「アイアムアヒーロー」第16巻のあらすじ
一人行こうとする小田に追いついた英雄と比呂美は彼女を説得しますが、ほんのわずかな隙を突かれて小田は赤ん坊のZQNに咬まれ感染してしまいます
ゴミ収集車の荷台に入る彼女の意を受けて比呂美がスイッチを押して彼女はゴミ収集車の中に押しつぶされて収納されました
嘆く英雄の前に矢島が再び現れ、英雄は人間に興味がないから人が死んでも平気で面白い漫画が描けないと言います
比呂美は独り言をする英雄に怒りを見せ、そして言い合った後2人は抱き合い仲を育みました
一方イタリアでもZQNだらけになり、ZQNの巨大な集合体が存在します
そこにいたある男性は他の避難民に対し、あれは宇宙人が効率的に侵略するためにやったことだと自説を披露しました
名シーンベスト3!
3位 ZQNがはびこるイタリアのシーン
「Come mai chi ci ha creato ha prodotto dei pezi difettosi?
(我々を創った者は、なぜ欠陥品も創ったのか?)」
イタリアも大量のZQNと巨大な集合体が徘徊する死の街になっていました
そこで避難民が数人いましたが、その中の一人はZQNは宇宙人がテラフォーミングし人類の文明を乗っ取るためであり、そして先ほど助けた女の子こそ宇宙人とのハイブリット生命体を生み出す女王蜂だと言います
実は彼らもすでにZQNで自分が無事だという幻覚を見ているだけで本当の姿が見えているのは女王蜂たる幼い女の子だけでした
彼らは体の自由が効かず、巣と表現される集合体にその女の子を引き渡そうとします
しかしパンツにコートという格好の男がナイフで次々に彼らを倒し女の子を助けました
避難民の1人はなぜそのような変種も宇宙人は作ったのかと疑問を持ちます
その男は女の子を連れママのところに行くと言いました
ZQNの正体がますます気になる名シーンです
2位 英雄が比呂美に抱きしめられるシーン
「おじさん…
そんなちいさいこと言ってるから…
最後に名前言ってもらえないんだよ。」
小田は感染した際、御殿場アウトレットにいた井浦の名を言っていました
そのことを妄想の矢島と会話する英雄に比呂美が井浦とは誰かと聞きます
英雄は知らないと答えると、比呂美は冷たい表情でそんなだから名前を言ってもらえないと言いました
英雄は大人げなく言い返すと比呂美は涙ぐんで怒り枕で英雄を殴り2人は言い合い、そしてもみ合います
英雄が比呂美を押し倒す形になり、そして2人は抱き合い、比呂美は英雄と自分がクズだなと言うのでした
仲間が死んだばかりなのに気持ちは止められない…人の業が出ていた名シーンです
1位 比呂美が断髪するシーン
「そばにあれば…
少しは寂しくないかなと思って」
気持ちを通じ合わせた2人
英雄は比呂美の毒舌を浴びせられながら小田の遺体があるゴミ収集車のところに行き、小田の遺体は英雄がゴミ収集車に入れた旨と連絡先についてが書かれた紙を貼りました
2人は手を合わせ、そして比呂美ははさみで髪を切り英雄を驚かせます
比呂美は弔いだと言い、切った髪をゴミ収集車の荷台に備えました
そして2人は海岸から歩いて東京へ向かいます
新たな2人の旅立ち、そしてもしかしたら比呂美の小田への勝利宣言かもしれないと思わせる、切なさと苦みがある名シーンです
次回の展開
舞台は東京へ!
あの男が生きていました…
そして主要人物たちが東京に集います
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