前回までのあらすじ
セーラは撮影後飲み会を中座し雫と飲み白ワインに水浴びする乙女を感じた雫に兄が意地になる理由を悟ります。マキを抱き遠峰は3日もワインを口にしていないのはここ数年で初めてだと渇きが必要なのです。「第二の使徒」について霧生は「モナ・リザ」だと語ります
ロベールは難解ながらすぐ看破し、遠峰は煽り3週間後の再会を約束、雫は難解なのも理解出来ない程です。遠峰は単身旅に出て行き先はタクラマカン砂漠です…
夏八木を悩ます脅迫状と黒ラベルのミステリーワイン
「一度入ったら生きては出られない」という意味のこの砂漠に降り立った遠峰、一方長介は「モナ・リザ」を意識しながら雫は豊多香が絵について語っていた事を思い出します。雫は生家を訪れ吉田に訊くと夏八木がおり豊多香はワインの先生だとし、奇妙な手紙が届いたと明かします
バッカスから送られて来たそれとワインは真っ黒なエチケットで雫は脅迫状かと感じます。早速飲んでみる事にし、雫は「モナ・リザ」のようなポーズの女性を想起します。ボルドーの左岸と思われるもののメドックのワインは無数にあり、みやびは明日夏八木を訪ねない?と提案します
夏八木は了承し、小談社の二階堂と密会してます。遠峰はラクダに乗り日本語が話せるガイドと会話し打ち解けます。夏八木はセカンドワインは飲まないと決めており、自慢のセラーを案内、二階堂とも会い、持参した「ブロンコーネ」は持ち帰り二人は出来てると雫は看破します
不倫と脅迫が関係していると読み、セラーから「パヴィヨン・ルージュ」とセカンドをすり替えており「第二の使徒」と黒ラベルのミステリーワインの意味にも一気に近づけるかもと意気込みます
夏八木・二階堂それぞれの想い
ホンマズがイキる中(笑)ワインを飲みファーストも味わい雫はこのワインの延長線上に「使徒」が佇んでると「モナ・リザ」に近づきます。一方ラクダが荒れローランは早目の出発を指示すると何と盗賊が近づいており銃声です!遠峰はローランに連れられ逃げ出します
夏八木出版パーティーで二階堂に大学生の子が居る事も確認した雫、夏八木は例のワインを敢えてブラインドで用意し客に振る舞いますが、夏八木は飲むと苦しみ毒が盛られたのか?と騒然となります。実は夏八木は妊娠しており、胎児が毒物で弱り母体の安全を優先するなら中絶も選択肢となります
二階堂は了承し術後雫は夏八木が自ら毒を盛ったと指摘します。見透かされた夏八木は理由を明かします。一方遠峰はフラフラでワインを所望、氷点下の中遺跡で凍死しかけローランが人肌で温めます。夏八木は自身が私生児だと打ち明け死んだ母は父親は作家だったと言い残します
血を感じ自身も作家となりワザと手の込んだ真似をした夏八木、雫に見抜いて欲しかった風で、その物語は終わってなく何と子供は助かりお腹の中にいるのです!二階堂は父として腹を括りますが夏八木は彼の家庭を壊す事を望まず独りで産む決意をします
「もう1人の自分」にこだわった夏八木、2人に解決は任せ雫は「第二の使徒」の正体にぐっと近づきます。夢を見た遠峰は「楼蘭ワイン」を飲み探し求めていたものに近づきローランを抱きます
「第二の使徒」対決決着
激しく求め合い優しいイッセーにローラン惹かれます。「第二の使徒」に近付きながら敢えて飲まずに勝負に挑みたい雫、2本に絞れた所でセーラが現れます。遠峰が中国に向かった話から長介は「楼蘭ワイン」を想起、ここでセーラにマキから遠峰が砂漠で行方不明の報が入ります
雫は真贋からこのヴィンテージのファーストラベルだと見定め、約束の時を1時間過ぎても遠峰現れません。やっと無精髭を生やした遠峰現れテイスティングの真髄を教えに来たと豪壮です。着替えてシャキッとする遠峰、霧生は口上を読み今度は先手を所望する遠峰は雫を「バッカス」だとします
ブラインドでテイスティングする遠峰は女性に連れられ彼女の鼓動から涙、ロベールに問われ母だと答えます。ワインはまだ明かさず雫も選んで来たワインを飲むと雫が追いかける人は何とダ・ヴィンチです!「モナ・リザ」のモデルはダ・ヴィンチ自身に違いないーと…
遠峰は「セパージュの罠」にかかったとし、自身が選んだのは「シャトー・パルメ」’99年と明かし雫のそれとは全く異なります。雫も飲み豊多香と「モナ・リザ」を鑑賞する場面を想起、ロベールは知り始めたがゆえに見誤ったのだと遠峰の勝ちです…雫は一緒に飲みながら遠峰との差を感じます
後日ワイン事業部で長介が「カザマッタ」を用意も雫抜け殻状態で無理矢理飲ませ、ここで木戸竜介が新規配属となりワイントラウマで飲めない体質です。河原毛は木戸を一端に育てたいと考えており、雫が飲む気もない新人君を飲む気にさせるワインについて閃く所でこの巻は終わります
まとめ
ミステリー要素まで取り入れ本筋以外も興味深い神の雫、夏八木からの相談は実は自作自演だったのです!不倫相手の二階堂の家庭も慮り、ただ妊娠の事実は覆らず自ら毒を盛った夏八木、奇跡的に胎児は一命を取りとめ、夏八木が選んだのは私生児として育てる事でした
自身も私生児でその苦しみも知る夏八木は二階堂を愛するあまり彼の家庭を壊したくなかったのです。作家と編集という蜜月の関係もあり大人の事情は複雑ですが、ここから雫はファーストとセカンドのヒントを得て「第二の使徒」勝負に挑みます
一方ああ見えて無鉄砲な遠峰はタクラマカン砂漠で死にかけローランに救われ愛し合います。ここからヒントを得た遠峰の勝利に終わった「第二の使徒」対決、今後も遠峰はクールながら無鉄砲さを発揮し読者を驚かせるので覚えておきましょう
木戸という新参者も現れワインにトラウマのある彼をワイン事業部で一端に育てるのに雫が閃いた事は何なのでしょうか?9巻に続きます…
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