前回までのあらすじ
東はやっと胸を張って墓参りに行けると川口を想います。編集長は最後の我儘だと意地を見せ「必勝ジャンプ」に中野と異動、瓶子と相田に変わり、佐々木はエイジと会い期待を寄せます。職場にも現れ川口の件を告げライバルはエイジだ、2人を贔屓じゃないと証明して見せると気張ります
エイジは新作は超カッコイイダークヒーローだとし、2人も敢えて勝負に乗り「PCP」の傍ら読切に着手します。邪道に限界を感じたサイコーは正義を出しW主人公の王道バトルから発想が膨らみ、亜城木夢叶ならではの王道バトルを2人で構築します…
夢のW連載、しかも「REVERSI」が「週刊少年ジャンプ」掲載へ
「ZOMBI☆GUN」「REVERSI」が出揃い両作家共更に成長しています。2月27日会議で連載作家読切2連弾として掲載決定、エグイ王道バトル開始です。亜豆「即席12」⚽のヒロイン役を勝ち取り、お互い切磋琢磨し良い関係です
当然「ZOMBI☆GUN」1位で読切掲載の最高記録です。ところが「REVERSI」は記録更新の1位と吠え、流石のエイジも傷つきます。服部は「PCP」より上に行けると確信します。ネームは文句なく面白く、流石にジャンプに1作家が2連載は厳しいので「REVERSI」を「必勝ジャンプ」掲載となります
これでライバル視したエイジは腹を決め世界じゃなく亜城木が相手だと気張り、当然「REVERSI」の担当は「必勝ジャンプ」の副編となり服部どこか寂しそうです。BARで雄二郎に本当は「REVERSI」担当したかったと本音を吐露します
打合せで集英社を訪れた2人、連載会議で服部に連れてこいと言われ何とどっちを「週刊少年ジャンプ」に連載したい?と問われサイコーは「REVERSI」だと即決、「PCP」は「必勝ジャンプ」連載となるウルトラCです!
やはりW連載は過酷…
「ZOMBI☆GUN」が載る次の31号から連載と急展開で佐々木も瓶子の英断を評価、いよいよライバル直接対決です。福田組も燃える中サイコーの祖父が恋路を聞き川口太郎の日記を渡し内容的にサイコーと全く同じ考えでサイコーは実現させてみせると気張ります
過密日程も何とかこなし、アシで久々小河も来て体制が整いますが先輩風を吹かせる小河に現アシ3人は高圧的に感じ若干揉めます。小河が危惧する修羅場が訪れる気配もあり小河は妻帯者の為定時で上がり現場は疲弊、ここで夜だけヘルプで2人つかまり救世主です
サイコーはヘロヘロになりながら何とか仕上げ、いい原稿になりいよいよ「ZOMBI☆GUN」掲載、何とW主人公で「REVERSI」を意識しています。結果ダントツ1位で、次号では「REVERSI」が1位も票は割れ2話目431票と「ZOMBI☆GUN」も本物です
ここから毎週僅差の勝負となりますが何と3週連続1位と「REVERSI」ノッて来ます。「ヤングキック」に例のヒロイン役で亜豆表紙とお互い頑張り結果も出ています
平丸ついに蒼樹にプロポーズ
エイジは早くも大幅なテコ入れをしており1位の座を奪う気です。敵キャラ入れ替えが成功し「ZOMBIE☆~」1位となり「GIRI」2位、「REVERSI」3位転落です。サイコーは欠点=駄目なら敵キャラをすぐに替えるなんて事出来ないと黒悪魔VS白悪魔で最後まで行くしかないのです
トップで居続けるのは難しく、2人の為に…とシュージン苦悩します。シュージンは短命に終わる事を恐れ話が間延びし薄い内容で5位に下落、ここでサイコーは一気に駆け抜けるマンガがあっても良いと作品の質を挙げ短く終わるならそれでいいと前向きです
シュージンは考え直し、「REVERSI」が1~2年で終わっても良いか問い、原作はあくまでシュージンなのでサイコーは後押しし一字一句無駄なものは書かねーっと開き直り当然服部としては納得いきませんが、説得され再び「ZOMBIE☆~」と熾烈なトップ争いを繰り広げます
連載会議で何と「僕通」のアニメ化が決定、同時に「神様がくれた…」連載終了です。これを機に平丸は遊園地デートを企画、プロポーズを観覧車でキメるハズが指輪が見つかりません…窮地も吉田・蒼樹の後押しもあり平丸プロポーズしOKを貰えます!
婚約となりおめでたい中単行本化の話でどちらも重版=「REVERSI」・「ZOMBIE☆~」とアンケ人気では負けないもののエイジの「CROW」人気からの差です。「REVERSI」1巻35万刷っており順調に伸びますが、ここで「ZOMBIE☆~」が90万まで重版が決まり圧倒的差が生まれる所でこの巻は終わります
まとめ
流石に日本一のマンガ雑誌に2作家がW連載は不味いと感じたのか、編集はウルトラCを思いつきます。「必勝ジャンプ」との掛け持ちですが、ここでサイコーは本心=「REVERSI」を本誌で描きたいと懇願、「週刊少年ジャンプ」=「REVERSI」・「必勝ジャンプ」=「PCP」となります
今でこそ大分減りましたが掛け持ち作家の多忙さは人気も相まり過酷です。過去井上雄彦先生が「バガボンド」と「リアル」を同時に進め疲弊していったのは読者の記憶にも新しい所でしょう。「島耕作」と「黄昏流星群」を掛け持ちする弘兼憲史先生は十分な執筆体勢が整っているのでしょうね
今回マンガの畳み方についてより末永くを求める編集と短くても完璧な作品を描き切りたい作家の苦悩が伺い知れる巻となりました。何が正解かは評価の分かれるところですが、是非ここまで来たら亜城木夢叶として夢を実現して欲しいです!サブの平丸婚約もあり、後を追いたいサイコーですが…19巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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