はじめに
テーマが「主人公たちの担任教師を暗殺すること」であり、サスペンスの要素がある学園漫画兼コメディ漫画としてジャンプ連載され人気を博したのが暗殺教室です。累計発行部数2700万部のこの作品に今回はスポットを当てていきます
殺せんせーと暗殺教室
殺せんせーが担任の椚ヶ丘中学校3‐Eは暗殺教室と呼ばれ卒業までに殺せんせーを殺さなければなりません。3年生の始め2つの事件が同時に起き月は三日月になり来年の3月には地球も爆る予定と迫り、防衛省の烏間が生徒に暗殺を依頼します。殺せんせーは素早く、何故か3‐Eの担任を志願します
成功報酬は百億円でコイツに効く弾とナイフを支給されます。マッハ20で飛ぶ殺せんせー、タコ型の超生物で進学校の勉強についてけなかった脱落組通称「エンドのE組」は山の上の隔離校舎でカスみたいに差別されます。渚は存在感が薄く、この怪物にも暗殺者の姿は見えてないとチャンスを伺います
短歌作りで渚はナイフ→BB弾グレネードで急襲、ところが自爆した渚も無傷で膜で覆われ脱皮し月イチで使える奥の手です。真っ黒ド怒りモードの殺せんせー、瞬時に表札を取りに行き家族を脅し逃げるにはこの先生を殺すしかありません
殺せんせーの身体能力は異次元
杉野はBB弾をボールに埋め込み投げますが読まれ、隙はありません。杉野は元野球部でメジャーに行った有田投手をマネており逆に杉野の良さを引き出し肘や手首の柔らかさを称えます。超スピードの万能触手を備えている為正直殺せる気がしませんが、この暗殺教室はちょっと楽しいのです
皆で一斉にナイフで襲っても花に変えてしまう殺せんせー、椚ヶ丘中学校はE組以外名だたる進学校で優秀です。ハンディキャップ暗殺大会を開催し弱点露呈もスピード早く暗殺は不可能です。身体能力が異次元で反復横跳びも視覚分身にあやとりと異常です（笑）
烏間は俺に当たらないようならマッハ20の奴には当たらないと体育の時間にナイフや狙撃等暗殺に必要な基礎の数々を教えます。停学明けの業が復帰、早速隙を狙い初めてダメージを与え暗殺を企てています
カルマの狡猾さ・奥田の毒も華麗にかわす!
授業中もカルマは狡猾に狙い成績も優秀、頭の回転が速いです。カルマはタコを間違えて殺しちゃったと教卓に突き刺しますが、殺せんせーは瞬時にタコ焼きにして食わせます!カルマはことある毎に暗殺を企てますが弱点が多くドジな殺せんせーを殺せません
カルマは自ら崖から落ち助けに来れば救出する間に撃たれて死に見殺しにすれば先生としてのあんたは死ぬと狡猾です。すると触手を蜘蛛の巣のようにし助け、見捨てるという選択肢は無いようです。暗殺に行った殺し屋は暗殺対象にピカピカにされてしまいます
奥田は化学で毒を作ったから飲んでと迫り、殺せんせーが飲むとツノ・羽が生え真顔に戻り一緒に先生を殺す毒薬を研究しましょうと笑います。奥田とっておきの毒も液状化しはぐれ先生となり無双、上手な毒の盛り方に必要なのが国語力だとします
理科の才能のある奥田に国語力を鍛えるよう諭します。烏間は本部長から国の決定で世界各国で11件の仕事の実績がある正真正銘…プロの暗殺者を送り込むと手練れの女暗殺者の存在が判明した所でこの巻は終わります
まとめ
漫画は初期設定が非常に重要になってきて、一見トンチキでも慣れてくればその秀逸な設定がゲーム感覚で頭に入って来て例えばGANTZのように読者を引き込みます。殺せんせーを暗殺するよう仕向けられた落ちこぼれの3‐Eの生徒、渚始め隙を伺いますが、異次元の能力を持つ殺せんせーはしぶといです
一見完璧な暗殺もタコの様な触手を自由に操るマッハ20の素早さ、そして明晰な頭脳で難なくかわしてしまうのです。天然でドジな一面もありますが、自ら担任を志願しただけあり生徒想いでもあり何処か憎めない構図が秀逸で、この初期設定で掴みはOKといった所でしょう
次々と刺客が現れる訳ですが、超生物の殺せんせーを来年の3月までに殺さないと地球も月同様にされてしまいます。防衛省の烏間は体育の教師として暗殺の技を生徒に仕込み、今度は本部長と新たな女性の刺客について話しています…1巻から読者の心を掴んだ暗殺教室、2巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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