ものに手を付けた2人の息はぴったりで、やはりバクマン。は主人公の共作が似合います

早くも売れっ子マンガ家になったエイジからも一目置かれる亜城木は高校生というハンディを充実の大量ネームで跳ね返し、強豪ひしめく中連載を勝ち取ります。一見サクセスストーリーですが、バクマン。の面白さはむしろここからがスタートで、ジャンプ連載の大変さが今後露呈していきます

夢だったジャンプ連載を勝ち取り、人気マンガ→アニメ化→ヒロイン声優に亜豆という流れも見えて来ましたが、亜豆も順風満帆という訳ではなく、この同時に・・・という所がミソです。お互い人気絶頂でタイミング良く機を伺う…実は非常にハードルが高いのです。5巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

今までおまけで取り上げたマンガの他に、関連マンガとしてどうしても紹介したいのが重版出来!です。こちらはマンガ編集者とマンガ家の物語となっており、また違った目線から奥深いマンガの世界を垣間見る事が出来ます。反響次第では本レビューでも取り上げたいと思いますのでご期待下さい!

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