「バクマン。」10巻の若手漫画家の成長物語~敢えて「タント」をポシャり安定より茨の道へ…連載会議3回がタイムリミット、服部を尾行し亜城木夢叶の完成形=「完全犯罪クラブ」爆誕!担当港浦→服部に戻り最強の布陣でエイジと勝負~

  1. 前回までのあらすじ
  2. 残り3回の連載会議チャンスのうち2回棒に振る
  3. 亜城木夢叶の完成形=「完全犯罪クラブ」
  4. 揉めた連載会議の結果ついに連載勝ち取り担当服部に出戻り
  5. まとめ
前回までのあらすじ

編集長に覚悟を語りこのままじゃダメだ、エイジに勝ってみせるので「タント」を終わらせて下さいと懇願、3度の連載会議で競える作品をサイコーと作ると豪語します。出来なければ契約を切って「ジャンプ」には描かない覚悟であと2話となりアシも困惑もこころざしに納得です

港浦服部宅に行き亜城木を煽った手前共闘し実力を引き出そうと画策します…

残り3回の連載会議チャンスのうち2回棒に振る

香耶は急に質素倹約となり、シュージンは金で苦労はさせないと強気です。服部港浦に「この世はKTM金と知恵と見ため」を描かせるよう吹っ掛け、シュージンはアイデアが湧いて来て、順調に「タント」終了、成長したのは港浦だけじゃなく2人サイコーシュージンもです。「KTM」連載会議に出します

True human静河」も出し彼も変わろうとしています。ところが結果「True human静河」は41号から連載で「KTM」は落ちてしまいます…自信満々だったのですが、港浦が変わった事も実感し前を向きます。服部は次は邪道じゃなく王道でやれとし、あと2回のチャンスで港浦は王道ファンタジーを提案します

エイジは原作にダメ出しし、服部秋名に伝えると服部に気がありシュージンの代わりかと大人の対応です。2人サイコーシュージンは試行錯誤の上「STOPPER OF MAGMA」(仮題)を描き上げますが連載会議にも回して貰えず崖っぷちです!ついに服部も一緒に現れ次が本番だと次回作に全てをぶつけます

服部はシリアスな笑いを求めこれならエイジに勝てると2人サイコーシュージンは「ラッコ11号」を例に出しシュージンは設定について思う所がありドッキリ的な要素を取り入れます…服部に上手く操縦されたのです。シュージンは苦悩し香耶亜豆と共に見守ります

亜城木夢叶の完成形=「完全犯罪クラブ」

シュージン服部の尾行を提案、次の作品のネタ探しです。服部は気付かず本屋で恋愛本を購入、秋名と打合せで真剣交際を迫られ流石に歳の差と担当という事もありかわしますが苦労してます(笑)BARに入り港浦達と熱く語っており2人サイコーシュージンの事を期待しています

シュージン「尾行」「シリアス」「笑い」からヒントを得て完全犯罪マンガを思いつきます。発想が良く、’’完全犯罪クラブ’’と題し実際香耶亜豆への誕生日プレゼントを完全偽装し主人公の気分を味わい入れ替えたプレゼントサイコーが描いた亜豆の絵亜豆歓喜、勢いに乗り1話目完成です

港浦に見せ、セコイ事もリアルな絵からその本気度も伝わり「KTM」の100倍面白いと絶賛、亜城木夢叶の完成形です。ヒロインは安之城舞あんのじょうまいで2話目の構想も完璧、第一関門突破です。高浜は新作ネームを港浦に見せますが、港浦亜城木レベルにないとし、それでも高浜は連載会議に出す気です

「ナチュラル」のアニメ化決まり山久のキャバクラ効果で「True human」好調、吉田限界ですが港浦には余裕があり高浜も「完全犯罪クラブ」を読み会議に出すのを止めます

揉めた連載会議の結果ついに連載勝ち取り担当服部に出戻り

想定外の「KTM」でない作品に疑心暗鬼も面白く、服部も感激です。クリスマスケーキは亜豆親子作で美味しく、中のUSBメモリから歌のプレゼントでサイコー感涙です。連載会議でも好評も編集長エイジの作品に勝てるかどうかだと厳しく、揉めて多数決を取る事になります

結果同票となり編集長の考えは駄目で3-4で負け確、ところが大西亜城木を失う事は「ジャンプ」にとって痛手だと勝ちに変え瓶子へいしも倣います。結果編集長以外勝ちの6-1に変わりアリという事になりついに連載を勝ち取ります!香耶のケーキを食べエイジからも宣戦布告、’’強敵・・’’と書いて’’とも・・’’と呼ぶと…

すると担当が港浦から服部に戻り「ナチュラル」と入れ替わります。編集長服部に半年間25話の猶予を与えられエイジに競える作品にならなければ切る気です。顔合わせで徹底的に分析し負けてる表現力→想像力をレベルの高い会話で実にする3人、港浦は「ナチュラル」すぐ抜かれると危惧します

港浦のお陰で今があり服部は感謝し、2日後サイコーは原作文章だけでいい、その方が想像出来ると成長の証を見せ、服部は改めて相性の良さを感じます。一方打合せで港浦はセクハラだと言われ秋名は原作者としてトップになると気高い所でこの巻は終わります

まとめ

決して悪くはなかった「タント」を畳んで敢えて茨の道を進む2人サイコーシュージン、3回の連載会議が勝負と崖っぷちです。港浦に加え服部のアイデアから試行錯誤し、行き着いたのは亜城木夢叶の完成形=「完全犯罪クラブ」でした!服部を尾行しそのヒヤヒヤ感等から主人公の気分を味わい出た奇策です

シリアスな笑いが凝縮された会心の出来で、連載会議でも好評、一時編集長の強権でポシャりそうになりますが、亜城木は「ジャンプ」に必要な作家と満場一致で連載が決まります!ここまで要した巻数10巻…苦節あっての亜城木の代表作になりそうな気配です

担当も服部に戻り港浦と過ごした日々も決して寄り道ではなく地続きです。担当の当たり外れと話題になりがちですが、二人三脚でより良いものを作ろうとする姿勢は誰も変わらず、特に相性の良かった服部復帰で最強の布陣が整いました…エイジに迫れるジャンプ人気作と出来るのでしょうか?11巻に続きます…

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