前回のあらすじ
ザムザの遺品はザボエラが受け取り、その研究成果が魔王軍最強の魔神を生み出すと豪語します…
最強の剣を求めて…
レオナが音頭を取ってパプニカで世界会議(サミット)が開かれようとしています。ダイ達はそこで本当の勇者の剣の話が聴けるかもしれないと赴くことになります。チウとマァムは師匠の拳聖ブロキーナにもお墨付きを貰い、ルーラで旅立ちます
ミストバーンは超魔生物に移行中のハドラーと会い、ハドラーが完全に改造されるまで時を稼いでほしいと言われます。ハドラーは魔族の肉体を捨ててでも超魔生物と化しダイ打倒を目論みます
パプニカで待っていたクロコダインと合流したダイ達は、パプニカ大礼拝堂に向かいレオナと会います。レオナの元に集いし各国の要衝、ベンガーナ王クルテマッカⅦ世は武装集団を率いており、皆を当惑させます
ダイ達はテラン王に謁見し、剣について相談すると、メルルに古代占布術で占って貰うことになり、ランカークスという村を提示されます。なんとポップの故郷なのです!しかしポップはアバンの押しかけ弟子となり、村を出て行った過去があったため、あまり凱旋に乗り気ではありません
村で母を見つけたポップは駆け寄りますが、同時に父が現れ、ポップは張り倒されます…感動の再会とはならないのです。それでも何とか家に入れて貰え、剣の相談をすると、武器屋の父の商品を見せられ、その中に特注の武器があり、それは魔界最高の名工ロン・ベルクの作った剣だと言われます
ロン・ベルクの作る最強の剣
森のロン・ベルクを訪ねる一行、事情を話すと、ロンは一笑してしまいます。ダイが真魔剛竜剣を折り、自身の剣は消滅した話を聞いたロンは、オリハルコンが材料として必要だと言います。ダイは覇者の冠がオリハルコンで出来ていることを思い出し、デルムリン島に取りに行きます
ロモス王の了解も得て、剣作りが始まりますが、ロンは半日ダイの手を見つめ、考え事をしています。いよいよ鍛冶に取り掛かります。並みの武器を作るような訳にはいかないと気合を入れます。メルルの予感から、何か悪いものが近づいてくる気配もあります
サミットで自国の戦力を誇示するベンガーナ王ですが、自慢の軍船を持ち上げてしまうくらいの巨大な鬼岩城が現れ戦慄します!ミストバーンの仕業で濃い霧が出ており、接近に気づかなかったのです
ロンは剣を作るためにはダイの心の声が必要で、完成するまで離れるべきではないと言います。パプニカの危機に、ダイを残し、他のメンバーで足止めをしに向かいます
圧倒的な鬼岩城を前に…
アキームの指示の元、ベンガーナ国の戦車や戦艦が鬼岩城を迎え撃ちます!容赦ない砲弾を浴びせますが、鬼岩城はびくともしません。ポップ達がルーラで現れ、状況を見守りますが、砲撃は効いていなく、鬼岩城の岩肌から城の姿が見え始めます
ミストバーンの言葉の後、魔影軍団が現れ、クロコダインの助太刀にポップとマァムが参戦します。リビングアーマーの堅い装甲も、マァムはパワーで打ち砕いてしまいます!ポップは岩鬼城をイオラで攻撃しますが、多少崩れた程度です
ミストバーンはガストを放ちます。ガストの得意技はマホトーン、ポップは警戒します。ダイは焦る気持ちを抑えながら剣の完成を見守ります。ポップ・マァム・クロコダインが剣の完成まで踏ん張ろうと奮戦しているところでこの巻は終わります
まとめ
世界の平和のためにレオナが音頭を取りサミットが開かれ、同時に最強の剣を求めてダイ達が奔走する巻でした。主にバトルものの体が強いダイの大冒険において、各国の首脳陣が集うという展開は、あくまで勇者も個体、世界の情勢は国家権力者が握っていると感じさせる描写でした
ダイの求める最強の剣は、ポップの故郷・ランカークスにヒントがありました。ポップの凱旋ではひと悶着あったものの、無事親子の対面を果たし、そこでロン・ベルクという魔界最高の名工に行き着きます
ロンの言う最強の剣を作るために必要なオリハルコンも何とか都合が付き、剣を作ることとなりますが、最強の剣を作るためには、振るうものの心の声が必要ということで、ダイはその場を離れられません
その隙にミストバーンが鬼岩城でパプニカを攻めてきて、ベンガーナ国の武力で対抗しますが、焼け石に水です。ポップ達が応戦に向かいますが、底の知れないミストバーン相手に足止め出来るでしょうか?また、最強の剣は果たして完成するのか?次巻もコミックスで読みましょう!!
おまけ
話間に、実況中継「ダイの大冒険」ができるまでというおまけページがあります。ダイの大冒険は原作者と作画が別の方のため、どうやってこの作品が創られているのか裏側が知れて興味深いです
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