前回までのあらすじ
亜豆は写真集のオファーに乗り気ではありません。福田伝手でエイジは亜城木にライバルだと発破を掛け、福田組燃えます。亜豆は帰宅後母から川口との過去を明かされ自身に重ね心配されます。亜豆は他者からの助言からサイコーに紛らわしいメールをし夢について再確認、翌日仕事場に服部ともう1人男がやって来ます…
新年会であの鳥嶋に煽られ…
去年入社した港浦は元気が良く「疑探偵TRAP」は彼が担当となります。服部は担当が替わる事は珍しい事でないと淡白で、港浦の圧に2人は気圧されます。連載になった嬉しさと服部と別々にやる寂しさを感じながら港浦と今後の具体的な話をし、盛り上げ方が上手で悪い人ではなさそうです
新年会に誘われハイヤーを手配すると扱いが別次元で驚きます。日曜さっそくアシが現れ加藤は女子、高浜は若さと腕を買われ抜擢、まとめるのは小河です。的確な仕切りで環境が整い、港浦は硬さが見られると手厳しく、翌日からアシも加え作業が始まります
三吉も加わる事で場が和み、新年会で本当にハイヤーが来て煌びやかな会場で場違い感半端ない中エイジは出来上がっています。平丸は独特の振る舞いでタイプの違う天才肌です。会が始まり例の鳥嶋が散々煽り乾杯、大物とも挨拶しぐったりです。ビンゴでシュージンがテレビを当てます!
鳥嶋に決意表明しKOOGYが演奏、蒼樹と組んでSQで3月から連載とド派手です
「疑探偵TRAP」が連載開始
少年誌では路線的に厳しいと言われた蒼樹、間界野と組むと言われ中井は蒼樹のマンションの目の前の公園で仕事終わったら毎日描くとエイジのアシとの掛け持ちです。「hideout door」のネームを原稿にすると寒空の下気張り、その熱意からコンビ復活、KOOGYは1人で描く事になります
ジャンプ4号連続新連載は「ラッコ11号」で好評、サイコーは高浜とコミュニケーションを取りシュージンも交え3人でマンガ談義に花が咲きます。次に「疑探偵TRAP」が連載、速報3位です!ところが初回は順位が高いのは当然で、この後が問題となって来ます…本当の勝負は2話目以降です
すると亜豆から写真集出すかもとメールが来てHな写真もあるかもと気が気でなく、サイコーは電話しますが亜豆は出てくれません。止めるシュージンを押し切って自宅へ向かいます。シュージン怒りの電話で亜豆も原稿の進行が滞っている事に気付きサイコーに電話し想いについて再確認、職場に戻ります
2話目は8位、3話9位で何とか今回の打ち切りはあり得ません…港浦の安堵に服部は心配になります
本格推理もの路線キープで好調
3月9日(水)、港浦の楽観主義がだんだん心配になって来ます。新連載は「KIYOSHI騎士」と「hideout door」で「チーズおかき」が打ち切りと厳しい世界です。危機感を感じたシュージンは7話目のネーム変更を申し出、港浦は他編集の意見も含め揺れ、エイジ達と電話し人気取るならバトル…と差し替えます
港浦は良くなってると認めつつアンケに左右され過ぎないように結果聞くのやめないか提案、シュージンはマンガは博打、何か仕掛けて上を狙うべきだと荒れサイコーはエイジのジャンプらしくないという言葉から本格推理マンガである価値を説き今の路線で進む事となります
4月8日始業式で3年になった2人、順位は徐々に下がっています。高浜の助言から笑いも取り入れるシュージン、12位に上がりますが15位以下ならテコ入れも必要です。港浦は名セリフ集を沢山買って来て2人共打切りにならないよう必死で、サイコーも絵を頑張ります
「KIYOSHI騎士」速報1位で「疑探偵TRAP」9位、更に翌週も9位→6位と無理にテコ入れせず本格推理もので押し続けて正解です。ファンレターも増え「CROW」・「hideout door」・「疑探偵TRAP」・「KIYOSHI騎士」と切磋琢磨します。トリックと推理に加えセリフのセンスに笑いとシュージンに掛かるプレッシャーは大きいです
エイジ宅に平丸が現れ原稿に追われての逃亡ですが、担当に連れ戻されます。疲労はあるものの安定期に入り亜豆もまた役取って来ます。中井は危機感を感じ蒼樹に熱意伝わり福田も好調、そして「疑探偵TRAP」ついに3位で「CROW」と並びアニメ化も現実味を帯びエイジもライバル意識燃やす所でこの巻は終わります
まとめ
いよいよ高校生ながらジャンプ連載がスタートします。アンケ結果に振り回される事となりますが、王道バトルものではなくジャンプには珍しい本格推理ものを軸とした結果好調維持です。このように雑誌のカラーや他連載との兼ね合いも考慮に入れながら毎週アンケとの闘いは消耗しますね…
今回新人の港浦に担当が替わった点がポイントで、服部より若く熱さはあるもののその実力は未知数です。連載は担当との二人三脚なので、今後この港浦とのコンビが上手く行くかがカギとなりそうです。一時テコ入れ必要か悩む訳ですが、強みを活かした事で結果が出て来ます
他連載にはない色を出す事で差別化も図れ、先述しましたが2割に評価される作品になれれば良いので固定客が付けば強いです。王道バトルを封印しジャンプで敢えて本格推理ものとして独自色を打ち出した2人、今の所好調ですが、高校生なのに無理が祟っている点が心配です…6巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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