前回までのあらすじ
瀕死の状態の玄野に振り向いて貰いたいために奮戦する女性。果敢な攻撃が功を奏し、仏像に溶ける液体を吹きかけることに成功しますが…
最強の仏像を倒すすべは…
液体を吹きかけられた仏像は、例の再生する皿の効能もなくなったのか、溶けたままです。女性がとどめの一発を撃とうとすると、仏像から光線が出てきて彼女の胸を貫通します。仏像は玄野を見つけますが、殺すまでもないと見過ごします
遠距離射撃が得意なメンバーも肉弾戦も得意だったようですが、奮戦の末やられてしまいます
加藤は部屋で他の仏像に追い詰められますが、力を振り絞り、その仏像を倒し、部屋から脱出します
加藤は死んでしまった女性を見つけ、涙します。また瀕死の玄野になんとか生きてくれと願い、近くにあった仏像が使っていた剣を持っていきます
一人も死なせなくなかった…加藤は述懐します。玄野でも勝てなかったのに、仏像を倒せるのか?弟のためにも絶対に帰らなければならない!
加藤の背後に仏像がいます。やられたと思った刹那、先にステルス状態だったメンバー(新メンバーの中でガンツの部屋でスーツを着た眼鏡の人物)がバラバラになってしまいます。彼の脳みそを食べる仏像。すると、なんと仏像が日本語で話しかけてきます
際の際!死闘に次ぐ死闘の生末は??
仏像はどうやら脳みそを食べたことで、宮藤(眼鏡の人物)の言語と知識を手に入れたらしく、コミュニケーションを図ってきます。「最後の一人とは会話をしてみたかったらしい」と仏像は話します。加藤は捕獲銃で撃ちますが、避けられてしまいます
仏像は、「キミ達は何なんだ、ナゼ現地の生物なんだ?誰に頼まれた?」という謎の言葉を発します。この時点で加藤には何のことか分かりません
加藤は捕獲銃の使い方を閃きます。トリガーが2つあるので、一つはロックオンするものじゃないかと。仏像の光線は的確に加藤を狙ってきます。ついに加藤は左腕を失ってしまいます。しかし、右腕で捕獲銃を撃ち、なんと仏像を捕獲することに成功します!
加藤は上に送るためトリガーを押します。全て終わったと思っていたら、なんと仏像からまた別の本体らしき星人が現れます!この絶望感ったらありません…GANTZらしい展開ではありますが、ここまで極限状態での絶望的状態は、他の漫画ではなかなか観ることが出来ないでしょう
星人には幾つもの腕があり、パンチを連打してきます。意識が飛びそうな加藤、スーツも液体が出てもう絶対絶命…そんな中、弟のために帰らなければと踏ん張り、反撃します。星人は「お前の脳も俺に食われるんだ!」と執拗に攻撃してきます
加藤は幼い頃玄野に「どっかで負けると思ってるやつは負けんだよ」と言われたことを思い出します。切り落とされた左手に握っていた剣を見つけ、星人の腕数本、そして、頭を一閃!この土壇場で、星人を倒して、帰れるのか…!?
そう思ったのもつかの間、星人のしっぽが加藤の胸を貫きます。相打ちになってしまいます。加藤は弟の幸せを願い、力尽きます
まさかの一人だけの採点
ガンツの部屋に転送されてきたのはなんと玄野だけ!玄野は瀕死の状態で、なんとか生きていた訳ですが、この絶望的状況をすぐに飲み込めません。岸本も、北条も、女性も、そして加藤まで…玄野は8点という結果より、他のメンバーが皆死んでしまったことに戸惑います。
ガンツに死んだ人間を表示させると、確かに加藤も岸本も北条も女性も写っています。ガンツに銃を撃ちますが、効きません。玄野は独りになってしまったのです。
謎の残る日常生活
一夜明け、羅鼎院の惨劇(建物のみ破壊)が報道されています。学校に行った玄野は、岸本がもう一人いたことを思い出します。会いに行くと、岸本はやはり玄野のことを知らないようで、ナンパのような形になってしまいます。一瞬イイ感じに進みますが、名前が一緒なことを知っていたことから不審がられてしまいます。結局岸本に逃げられてしまいます
場面変わって、転校生がやってくることになります。和泉という高身長の超イケメンです。しかも、スポーツ万能で欠点が見当たりません。いきなり彼は美人の転校生と付き合うことになり、実は女性慣れしていないところに玄野は加藤との共通項を見つけます。
玄野は不良に呼び出されますが、スーツを制服の下に着ているので効きません
すると、和泉から黒い玉の部屋を知っているか聞かれます。以前西が誰かにガンツのことを話したら頭が爆発すると言われていたため、知らないと嘘をつきます。流れで和泉が玄野の家に行きます。パソコンのインターネットでGANTZのサイトを表示させます。どうやら西がUPしていたサイトのようです。ねぎ星人のくだりで「くろのけい」と出てきたり、以前戦闘の舞台となった場所もバレています
結局はぐらかされて和泉は帰り、新しいミッションがは始まるところでこの巻は終わります。しかも新メンバーの追加はありません!
まとめ
ここまで絶望的な展開が待っているとは、読者の皆さんも考えてもいなかったことでしょう。漫画の流れ的に何人も死人が出るというのはある程度覚悟していると思いますが、まさか玄野一人だけしか生き残れないというのは、かなり衝撃的ですね
当然死人は帰ってきませんし、仲間がいなくなり、新メンバーも追加されないようで、果たして続きがどうなってしまうのか気になって仕方ありません
また、転校生の和泉は何故GANTZのことを知っているのでしょうか?GANTZのサイトがあり、玄野達のことを知っている人間が、メンバー以外にもいるということでしょうか?こちらも真相が非常に気になります
予測不可能な展開の連続、次巻も読みましょう!!
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