「シドニアの騎士」「人形の国」の弐瓶勉の初連載作品で劇場版アニメや小説版が作られています
「BLAME!」第1巻のあらすじ
はるか未来、システムの暴走で無限に拡張されていく都市を救うため1人の男が旅をしていました
その男の名は霧亥(きりい)、システムにアクセスできるネット端末遺伝子を持つ人間を求め旅をしています
やっと見つけた正常な遺伝子を持つ少年は珪素生物に捕まり遺伝子を汚染されてしまいました
霧亥は何でも貫く銃、重力子放射線射出装置を片手にさらに上の階層へ向かいます
名シーンベスト3!
3位 霧亥が逆さま建つ無数の塔が見える風景に投げ出されるシーン
「どうしてここは向こう側の壁がないんだ?」
霧亥は2体の珪素生物と交戦し、女性型を倒すものの男性型にはかなわず逃げ出します
ダクトのような外に続く空間を落下した結果、彼は天上から無数の塔が生えているような風景の中に投げ出されてしまいました
彼は辛くも朽ちたパイプのようなものに引っ掛かってことなきを得ましたが、もしそのまま落ちていたらどうなったのかと思うとぞっとします
霧亥もそのような光景を初めて見たようですぐ近くに壁がないことを奇妙に思いました
説明の少ないこの漫画において、なんとも想像力を掻き立てられる異様な光景とそれに対する霧亥の反応が描かれた名シーンです
2位 霧亥が監視者の巣を爆破するシーン
「どこから来るのか知っているのか?」
霧亥が出会ったコミュニティは監視者と呼ばれる無数の眼からビームを放ち、ぶくぶくとした人型の体に昆虫のような翅が生えた存在に脅かされています
霧亥はネット端末遺伝子どころかネットの存在さえしらない住民に絶望しましたが、棲家を監視者に襲撃されると、コミュニティの少女ヨネに監視者の巣へ案内してもらいました
そこはゲル状の素材が壁に張り付いて固まったようなビジュアルで、その穴から無数の監視者が飛び立ってきます
霧亥は巣の眼のような部分に銃を撃ちこみ跡かたもなく吹き飛ばしました
そしてヨネをかばってあげたのですが、ヨネが目を覚ますとすでに霧亥は去っています
正体不明の恐ろしい無数の怪物を一撃で葬り去るのがスカッとさせられる名シーンです
1位 霧亥が得たいの知れない少年に恐怖するシーン
「でも食べ物は持ってる」
霧亥は小さな少年に出会いました
霧亥が人がいるか、食べ物を譲って欲しいと言っても無反応なので、銃を相手に向けながら去ろうとすると、突然村のありかや食べ物を持っていることを告げてきます
彼から食べ物を受け取り、霧亥は代わりのものを与えようとすると、突然少年は頭を銃撃で吹き飛ばされ、首から下の肉体だけでよたよたと去って行きました
それはゲリラのような3人組の仕業で、彼らは霧亥から銃を奪い雑嚢を下の階層に捨ててしまいます
そして去ろうとした3人組の背後に突然元通りになっている少年が現れ、人間離れした圧倒的な体術で3人組をあっという間に倒してしまいました
霧亥は何もできず少年がこちらに笑い掛けると恐怖し、少年が上層の村へ向かって行っても動くことができません
その結果、その村は崩壊することになります…
この作品全体を見ても霧亥があれほど恐怖を感じていた様子は見られない、それほど得体のしれない怪物と出会ってしまった名シーンです
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