前回までのあらすじ
父の哀しい過去を語る林、雫は「グラヴェッロ」と同じ方法論と説き中華とイタリアンの共通点を探せばそれに合ったワインは地元に必ずあるという結論で飲んで食べてあらゆる手を尽くします。1週間後いよいよショー当日となり後はお客さんがどう評価してくれるかです…
「フード&ワインショー」開幕
5日間の食とワインの祭典、華々しく始まり早速ミーハーにスルーされます(笑)マキもおり、まずはお客に飲んで貰わないと始まらないのに中華とワインのマリアージュに興味は集まりません。遠峰達も来ており立ち寄る理由がない…と雫は彼を認めています
新世界ワインを嗜む遠峰から俺達のブースに足りないものがあると閃く雫、初日パッとせず終了を迎えます。「ヌーヴェル・シノワーズ黒」の太田黒は感じ悪く同じ中華だけに流行っている理由を知りたい雫、美味しいけれど強い個性のないものばかりだと分析します
太田黒に負けられない林にお互いの強い個性を認めて寄り添う組み合わせこそマリアージュだと雫吠えます。客が集まったのは視覚だと高級ワインのエチケットに目をやり、打ち上げで林は豊多香との邂逅を語り河原毛が持って来た「アマローネ」’99年に運命の邂逅だとこれで2日目勝負です
翌日秘策を用意した林、太田黒にも強気で雫のデキャンタで客を惹き試飲→料理の五感に訴える作戦だなと美島達です。アンヌの完璧なテイスティング能力で盛り上がりブースは2日目にして大盛況です!
大盛況に終わり祭りのあと
太田黒芳しくなく林からピータンを出されワインに空中ブランコを感じ意地になり秘密兵器の高級ワインで逆襲です。目の前で約2万円が試飲タダとあざとい営業に対して雫は東坡肉にマリアージュでラッフルズホテルを想起、太田黒焦るも2千円を切る値段のワインで安くて美味いなら客はそちらに流れます
ついに最終日を迎え音羽楼ブースは口コミが口コミを呼び大盛況、目玉の「ヴェッキオ」は4日間で320本を売るベストセラーとなります。遠峰も贔屓目なしにマリアージュを堪能し満足、悔しいですがサイオン・コーポレーションのブースはダントツ1位です
太田黒と林はお互い称え合い打ち上げも一緒、親睦を深め林秘伝のタレの味に最後の一皿を楽しむ父涙です。祭りのあと気が抜ける中ワイン事業部のオリジナル・サイトを発ち上げる予算もおり広告塔にセーラを使う算段です。雫はセーラにブラインドさせられコスモス畑を想起、合格を貰います
「第六の使徒」は弥勒菩薩
ワイン事業部の仕事を受ける事にしたセーラは遠峰と密会、雫と同じブラインドさせると全く同じ想起でセーラはこの二人はーと感じ入ります。ファーストクラスでブショネを指摘する婦人は仏で十指に入るマダムで遠峰の母です。仕事場に仄香が現れ遠峰に抱き着きセーラ共々昼食に向かいます
その後「第六の使徒」対決の口上となり、仄香は豊多香の墓でどちらに勝って欲しいの?と問い掛けます。弥勒菩薩を想起させる口上は雫のレベルを完全に超えており途方に暮れそれでも見つけて見せるとロベールに強気です
遠峰早速動き京都の広隆寺の弥勒菩薩を視察に単身向かいます。一方雫は逡巡する中長介が香りのビッグバン・宇宙みたいなスケールの「リゼルヴァ」’95年を持ち寄り雫は厳かな宗教性と宇宙観は必ずしも的外れとは言えないとヒントを得ます
みやびが伊・ネッビオーロ種に絞って使徒を考えてみない?と提案し、その前に雫が飛鳥のワインを訪ねてみたいと閃く所でこの巻は終わります
まとめ
「フード&ワインショー」の華やかながらその壮絶な裏側も垣間見えた今巻、5日間でどれだけ集客が見込めるか競い合う様は漫画映えしており食とワインが上手く勝負事とマッチしており、燃える展開です。今回肝になったのは高級ワインを出せば必ず結果を出せるという程簡単な世界ではないという事でしょう
特に合わせるのが難しい中華とのマリアージュに雫は安価ながら最高の組み合わせを提案、安くて美味ければ人が群がるのも当然です。このように華やかで一般人なら客として訪れる事が多いであろうイベントの裏側を詳細に記した点は勝負事として鮮やかで目を引きます
結果を出しワイン事業部も広告塔にセーラ起用と景気良く、遠峰の母も現れここで本筋=「第六の使徒」対決です。今回は弥勒菩薩という想起から国内戦となりそうな気配、早速京都に動く遠峰に対し雫は飛鳥を想起します。過熱する使徒対決、今回はどんな決着を見るのでしょうか?20巻に続きます…
おまけ
神の雫はTVドラマの他にネットで再ドラマ化されており、「神の雫/Drops of God」は一部サブスクで今も観る事が出来ます。遠峰役が山Pで海外ドラマなので字幕表示必須ですが、漫画と併せて観る事で更に奥深いワインの世界が垣間見えます。シーズン2が、2026年1月23日から放送開始です
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