前回までのあらすじ
「青葉の頃」の読切が2人の事だと蒼樹に確認した福田はラジオで2人を応援してやって欲しいとリスナーに呼び掛け、「GIRI」ファンは同調も亜豆ファンは荒れます。メールでやり取りし亜豆意外に元気で安心、事務所からは交際を否定しろと言われています
亜豆のラジオでその事を告げるよう言われていましたが、亜豆はサイコーと交際しており愛している、彼の描くマンガがアニメになりそのヒロイン役を私がやるのが夢でそれが叶ったら結婚すると堂々と宣言します…
’’菜保’’役を公開オーディションで決める事に
驚愕の告白に反応は意外と感動してる人が多く、応援したいという電話が殺到しCM明けリスナーの電話を繋ぐ事になります。実際怒声を放つ者もいましたが、処女とも告げ（笑）キスもまだ、ここで当人＝サイコーから電話です!サイコーも事実を認め、実力で役を勝ち取ってくれると信じてます
翌日スポーツ紙に奇跡の純愛としてスクープされ、ニュースにもなり母も亜豆との事を認めています。声優雑誌で亜豆は人気3位でTVCMの話も来ますが「REVERSI」に集中したいと断ります。コミックス売り上げもエイジに肉薄し流れが来ています
するとアニメ制作会社から’’菜保’’役を公開オーディションで決めると提案があり、ネットの為反対票も多いと思われシュージン反対ですが監督自らの提案で実際生ラジオも聴いており実力で役を勝ち取って欲しいと一致、サイコーは了承します
圧倒的票数で亜豆に決まり夢叶う!
公開は4月22日全ての声優が演じた直後から視聴者に26日までに投票して貰う形で、注目作という事もあり話題となり模擬投票では何多良圧勝亜豆5位です。亜豆家の食卓ではカツばかりで縁起を担ぎ、当日は大物声優の姿もあります
公開オーディションが始まり次々大物が気張る中、亜豆は異次元の演技を見せますが、台詞を間違ってしまいます。ところがマンガのシーンそっくりで、これは亜豆が原作を忠実に尊重しての演技で間違いないと監督が説明、3時間に渡るオーディションは終わります
ネットでは様々な意見が飛び交い、4月27日3時発表、結果は圧倒的票数で亜豆に決まります!サイコーは気が抜けこれで長年の夢が叶います。皆に祝福され服部が確認、原作はアニメ前に終わると一致しサイコーはTVで’’菜保’’が喋った時迎えに行くと亜豆に電話で律儀です
サイコーはシュージンに金を借り亜豆を最高の形で迎えたいと何か意味深です。瓶子は当然反発し長く続けさせる気で、もしシュージンが第2部が作れるなら作画するとサイコーですが、服部帰宅時にシュージンが追い付きあと8話がベスト、「ジャンプ」で1番人気のマンガ家として結婚させたいと漢気です
最高の終わり方
服部は応じ鳥嶋を例に出し瓶子を説得、アニメ制作会社も説き伏せラストは31号のセンターカラーです。ずっとアンケ1位でこのまま突っ走って最高の形で終えたいと…6月15日全49話描き終え服部はファンレターに2人を応援しているというものが多くファンが待っています
この潔い終わり方に世間は肯定的で最終話はぶっち切りの1位で幕を閉じ、コミックスは重版に次ぐ重版でついに「ZOMBIE☆GUN」を抜き122万部です!これでサイコーは「ジャンプ」一番の作家として亜豆と結婚出来るお膳立てが整い、集英社でエイジと更に高みを目指し合い良い関係です
サイコーはアニメ放送後正式にプロポーズすると決意、香耶に礼を言い2人きりになり俺達は今まで通り亜城木夢叶であり続けるだけだとペンを執ります。サイコーは川口が出来なかった事を全部実現して見せると気張り、9月4日午後6時、フェラーリで迎えに行きます
初デートとなりいつも右側にいたので外車なのです。亜豆の旧家に赴き「けっこ…」まで出てその後が続きません。丁度10年と亜豆は感慨に耽り、変わらないサイコーはついにプロポーズ、亜豆はキスをしこれからはずっと隣にいられるねと感動のラストでバクマン。は終わります
まとめ
今まで若手漫画家の奮闘記として数々の師玉のエピソードを網羅してきたバクマン。、ついにクライマックスです。「REVERSI」の’’菜保’’役公開オーディションを圧倒的票数で勝ち取った亜豆、生ラジオ告白と原作に忠実な台詞、そして演技力を皆に認められたのです
異例の事とはいえ「REVERSI」は49話完結と短いものの物語としては完璧な終わり方です。多くのマンガが人気等様々な理由から長期化が目立つ中、ここまで潔くお話を畳んだ事はある意味伝説となります。もう少し長いですが鬼滅の刃が人気なのもその簡潔さが一因にあるでしょう
マンガ家マンガとして仕事に恋に…と豊富なエピソードで彩って来たバクマン。も1巻の伏線を見事回収し感動のエンディングです。サイコーが教習所に通っていたのもシュージンに金を借りたのもフェラーリで迎えに行く為だったのですね!2人に末永い幸せが訪れる事を祈るのみです
終わりに
如何だったでしょうか?日本一のマンガ誌「ジャンプ」に連載を目指し共作マンガ家としてライバル達と切磋琢磨し、アンケ至上主義や七峰の奇行等マンガの在り方も問いながら、最後まで純愛ものを貫き潔く完結した良作です。また亜城木夢叶のマンガが読みたいですね!今までお付き合い頂きありがとうございました
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