「バクマン。」6巻の若手漫画家の成長物語~学業との両立で無理が祟りサイコー入院・手術の激震…福田組ボイコットで集英社に苦情殺到!無事退院・復帰も探偵もの乱立で「TRAP」風前の灯火~

  1. 前回までのあらすじ
  2. サイコー緊急搬送・入院手術へ!
  3. 福田組のボイコット
  4. サイコー退院・連載復活も推理もの乱立で「TRAP」一転危機
  5. まとめ
前回までのあらすじ

エイジ宅に平丸が現れ原稿に追われての逃亡ですが、担当に連れ戻されます。疲労はあるものの安定期に入り亜豆もまた役取って来ます。中井は危機感を感じ蒼樹に熱意伝わり福田も好調、そして「疑探偵TRAP」ついに3位で「CROW」と並びアニメ化も現実味を帯びエイジもライバル意識燃やします…

サイコー緊急搬送・入院手術へ!

服部の言葉も現実味を帯びる中巻頭カラーも決まり1巻の初版も10万部、目指すは50万部で打切りはなくなります。平丸が愚痴を零し例によって連れ戻され(笑)全てが順調、加藤サイコーに焦がれる中職場でサイコーが倒れており救急車で運ばれます…学校行きながらで無理が祟ったのです

手術が必要ですが、病院で描くしかない…週刊連載は休んじゃ駄目なんだと無理します。流石には荒れ絶対安静となりますがサイコーは描くと聞かず、編集的にも休載の方向です。最早友達以上の関係の2人、シュージン亜豆に真実を明かし亜豆は翌日病院に面会に行きますが部屋には入らず言葉交わします

サイコーに無理させない為に昔語りする亜豆、馴れ初めから諭されますがマンガの方が大事と顔を合わせ、リングで燃え尽きるとシュージンに電話、にも彼女と紹介しエイジも現れカラー原稿に手を付けており元気だと帰ります。シュージンに見張りをさせ、港浦登場です

福田組のボイコット

18話はペン入れ終わり、ふらつきながらも描くのを止めないサイコー亜豆が後押し、港浦は休載の方向で話しますが原稿を描く意志は固いです。亜豆との病室デートは続き、編集長も見舞いに訪れと久しぶりの再会川口たろうの葬儀以来です。月曜平丸・福田も見舞い編集長「疑探偵TRAP」を来年の4月まで休載作者が高校を卒業するまでとします

理由は川口が死んだからで、サイコーの両親の気持ちを考えての結論です。すると高校を辞めると2人は聞かず興奮、福田は納得がいかず編集長が撤回するまで「ジャンプ」に描かないと福田組全員ボイコットを進めます。計5作品が休載等一大事です!

ファミレスで編集と対し福田達は強気で編集長とも掛け合って貰うことになります。班長2人が上申しますが服部の退院するまでという条件にも編集長は頑な拒否です。亜豆がお守りを持って来て手術後1週間で20話目も仕上げます。福田組休載騒動はサイコーも予期出来ず、発売日集英社にクレーム電話が殺到します

サイコー退院・連載復活も推理もの乱立で「TRAP」一転危機

サイコーはボイコット止めて欲しいと退院まで休載で妥協しますが編集長は相変わらず頑なで、月日は流れ「CROW」アニメ化決定、9月15日退院です。描き溜めた12話分の原稿で港浦はその熱意を主張、サイコー川口から連載するまでは「うぬぼれ」「努力」「運」→連載開始から「体力」「精神力」「根性」と言われていたと…

流石に編集長も折れ、ストックもあり若干緩い締切となり体調面含め高校卒業まで安泰と思いきや、「怪盗チーター」がその間連載開始です。高浜は「Business Boyケンイチ」を描き上げ近い将来ライバルになり兼ねません。追い打ちを掛けるように「少年ウィーク」に原作紫今日市の推理マンガ推理屋明智五助が予告されます

「疑探偵TRAP」は再開後速報4位と好調、ところが「怪盗チーター響恭太郎」掲載で12位に落ちます。このままではテコ入れは避けられず、「ハイドア」共々打切りが忍び寄ります。そこでファンの声からヒントを得てバトル含め新要素を模索します。蒼樹は自分を捨ててまで描くなら潔く終わらせると強気です

ファンの声を元に描いた原稿は港浦に1番やっちゃいけない事だと酷評され、連載会議までに描き替えられる5話の内残り2話で勝負となります。響恭太郎は話が違うと荒れ、平丸は高級外車を買い吉田担当にハメられます。26・27話(解決編)が17位と後がない中「Business Boyケンイチ高浜」異例の2位、「TRAP」15位止まりです

連載会議で打切りは無情にも単純に下の2本=「ハイドア」ともう一本…という所でこの巻は終わります

まとめ

順風満帆に進んでいた物語もこの巻は激震の内容でした。学業との両立での消耗は半端なく、サイコーが過労から入院手術という一大事です。それでも病室に原稿を持ち込む意志の強さを見せたサイコーですが、叔父川口たろうの件がある為特に編集長は慎重で卒業まで休載と言われます

当然熱い福田組がボイコットを提案、5作品が休載という異常事態となります。仲間を想う気持ちも大事ですが熱心な読者にとってはお金を払って楽しみにしていたマンガが休載では抗議したくもなります。これが週刊連載の恐ろしい所です。一連の騒動も何とか持ち直し「TRAP」復活までは良かったのですが…

この隙間を狙ったかのように探偵ものが乱立し週刊連載は一瞬たりとも油断出来ません。休載のダメージは大きく票が割れ「TRAP」の人気も危うくなります。特に人気の為結果にシビアな「ジャンプ」だけに「ハイドア」に続き「TRAP」も風前の灯火です…7巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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