前回までのあらすじ
サイコーは白鳥からヒントを得てアタリだけでペン入れする事にします。白鳥家族が職場に来て揉め、シュージンは白鳥家が誇れる自慢出来る作品にしてみせると豪語、姉の鶴の一声で認められます。「ラッコ」「青葉の頃」ついに打切りですが編集に言葉巧みに次回作に乗せられます
人気作家読切祭が企画され平丸・蒼樹に加えエイジ・秋名も出るというのであくまで亜城木夢叶名義でこちらもエントリーする事が決まります…
編集長はノリ人気作家恋愛読切祭に変更
サイコーは2人が「PCP」とそれぞれ掛け持ちする事で亜城木夢叶が確実に大きくなるとし、アニメ化も見据えます。山久は蒼樹の根源=ファンタジー色を引き出すも秋名が恋愛ものを画策中と知り被りを恐れます。サイコーは漠然と何が好きで何が描きたいのか自問自答します
すると何とサイコーもエイジも恋愛ものを同時に描き、お互いこれで勝負です。「NANA」「のだめ」等少女マンガで恋愛ものヒットしており、女性読者の支持も重要です。中途半端なまま新年会を迎え、皆恋愛ものを描いて勝負となり昔の愛読者賞に倣い順位を付けると福田熱いです
編集長はノリ人気作家恋愛読切祭としアンケで1番を決めると煽り、サイコーは亜豆からの一目惚れという言葉からヒントを得て描き上げますが、シリアスギャグとイマイチの反応、それぞれ作家の色が出る作品作りし服部は「PCP」1周年巻頭カラーと原稿料UPを告げます
同時に「恋太」と読切を見せ読切は好評、この事からシュージン荒れ出て行き香耶は「PCP」だけ2人で大切に仲良く描いて欲しいと本音を吐露、それでもサイコーは亜豆とは今結婚出来ないと強情です
「恋太」連載決まりシュージン帰還で亜城木夢叶復活
エイジは「恋太」は白鳥の作品で亜城木の作品じゃないとし、シュージンは白鳥・ピースと触れ合い分かり合いますが香耶は複雑です。サイコーとのすれ違いが生まれ、白鳥に付きっ切りでサイコーは単独で作画するしかなく追い詰められます
白鳥はアシ辞めると唐突でシュージン含め今後はライバルになると焦り香耶憔悴です。亜豆に電話し泣きつき亜豆は夢はきっと叶うと2人を信じますがサイコーは追い込まれます。服部は2人の鬼気迫るやる気に驚き平丸は相変わらず編集に踊らされます(笑)
白鳥の代わりのアシは加藤で穴埋めし、サイコーの読切は3番目に決まります。「恋太」連載決まりシュージンは白鳥1人に任せる手筈で進め戻って来てサイコーを支えます。シュージンを疑った件からお互いを殴る事にし公園で香耶に止められますが青春してたのです(笑)
白鳥はしっかりしており後任も決まり2人は服部と1位獲ったら2本連載と気張り、3月2日発売14号で祭の告知、話題となります
平丸なけなしの勇気で蒼樹に告白!
第1弾はエイジですが、シュージンは面白くないと酷評もアシからは好評で読み方で感想も違ってきます。結果9位で次の蒼樹は2位、問題の亜城木9位で惨敗です。平丸3位も結局得意分野を活かした蒼樹の圧勝で幕を閉じ、サイコーの結婚への焦りが感じられます
結果を出した平丸相変わらず編集に上手く操縦され、惨敗の福田も「GIRI」アニメ化決定で沸きます!この事から焦るかと思いきや2人は淡々とまだ21歳だから力を貯めておくと冷静です。平丸は先走り蒼樹を誘いドライブ、吉田はバイクで追いかけますがポルシェには福田が乗っており平丸狡猾です
エイジの指示から吉田青山に赴き平丸蒼樹を連れて逃走、恋愛ドラマの主人公みたいです。平丸を追いかけて来た仲間に煽られなけなしの勇気で告白、なんとOKを貰えます!教習所にも通うサイコー、シュージンは邪道バトルを提案し6月15日連載表彰式で50回目を評され2人感激です
秋名は100回、エイジに至っては連載300回なので上には上が居ます。服部はトレジャーの最終候補にとんでもない作品が10話分まとめて送られて来たとし、2人以上のものでシュージンがやりたかったもの=邪道の心理バトルと閃く所でこの巻は終わります
まとめ
ノリで人気作家恋愛読切祭になり畑違いが多い中専門の蒼樹の一人勝ちという結果でしたが、得るものも多かったです。特に「恋太」と掛け持ちしたシュージンがコンビ解消かと思われた中、戻って来てタッグ復活出来たのは大きいです。結果惨敗でしたが、柱の「PCP」は健在なのが強みです
迷走を続けていた平丸が気張り蒼樹に告りOKを貰うのも熱いです。どこか偏屈で斜に構えた所がある平丸がなけなしの勇気で告白する姿にサイコー含め全読者刺激を受けますね!ここでサイコーが教習所に通うのは伏線になっていますので覚えておきましょう
連載表彰式でたかが50回…と思いきやその実は苦労の連続で、特にアンケ至上主義のジャンプで1年以上連載を続ける事自体奇跡的です。たゆまぬ努力の末に手に入れた安定、しかしアニメ化が「PCP」では難しい為、トレジャーの持ち込み作からシュージンは邪道の心理ものという核心に行き着きます…14巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
バクマン。は実写映画化されています。ジャンプ人気作は可能であれば実写化も臆せず行いそれなりにヒットしており、こちらも良作です。主題歌のサカナクション「新宝島」が超名曲です
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