前回までのあらすじ
「BABY STAR」のレコーディングは限られた予算・竜介不在という難局をコユキボーカルの一点突破で乗り切るしかありません…
出場出来なかったG.Sへ
斉藤さんは海に行く企画が流れ、グレイトフルサウンド(以下G.S)に行くことに変更し、コユキ・真帆・サク・弘美は困惑しますが、この暴走機関車はもう止められません。真帆は芸能スカウトを受けますが、気が変わり海に行くとコユキにメールが来ます
引っ越しのバイト中だったコユキは急遽海に向かいます。真帆は来てくれたらロンドンに行くの辞めるとメールを打っていましたが、コユキは気づかずに来てしまい、本心として真帆にはロンドンに行って欲しいと告げます
海で濡れた服を着替えるため釣り堀に行くコユキと真帆、そこに千葉と平くんが現れ二人は慌てます
G.Sに着いたコユキ達は、3rdステージに向かいます。そこには晋吾がおり、タケちゃん(死亡遊戯の金本)の新イベント・ヘルフェストへの出場に意欲を燃やしています。次のイベントのオーディションも兼ねているということで、負けられません
ダイブリの代打のベルアームのステージは大盛り上がり、オバチャンは蘭がエディの死さえ商売道具にしてしまうのかと呆れます
ヘルフェストでのオーディション
名残惜しくもG.Sを切り上げ、8月24日、コユキは気持ちに正直になり、真帆のロンドン出発の見送りに行くことになります。斉藤さんの車でUKバンド山手線ゲームをやり斉藤さんとサクに惨敗するコユキです
結局見送りには間に合わず、電話でダイブリがアンカーをレコーディングした日にそのスタジオの前で会うという約束をして、真帆は旅立ちます。留守電で愛してますと告げられ、コユキは嬉しさと共に、悲しみに涙します
ヘルフェスト当日、金本が笹川という参謀と話しています。笹川の功績で死亡遊戯躍進があったと聞かされます。遅れて来たボーカル黒木哲生を迎え、ルーム13のライブが始まります!
晋吾の本能的・変態的なプレイと哲生のケダモノのようなボーカル、ルーム13は体感系バンドなのです!物凄いバンドの後がBECK(しかも竜介抜き!)、絶対にしくじれないライブが始まります
地を這うような一年…
ライブの出来は最悪で、この一年間を象徴するような出来でした…LFLのおごりで打ち上げをし、酔っぱらった千葉が三角ポールを蹴ってバンに当ててしまい、中から哲生が出て来ます!ルーム13のバンだったのです
千葉と哲生は喧嘩を始め、ルーム13との仲も険悪になり、タケちゃんからの連絡もなく2か月が過ぎます。バイトと練習に明け暮れるBECK、平くんは珍しく実家の義理の父の元を訪れます
父は自動車整備工を真面目に勤め上げています。本当の父はジャズミュージシャンなのです。平くんは義理の父の方を尊敬しています。あの平くんが珍しく弱音を吐くくらい、BECKの状況は悪くなっています
ニューヨークでは竜介は酒浸りの荒れた生活を送っています。哲平はキレ、エディの墓を教えてくれ、竜介はエディの墓に向かいます。するとそこでジム・ウォルシュに偶然会います。ジムはエディが竜介との約束を覚えていたと告げ、竜介は感激し涙します
BECK4人はこの一年何も成し遂げられなかったと述懐します。BECKの音楽に絶対的革新があると12・25平義行宣言をし、コユキはインスピレーションに従っていこうと言います
例のコンピアルバムも届き、川久保はBECKのフルアルバム製作に意欲を燃やします。真帆からイギリスにアヴァロン・フェスという伝説のフェスがあるとメールで教えられ、寝るとまたゴミ拾いの夢を観るコユキというところでこの巻は終わります
まとめ
バンドとして出場出来なかったG.Sへ赴いたコユキ達、斉藤さんは桃子先生との仲が悪くなっており、鬱憤も溜まっていて、今回の企画をした訳です。本来なら2rdステージに出場出来るはずだったBECK、悔しかったでしょうが、真帆との最後の楽しみを満喫し、真帆を送り出します
これでコユキと真帆は遠距離恋愛となります。真帆は思ったことをすぐ行動に移す本能型のタイプ、大人しめのコユキとは対照的ですが、相性は良かったのです。この遠距離が、追々様々なドラマを産む訳ですが、それは後程…
ヘルフェストのライブではルーム13の本能型の体感系ライブを見せつけられ、圧倒されるBECKは、竜介抜きのライブがイマイチの出来で、結局タケちゃんからの連絡もなく、ルーム13との仲も悪くなる等踏んだり蹴ったりです
あの平くんでさえ愚痴をこぼすくらいですから八方塞がりの状態、しかし川久保はBECKのフルアルバム作成に意欲を燃やしています!起死回生の一打となるでしょうか?また、コユキが再度ゴミ拾いの夢を観たのが気になりますね!次巻もコミックスで読みましょう!!
コメント