前回までのあらすじ
殺せんせーは最後の出席確認で全員返事出来たら殺して良しとし、生徒1人1人を順に呼びこの28人の未来への糧になれたら死ぬ程嬉しいと、渚が昂る中冷静に諭し今までの事が走馬灯の様に過りついにナイフを刺しせんせーの全身が眩しく優しく弾けます
間もなく12時になる椚ヶ丘中卒業の日、一足先に彼等は…暗殺教室を卒業します…
エピローグ
その後教室に戻ると全員分の卒業証書とアルバム、アドバイスブックが置いてあり凄まじく分厚くアドバイスが細かすぎてうんざりしながら気が付けば皆…涙を忘れてぐっすり眠っていました。烏間は詫びE組の希望として椚ヶ丘の卒業式に出させて欲しいと請われ手配します
無事卒業式を迎え、渚の父まで現れ一家やり直しで涙です。報道陣が詰め寄る中浅野が駐車場までエスコートしてくれ脱出出来ます。柳沢は一命は取り留めたものの最早廃人でE組校舎も閉鎖、理事長は最初の教え子と祝杯を上げます。三百億の賞金は速やかに支払われE組は大きな買い物をし残りは寄付等に当てます
月は少しずつ崩壊を始め三日月は小さな球形になっていきます。烏間・ビッチは夫婦となり相変わらずミッションをこなし、茅野は朝ドラ女優となり皆で校舎の手入れをします。それぞれの輝かしい進路が記され、茅野は未だ渚を想っており7年が経ち渚は不良校の教師です
背も伸びず完全に馬鹿にされますが、殺すぞと凄まれ猫だましから一挙攻勢で卒業までに殺せるといいねと首に中指を突き立て余裕で授業を始める所で暗殺教室は終わります
あとがき①が載ってます
番外編#1~3
蛍は実家の居酒屋を手伝いママは最近目を悪くします。暗殺者がたむろしせんせー暗殺を企みますが、調べるとその生態が明らかになります。それは冬休みでの出来事でせんせーも常連、「タコさん」という愛称でとたんに店が賑やかになります
カシオレを好むせんせー(笑)すぐベロンベロンになり隙だらけですが梓の発案で合コンを始め、たけのこニョッキで音速の壁を超え、リズム400ゲーム、山手線ゲームと無双状態です。楽しく飲み終わり店に借金の取り立てが現れ梓は連れ去られてしまいます
暗殺者達は気張り残された痕跡からアジトを特定、並み居るヤクザ相手に暗殺者達強いのです!弁護士経験の者までおり、論破しヤクザ退散、これで梓救出ですがこれはブラフでお姫様抱っこされたまませんせー毎自爆しますが触手と被膜で防がれます
実は殺意に気付いていたせんせーは報復だと何と脳腫瘍を脳内スキャンし摘出プランを組み立て外科手術で梓は目が見えるようになります!それから店にタコさんは来なくなり蛍そっくりな渚は野外学習で居眠りしドジっても前へ進んでいくと大切な絆を繋いでいく所でこの読切は終わります
あとがき②が載ってます
特別読切 東京デパート戦争体験記
数度の戦争で荒れ果てた東京23区、天を貫くデパートだけが残りワンピースの脅威を救う野生の商人は少女と野生のデパートについて語り野生の商品は倒さないと手に入りません。腕時計が欲しい少女は腕時計売り場で目玉商品だけに超巨大な生物は自由自在に変形する機能を持ちます
商人は単三電池で何とかすると御客様に「欲しい」って何だろうなと問いそれは衝動的なもので、理解した商人は超巨大生物を一閃します!無事カスタムメイドの腕時計を手に入れ「欲しい」の底が無い商人は20歳まで後払といてやるからイイ女になれとワンピを着せます
父に時計を渡せた少女は喜び今日もデパートの中で商人は仕入れしている所でこの読切は終わります
まとめ
本筋的には前巻でほぼ終わっていた為、今巻はボーナストラック的な扱いとなります。あとがきには松井優征先生からの感謝の言葉が丁寧に記されており、計算し尽くされたメディアミクス化とお話の畳み方には非常に好感が持てます
特別読切も読みごたえがあり、せんせーのサブストーリーの前者と連載直前に描かれた全く別物の後者で彩り大団円です。確かに内容的に畳み方が決まっていた訳ですが、間延びせず簡潔に21巻という長過ぎない巻数で描き終えた事は評価出来る所でしょう
E組の将来も記され、ここで巣立った生徒が社会で強く生きていく事を願うまでです。不良生徒に舐められる渚ですが(笑)きっとせんせーの様に生徒から慕われる立派な先生になってくれることでしょう
終わりに
如何だったでしょうか?ジャンプ連載でこのトンチキ設定は物議を醸しつつ確実に読者に受け入れられ、特に学生の支持が熱かったと思われる異色学園ものとして強烈に印象に残る作品となっています。また殺せんせー達に会いに行きたくなりますね!今までお付き合い頂きありがとうございました
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