「アイアムアヒーロー」第20巻のあらすじ
英雄は比呂美がZQNに捕まりどうするか妄想の矢島と話し合った結果、逃げないと決め彼女を追うことにします
比呂美はZQNの集合体の意識を匿名掲示板の形で触れ、そこで様々なことを教えられました
そして彼女とコンタクトをとる者は共通点がある者が選ばれ、そこに英雄の元カノのてっこが現れます
アサダ教のコミュニティの基地は大量のZQNに襲われ、中田は部下たちとともに屋上のヘリポートを目指しました
そして浅田の前に苫米地らが現れます
名シーンベスト3!
3位 中田が無口な子からストッキングを受け取るシーン
「いやぁっ…盆と正月と…
執行猶予が一緒に来たみたいでしゅよ!
嬉しいでしゅ!!
ありがとうっ!!」
大量のZQNが基地を襲う中、中田らは屋上のヘリポートを目指して死地に赴きます
ZQNを越えて行くためには決死の作戦を決行しないといけないのですが、その時に以前無口な子がカップ麺と交換してから履いていたストッキングを脱いで中田に渡しました
中田は大喜びして彼女に大げさにお礼を言います
無口な子の可愛らしい愛情表現ですが、おそらくは彼との別れを予感していたゆえにあの時贈ることにしたのでしょう
心がキュンとするような名シーンです
2位 英雄が逃げないと決めるシーン
「でも、もう逃げない。」
船長に比呂美を捕まえた巨大ZQNを追うように頼んだ英雄は船室で彼女が小田を殺したという発言で悩みます
しかしぼやけた容姿の矢島が彼にそこまで人に興味がないでしょ、2人とセックスして後くされなく去ってくれてラッキーだった、東京にいけばまたもてると慰めました
英雄は逃げることを勧める矢島に対し、今まで自分は逃げてばかりの人生だったがもう逃げないと宣言します
英雄は矢島に礼を言うと、矢島はいつでも呼ぶように言って部屋を出て行きました
そして英雄は真剣な表情で銃を整備します
おそらくは作中で一番英雄が引き締まった表情をしているであろう名シーンです
1位 比呂美がてっこの記憶を見るシーン
「くるしい…」
ZQNに取り込まれた比呂美は匿名掲示板のような集合意識に触れて色々なことを聞きます
生命はひとつになり生と死を超えた存在になること
親和性の高い意識体を選んで比呂美とつなげ、スムーズに意識統合をしていくこと
そして比呂美は英雄という共通点から、彼の元カノのてっこに会いました
てっこは自分の英雄の記憶を比呂美に見せ、彼は孤独な人だったから一緒に連れて行きたかったけど心が閉じている人は感染しにくいみたいだと言います
そして比呂美は一言、くるしいとだけつぶやきました
自分の好きな人の元カノの中にあるその人の記憶を見るというのはどういう気持ちなのでしょう?
しかもその人がまだ元カノが好きだった頃の…
なんとも言えない、鉛を飲んだような気持ちになる重い名シーンです
次回の展開
ヘリポートを目指す浅田と苫米地ら
それを追う中田
ヘリポートで比呂美を捕らえた巨大ZQNを待つクルス
その巨大ZQNを追う英雄…
戦いは最後の舞台へ
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