前回までのあらすじ
カメラは7日間設置とし監視が始まります。ライトは早速異変に気付き、何気ないフリをしつつ一旦外出しリュークにカメラ等が仕掛けられたと打ち明けます。ライトは慎重で部屋の出入りにも仕掛けをしており、リュークが部屋でリンゴを食べたら宙に浮いて見える為リンゴ禁止とします
ライトはリュークに部屋のカメラ等を全て見つけさせそれが取り除かれない限り部屋で会話出来ないとし、勇んで部屋に戻ります…

東応大学に進学
ライトはリュークに部屋の捜索をさせ自身はエロ本を読みこれは擬態です。ライトはアリバイを作りその間に死人が出れば自身が関与していない証明になるとします。ここで夕食となり、食卓でLは例のICPO1500人派遣のニュースを流し家族の反応を試します
ライトは織り込み済みで大げさに報道してキラを動揺させる作戦だと見抜いており、ポテチを持って部屋に戻ります。リュークはその間部屋の全てのカメラを捜し出し、全部で64個です。ライトは死角のポテチの袋の中に小型TVとノートの切れ端を隠しこっそり粛清を続けアリバイ作りも同時に行う狡猾さです
これで夜神家はシロとなり、ライトはポテチの袋毎ゴミに出しTVの証拠隠滅にも成功します。外でリュークは我慢していたリンゴをがっつきます。用心深いライトは更に罪の軽い犯罪者を敢えて情報を得ている時間帯に巧みにノートに書き攪乱を狙います
結果例の2軒の疑いは晴れ、カメラ・盗聴器は外される事になりまが、ボロを出さなかった可能性5%とLは油断しません。Lは神の裁きではなくキラという大量殺人犯は必ずいると思案します。リュークは部屋のカメラ等が撤去されたのを確認し、ライトは疑いが晴れたと安堵します
センター試験でライトは後方にきちんと座らない男を見かけ気になります。晴れて東応大学に首席で入学し新入生挨拶を担当、竜河早樹というアイドルと同姓同名の男と一緒にする事になります。終了後Lは自らを明かし事件解決の力になって欲しいと揺さぶりをかけて来ます
ここでLを殺すと偽名の為アイドルの方が死ぬ可能性がありライトは手が出せません。帰宅後ライトは死神の目の取引をしても本当のLじゃなかったら自身がキラと言うようなものだと戦慄します。流石のライトもLの大胆さに舌を巻き、騙し合いの知恵比べだと吠えます
ライトと竜河の高度な駆け引き
大学でテニス勝負を挑んでくる竜河、首席同士のレベルの高いやり合いにギャラリーも熱くなります。ライトは中学生チャンピオンの過去があり、竜河の実力も拮抗しています。様々な憶測入り乱れる中、先手だとライトは6-4で勝ち、竜河はライトがキラだと1%でも疑っていると反撃です
喫茶店で2人は推理力のテストだと高度な駆け引きが始まり、竜河は内密の資料を提示し例のメッセージからキラしか知らない情報を引き出そうと狡猾です。捜査と取調べを一度に出来るとし、疑惑の%が上がったライトを捜査協力させる方向です…ここで局長が心臓発作で倒れたと連絡が入ります!
さくらTVではキラ特番について議論されています。局長は過労だったようで、同席した2人に竜河が本物のLだと明かし、今に至る経緯をLは語りライトは捜査に協力する事で何か進展が望めるなら協力すると演技としたら臭すぎる程です。ライトの推理から粧裕が怪しいとするL、当然ライトは怒ります
局長は悪いのは人を殺せる能力だ、そんな能力を持ってしまった人間は不幸だとし面会時間は終わります。ライトへの嫌疑は未だ晴れない中、腹の探り合いは続きそうです。数日後さくらTVの出目川に自称キラからビデオテープが送られて来て色めき立ちます
第2のキラ現る!
さくらTVでキラ特番が組まれ、例のテープから殺害予告と一致し、更に次のテープで太陽TVのメインキャスターが6時丁度に心臓麻痺で死ぬとし事実そうなります。更にもう1人殺し、公開処刑にLサイドも色めき立ち、さくらTVに番組を止めさせるよう宇生田が向かいますがこちらも殺されます
LはキラがあのTV局内を監視出来る場所に居るとし、逸る相沢を諭し慎重です。すると局長が病院を抜け出し警察の護送車でさくらTVに特攻します!局長は出目川を脅しテープを手に入れますが既にキラからの4日後午後6時のニュースで警察が協力するか否かで異なる内容のテープを用意しているとは放送されています
Lは次長に警察関係者の統制を執るよう指示し、局長から電話があり次長は迅速に精鋭で入り口を固め自分達の姿は見せず局長を逃がします。Lの元に局長が現れテープと封筒を渡し消印は大阪です。翌日Lはテープを何度も観て③の選択肢は無い為④のテープが本命で、Lはそのテープを約束通り放映させます
内容は長官かLどちらかの命を差し出せと猶予を4日与え、そのTVを観たライトは人間界にもう一匹の死神が舞い降りデスノートはキラに賛同する人間の手にあるとほくそ笑みます。偽キラが敵か味方か判断が付きかねる中、死神の目を持っている為殺傷能力は遥かに勝るのです
ライトは偽キラに自身の顔も名前も明かさずコンタクトを取り操る気です。一方Lは第2のキラの存在を確信し、①のテープから70%以上と推理します。封筒の指紋と言い今までのキラより遥かにいい加減だとし、警察とキラの第2のキラの争奪戦だと凄みます
Lはライトの推理力を買い捜査に協力させるよう局長に打診、その場合今回のキラが偽物かもしれないのは伏せておくという条件付きです。別の死神とミサが関東に引っ越しどうやら第2のキラは彼女のようでキラと接触しようとしている(目の力も持っています)ところでこの巻は終わります
まとめ
ライトは巧みな戦術で自身がキラでない事を証明します。その為には39800円の小型TVも惜しくない投資です。無事東応大学に首席で進学したライトでしたが、ここで何と大胆にも竜河が接触して来ます!彼はリスクも織り込み済みで偽名の上彼が死んだらライトが疑われる為下手に手出し出来ません
このように手段を選ばずリスク覚悟で動くLに流石のライトも動揺します。目の前にライバルがいるにも関わらず身の潔白も証明しなければならず主導権を握られます。完全に嫌疑が晴れない中、さくらTVのビデオテープ騒動で物語は加速します
所謂偽キラの登場です。ほとんどの人はキラ自身の犯行と思い違いする中、Lはその雑な手口から偽キラの出現と色めき立ちます。ライトにしたら死神の目の力を有した偽キラを巧みに利用しLから主導権を得ようと水面下で動き始めます。第2のキラ=ミサと思われる中、4巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
全国巡回でデスノート展が行われており、本レビュー作成者は仙台に行って来ました。多くの原画と共に、多彩なグッズで彩られ20周年を祝う盛大な展示会でした

特にライトの部屋・監視部屋の再現が非常に良く出来ており、今レビューでも触れましたがポテチに小型カメラを隠してあるのも完全再現されビックリしました!勿論コンソメ味です(笑)展示会が近場で開かれる際は是非脚を運んで欲しいです




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