前回のあらすじ
前田は仲間達の元へ行き、久しぶりにタバコを吸い、冗談を言って笑わせますが、ヒロトのみこの状況を我慢出来ません。夜、橋の上で前田は一人「ちくしょう！」と悔しさを滲ませます…
人質作戦
ヒロトは島袋に話を持ち掛けます。坂本は葛西を呼び出し、四天王を倒すという目標が達成された今、今度は誰を倒すのだと問いただします。以前正道館の頭とかちあい、バットであばらを３本折られて負けた経験から、リベンジし、仲間もつき、葛西は負けられなくなってしまったのです
坂本は葛西を止めてやると喧嘩を始めます。誰も止めてくれないなら俺が止めてやると言うのです。前田は公園で千秋と落ち合いますが、葛西との喧嘩で負けたという噂話が広まり始め、イラつきます。千秋に宥められますが、前田は腹の虫が治まりません
結局坂本を倒した葛西は水族館で魚を見ながら「止まれねーんだよ」と呟きます
ヒロトは勝嗣や米示にリベンジを持ち掛けますが、勝嗣達も悔しいけど無理なんだと諦めています。街に繰り出したヒロト達は正道館の山中が千秋に話し掛けたところで前田が殴り倒すところを目撃します！前田は反撃の狼煙を上げます
前田達は山中を人質として使う作戦を考案します。最初乗り気でなかった前田ですが、リベンジ出来るならと話に乗ります。池袋に電話を掛けると、葛西はひとりで帰ってこいと言い電話を切ってしまいます。葛西を煙たく感じていたリンが反抗しますが、葛西は一撃で屠り、混乱しながら単身吉祥寺に向かいます
前田の怒りが頂点に…
電話を切られ、人質作戦が上手くいかず、しかもいつ何時攻めて来られるか分からなくなってしまい、後手を踏んだと島袋は嘆きます。坂本にまで手を掛けたという葛西の本心が読めない中、前田は再度電話を掛けます
葛西にやられた連中を見つけた正道館の他の者が電話に出て、島袋が山中にケツを向けて脅すことで脅迫電話の効果は増大します。結局1時間後に井の頭公園でという約束を取り付けます
駅のホームで正道館の連中を待ち受けるヒロト達の前に小兵二が現れ、当然仲間に加わるよな？と話していると、葛西が現れ、小兵二は殴られ電車内に吹っ飛ばされます。石松・海老原・松村と次々に手にかけ、ヒロトまでやられます
井の頭公園で待ち受ける前田達ですが、小兵二の舎弟が葛西が一人で現れたと報告に来ます。葛西は学ランを見つけると見境なく襲い、吉祥寺はパニックになります。誠二が駅に様子を見に行ったと知り、前田は向かいますが、先に誠二は葛西に見つかり、やられてしまいます
葛西はタバコを吸い、顎に沁みると嘆きます。前田は駅ホームの血痕を見つけ憤ります。誠二が救急車で運ばれるところに出くわした前田の怒りは頂点に達します。小兵二は電車を一周して吉祥寺に戻って来ますが、正道館の連中が30名前後ホームに集まっており、降りるに降りられません
決戦は井の頭公園！！
島袋は闘いの前にとトイレに籠っていると、葛西が現れ、八尋共々襲われます。勝嗣と米示も襲われ、何とか逃げ出します。捕らえられていた山中は逃げ出します。勝嗣達と合流した前田は井の頭公園に向かうところで葛西とニアミスします
山中が前田に見つかりますが、ホームから大勢の正道館の連中が降りて来て、山中が上手く前田を隠します。借りを返したのかと問う前田、山中は前田が恐れていないのだと悟ります
山中が正道館の連中と合流し、井の頭公園に向かうところで前田を見つけ、当然喧嘩となりますが、前田は一蹴してしまいます！しかし一人がなんと標識を持ち上げ、前田のあばらに殴りつけます！前田はそいつも倒しますが、ダメージは大きいです
６MARU8の勝嗣達に電話を掛けるヒロトですが、公衆電話の周りに正道館の連中がたむろし、襲われます！西島始め正道館の連中が井の頭公園で待つ帝拳の連中を見つけ、一触即発のムードのところでこの巻は終わります
まとめ
葛西は唯我独尊で、恐れられ、止まってはいられない状態にいます。今まで名が轟いていたのも、葛西が止まらずに突っ走って来たからなのです。葛西自身焦っているのです
前田は反撃の狼煙として、山中を人質に使う作戦に乗ります。しかしあまり上策とは言えず、結果単身葛西が吉祥寺に乗り込んできて、見境なく襲い吉祥寺はパニックになります
決戦の場は井の頭公園ということは伝わり、正道館の連中も大挙として押し寄せる中、あくまで前田は葛西とのタイマンで決着を付けようとします。途中正道館の連中とかち合い、あばらを負傷してしまったのが気に掛かりますが、前田のリベンジは果たされるのでしょうか？
四天王編もいよいよ佳境です！気になる続きもコミックスで是非！！
おまけ
森田まさのり先生の他の作品紹介としては、まずROOKIESが挙げられます。こちらも不良漫画ですが、高校野球にスポットを当てた熱血教師ものとして人気を博し、実写ドラマ・映画化もされた話題作です。レビューにも記載しておりますので、併せてお読み下さい
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