前回のあらすじ
サッカー部でモテていた西城は最早その面影もないデブに成り下がっており、今さらひなのに言い寄って来るとは…とヒロトと海老原に詰められ、ひなのに「デブ!」と一蹴されます!ひなの達が仲良く帰ります…
辰吉と川島
文尊がトラックに撥ねられたと聞き大阪に飛んで帰った前田ですが、文尊は病室で鍛錬をしています。富士雄の言っていた通りの頑健さで前田は面食らいますが、見違えるように成長した用高と食事をし、極東高校が進学校を目指し白ランに変わったことを話します
文尊が元極東初代番長ということで、用高も恐れられていましたが、文尊が死んだと勘違いした極東の連中が喧嘩を仕掛けてきます!しかし空手も習った用高は腕を上げており、一蹴してしまいます。辰吉が出て来ますが、文尊に免じて用高は許し、前田に決着を付けようと持ち掛けます
翌日極東高校では辰吉が孤立しており、川島という男が少年院から出て来たと言われ、屋上に会いに行きます。川島はドストエフスキーの罪と罰を読んでおり、辰吉とも昔からの仲のようで、口論となり喧嘩になりますが、川島は強く、散らばった本で倒れた辰吉は覆われます
夜行バスで勝嗣達は大阪に赴きます。香典を持ってきたヒロト、中身は1000円です(笑)前田は辰吉との待ち合わせ場所で待機しますが、極東の連中が襲って来て喧嘩になります!用高の元には勝嗣達が現れ、用高は文尊が死ぬ訳ないと笑うといきなり川島が殴って来ます!
更に完璧にガードした勝嗣を5mも吹っ飛ばす蹴りを見せる川島、格の違いを見せつけます。勝嗣達が東京の者だと知った川島は3人を見逃します
折れ曲がった10円玉
よりによって負傷した用高を文尊が入院する病院に連れて来た勝嗣達、そこにはかつて喧嘩した極東の連中がおり、辰吉も入院したと言うのです。川島の件と、今度東京に修学旅行に行くと聞かされ勝嗣達は焦ります
前田は公衆電話で実家に電話を掛けると、そこに川島が現れ(まだ二人は面識がありません)、なんと10円玉を指で折り曲げてしまうのです!
前田にやられた極東の連中の元に畑山と飯田が現れ、川島にこのことは黙っておけと言います。勝嗣と米示と入れ違いで病院に着いた前田は、ヒロトから事情を聞き、用高にも会いますが、川島のことは放っておけと言うので、ヒロトはキレて出て行きます
前田は折れ曲がった10円玉を治そうとしますが、ビクともしません。俺の10円玉だからいいよな?と復讐を誓います
前田、遅れて来た仕返しへ…
いつの間にか用高がやられた現場に来ていたヒロト、そこに畑山と飯田が現れ、お前が前田か?と問われ、ヒロトはメリケンサックを付けて喧嘩を仕掛けますが、やられてしまいます
そこに勝嗣と米示が現れ、仇を取ろうとしますが、返り討ちに遭います。米示とヒロトを人質に、勝嗣は前田を探しに行かされますが、ヒロトは前田は川島を恐れて助けに来ないと悲観的です。米示はきっと何か事情があるのだと前田を庇います
病院で勝嗣は辰吉から前田は用高の男を立ててやるために敢えて仕返しをしないのだろうと言います。納得した勝嗣はヒロトが分からずやだと感じます
畑山達に米示達を見張っておけと言われた五郎ですが、流石に痺れを切らし、更に結局勝嗣は前田を見つけられず、3人を逃がしてやります。3人は病院に向かいますが、よりによって用高と辰吉は同じ病室です
翌日五郎は昨日の顛末を川島に話しますが、人のせいにしないで自分でしっかりやらんかいと脅します。五郎は川島と畑山達の板挟みに遭い、心揺れる中、前田が極東高校に現れ、川島を出せと言います!
五郎は単身バットを振りかざし前田を襲いますが、逆に脚を負傷してしまいます。立ち上がれない五郎に、前田が川島を呼びに行けと脅すと、そこに川島が現れたところでこの巻は終わります
まとめ
文尊の交通事故の話から大阪に行くことになった前田ですが、富士雄の予想通り頑健な文尊が死ぬ訳はなく、面食らいます。用高は逞しく成長しており、文尊の存在もありますが、極東の連中からも一目置かれる存在となります
辰吉は以前の決着をつけようと前田を呼び出しますが、少年院から出て来た川島に病院送りにされてしまいます。更に用高も同じく病院送りとなり、前田の怒りのボルテージは上がりますが、単純に仕返しするのではなく、用高の男を立てる意味でも慎重な態度でした
そんな前田の心情を知らずにヒロトは荒れますが、やはり前田は信念を持った男なので、やや時間は掛かりましたが、ついに川島との決闘へと進みます
川島は何とあの硬い10円玉を指で曲げてしまう程の力を持つ男です。流石の前田もそのことが脳裏を過ぎっていることでしょうが、四天王撃破をしてきた男だけに、この闘いは注目です!続巻のコミックスを読みましょう!!
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