前回のあらすじ
20号が洞穴に入るところをクリリンが目撃します!クリリンは気を発し合図を送ります。重い扉を閉めた20号は17号と18号を目覚めさせます。一見従順に見えましたが、20号の持つ緊急停止用コントローラーを潰し、扉越しに揉めているところを到着したピッコロ達が気づきます…
人造人間の圧倒的な力
ベジータが扉をこじ開けると、20号と17号・18号が揉めています。そしてなんと16号もいると言うのです。16号は失敗作だと言う20号を17号が屠り、16号を作動させようとしたため、トランクスは恐れ、狭い室内でエネルギー波を放ってしまいます
しかし全員瞬時に離脱し、16号を起動させると3人は去って行きます。北の都ではなく、悟空の下に向かったのでは?とクリリンが勘ぐり、ベジータは自分が無視されたことに腹を立て追跡します
人造人間達は飛ぶのを止め、陸路で進むことにします。そこへ怒ったベジータが舞い降り、まずは18号と闘うことになります。素早い応酬は互角の勝負で、ベジータは18号の実力に驚きます。お互い本気でないと悟り、ベジータが本気を出そうとすると、トランクス達が現れます
17号は16号に問いますが、16号は悟空のことにしか興味がないようです。ベジータと18号の闘いが続きます。しかしみるみるスタミナが無くなっていくベジータを尻目に、18号は全く衰えません…無尽蔵のエネルギーなのです!
危機を感じたトランクスが助太刀に入りますが、剣は防がれ、後方から17号に殴られます。ここから両陣営入り乱れて大乱戦になりますが、人造人間の強さは圧倒的で、クリリン以外やられてしまいます
クリリンは人造人間の真意を問いただしますが、単純に悟空を倒し、その後のことはその時考えると非常にマイペースなのです。ゲームだと言ってのける人造人間に茫然とするクリリン、18号にキスをされ、途方に暮れながら、仲間に仙豆を食わせ全快させます
悟空を避難させ…
仙豆のことも知っていた人造人間、ベジータは逆上して飛んで行きます。取り合えず悟空の病気が治るまで住む場所を変えるように指示すると、ピッコロも飛んで行き、どうやら神様の下へ合体しに行くようです。特効薬で10日程で病気は治るようで、一先ず人造人間がパワーをキャッチするレーダーがないことに安堵します
悟空の家でヤムチャは悟空に特効薬を飲ませ、悟空は一旦落ち着き眠ります
ピッコロは神様の下へ行きます。神様は事情を察知しており、合体に同意しますが、もう少し様子を見たいと言います。本当に人造人間が人間に害を及ぼすのか知りたいと言うのです。未来のトランクスの知る人造人間とは若干様相が変わって来ているようなのです
人造人間達は車を持ち上げ中の荷物を押し出すと、勝手に乗って行ってしまいます。まずは悟空の下に向かうと言います
天津飯は餃子の下へ向かうと言い、クリリンとトランクスで悟空を亀仙人の下へ運ぶことにします。クリリンは人造人間(特に18号)が本当に悪者なのか疑心暗鬼になります。チチとヤムチャに事情を話し、悟飯の到着を待つと飛空艇で飛び立ちます
トランクスはもっと昔にタイムマシンで戻り、ドクター・ゲロの研究所を破壊してしまえば?と閃きますが、過去に戻ることのリスクや、世界線ではまた新たな展開の未来の世界を創るだけだと諦めます。過去に戻ることでその世界線では改善することも、元来た世界線は悪い状態のままだということです
しかしトランクスが来たことで悟空が生きながらえているのも事実…チチは感謝を告げます
ベジータは自身の負けを認めず、復讐を誓います
謎の生命体とは!?
16号は悟空の住処を知っていましたが、17号はあくまで気ままにドライブを楽しんでいます
クリリンはブルマと連絡を取ると、カプセルコーポレーションのロゴが入ったタイムマシンを見つけたと言います。しかし、乗って来たトランクスはちゃんと自分のカプセルに閉まったと言い、FAXで観てみると、自分が乗って来たタイムマシンと同じものだと気づきます
事実を確かめるためにトランクス・悟飯・ブルマが現地に向かいます。案の定トランクスの乗って来たタイムマシンと全く同一のものがそこにあり、中には卵の殻があります。タイムマシンを調べると、トランクスがやって来た未来より3年先からで、この時代にやって来たのは4年前だと分かります
トランクスは歴史が随分変わってしまったのはこのタイムマシンのせいではと感じます
神様は下界を見ながら、何かとんでもない絶望的な予感がすると怖気づきます
悟飯はタイムマシンの近くに何かの生物の抜け殻を見つけます。どうやら先程の卵から孵った生物のもののようで、まだ脱皮して間もないようなのです…謎が謎を呼び、トランクスは困惑します
更にテレビでジンジャータウンの1万5千人が突如消えたというニュースをやっており、生中継中に放送が途絶えるという不穏な動きがあります
神様とピッコロはついに合体します!ピッコロの身体を母体にし、神様の知性とパワーを融合させ、さらに強力なナメック星人になります
ピッコロが現場に到着すると、謎の生命体が待ち受けています。言語を話せ、ピッコロ大魔王の兄弟だと言うのです!謎の生命体と戦闘態勢に入るところでこの巻は終わります
まとめ
人造人間の圧倒的な力が際立った前半と、世界線が変わったことで事態が急転するという後半の不穏な空気漂う巻でした
17号は生みの親であるドクター・ゲロの20号を屠り、とにかく悟空打倒という目的はあるものの、何かそこまで悪の権化という体ではないようなのです
ベジータは18号との闘いで、その全く衰えることのないエネルギーにみるみるやられ、敗北する訳ですが、特に17号はゲーム感覚で悟空を探しており、憎しみや怒りといったものとは程遠いものを感じさせます
また、16号も寡黙で、悟空打倒という目的は一緒ですが、何を考えているのか良く分からず、取り合えず行動は共にしていますが、その真意は判然としないものがあります
トランクスは自分が未来から来た事で、歴史が変わってしまったと嘆きます。ではもっと昔に行って根本から解決してしまえば…とも感じますが、そうするとその世界線では改善されても前の世界線では状況は酷いままです
そんな中、トランクスのタイムマシンと全く同じものが見つかります。どうやら謎の生命体が乗って来たようで、謎が謎を呼び、過去のドラゴンボールでも1.2位を争うくらいのこの先の読めない展開が緊迫感を増します
神様と合体したピッコロですが、早速謎の生命体と出くわします。謎の生命体はピッコロ大魔王の兄弟だと言うのですが、どういうことでしょうか?続巻もコミックスで是非!!
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