前回までのあらすじ
目の力を手に入れた火口は白バイ警官も事故死させ、この事からLは第2のキラと同等になったと確信します。さくらTVにはマネキンにすげ替えさせ現場に2人はヘリで急行、迷った末火口はやっとさくらTVに向かい、スタジオはもぬけの殻、顔を隠した局長達が囲むと発砲し局長が撃たれます
首都高でパトカーに囲まれタイヤも狙撃され万事休す、最早手のない火口は自殺を謀ろうとしてワタリの狙撃で銃を落とし、最早これまでです…

ライトが巧妙に仕込んでいたワナ
局長と摸木が顔を隠し火口を確保、Lがシーバーでどうやって人を殺して来たか問うと正直にノートに書いて殺したと白状します。局長がノートに触れるとレムが見えて腰を抜かし、摸木も同様でLはこれが死神だと悟ります。Lもノートに触れレムを確認、経緯からノートは2冊ありまだ終わってないと感じます
ライトも触れ記憶が戻ります!ライトは計画通りでノートを手放さないままこのノートには書かずに火口を殺す秘策があります。実は今埋めてあるのはミサの使っていたノートで、密かにリュークとレムのノートを入れ替え所有権を一周させており、ノートの痕跡からライトと特定されない為のブラフです
ライトはミサを救う為とレムを誘導し出世欲の強い火口にノートを渡していたのです。ライトは巧みに記憶が戻ったらミサに埋めてあるノートを拾わせる手筈で、仕込み時計にノートの切れ端を隠しています。現在に戻ってライトは必死に針と血で切れ端に火口の名を記入、40秒経ち火口は心臓麻痺で死にます
不可解な点が残る中、ノートのHOW TO USEに13日以内に次の名前を書き込み人を殺し続けないと自分が死ぬとあり、ライト達の無実が証明されますが、この文はリュークに特別に書き足して貰っていたのです。ノートを処分すると触れた人間は死ぬともありこれはライトの保険になります
2人の潔白が証明され、ライトは手錠を外し捜査に残る事になります。Lは鋭い推理でレムを問いただしますが核心には触れられず、ついにミサも無罪放免、ライトはミサにもう一つの埋めたノートを掘り起こしに向かわせます
キラVSLの戦い決着
ミサはノートに触れ記憶が戻り、置手紙には目の力があった時に見た竜河の本名をノートに書けば一生愛すと書かれており、ミサは当然名を忘れておりライトに合わせる顔がないのでリュークにも目の取引をし更に寿命が半分になります…そこまでしてもライトに愛されたいのです
ミサは指示通り再度捜査本部に赴き、ここでレムはリュークの姿を確認し事情を把握、ミサはノートの切れ端をライトに触れさせリュークが見えるようになります。目の力を手に入れたミサを褒め、巧みに粛清を行わせる算段を付け、ライトは敢えてLと行動を共にしアリバイ作りします
翌日キラの粛清が行われノートが2つあると断定、レムはミサが心配です。様々な要素からレムはライトが全て自分に有利な展開に運んでいる事を悟り、自身は手の打ちようがなく、ライトにとって竜崎とレムが死ぬ事こそ最高の形です…レムにLを殺させるよう仕向けます
Lは死刑囚にノートの力を検証させるよう指示し捜査本部は揉めます。この事からミサが不利になると踏んだレムはワタリを殺し、ワタリは全データを消します。そしてLもついに倒れ、抱きかかえるライトの笑みを見てキラだと確信しながら逝きます…ライト迫真の演技です
他の人間は何故か死なず、ライトはレムが隣の部屋でこっそりノートに書き込んでいたと見抜き、砂になったレムからノートを回収、邪魔者は全て消えライトは新世界の神になると吠えます
メロとニア
ワタリは凄い発明家で特許による資産で世界中に養護施設を創設した偉人でした。ある男がタイマーのようなものがカウントされ始めたのを確認します。長官にはLの死は伏せ捜査本部は継続、ライトはLの跡を継ぐ事になり思惑通りです
ワタリの役もライトが行い、ノートを局長が隠す事に決まる中、もう一冊のノートと「死神の仕業」では辻褄が合わない事が多過ぎます。ライトはミサと同棲を決め、ミサの勝ちーと喜びますがライトの掌で転がされています
例のカウントが止まりLの死を知ったある男はメロとニアを呼び真実を告げます。世の中はウエディ・アイバー・ヨツバ幹部等主だった者も死に、犯罪者の報道を規制してもネット上にデータ流出しライトはLとキラのいたちごっこを見事演出し続けます
2009年3月5日ニアがアメリカ大統領に接見、頭脳明晰な彼は真のLを継ぐ者とされます。12日SPKを創設、ニアも身を置きます。一方ライトは警察庁に入庁、世界はキラへの恐怖と賛辞でキラが法となる暗黒の時代へ向かいつつあります…ライトの理想の新世界へです
粧裕も成長し大人っぽくなり、ほのぼの家族を装うライト、ミサの仕事も順調で、それでもいつでもライトとの結婚で引退する気です。すると局長に長官が誘拐されたと連絡があり、犯人は殺人ノートとの交換を要求して来ます。ノートの存在はごく限られた者しか知らない為、ライトは思案します
犯人達はメロ中心に長官から情報を聞き出し、ニアより先にノートを2冊奪うと意気込みます。翌日FBIのジョンが次長室に現れ、局長はFBIの仕業か?と誤認、SPKのニアはスパイの疑惑を感じます。長官は自殺し、メロは今度は粧裕に狙いを定めます
実はメロとニアはライバルだったのです…メロには邪魔な者を殺し一番になる野望があります。ジョンはニアに指示を仰ぎ捜査本部と協力し合う事になります。すると犯人から電話があり、ノートの交換を死んだ長官ではなく粧裕と行うと言うのです!局長は自宅に電話しますが粧裕はまだ帰っていないところでこの巻は終わります
まとめ
恐らく世間一般的に知られているデスノートは今巻までの事でしょう。それ程実写映画化のインパクトが強く、漫画とは異なる展開で終わっています。デスノートは比較的短編(全12巻)ですが、内容盛り沢山で、永遠のライバルと思われたLもあっけなく死に、ライト理想の新世界へと向かいます
ここでお話が終わらないのはそれだけ世間に与えた衝撃の大きさと、続巻を望まれた所以でしょう。Lという唯一無二の存在感を放ったライバル亡き後、今度はこちらも死んだワタリ経由でメロとニアという2人の天才が登場します…2人は同じ施設で育ち、ライバルでしたが性格は随分異なるようです
メロは長官を誘拐しノートとの交換を要求、一方ニアはSPKとして局長達にジョンを使って接触して来ます。物凄いタイミングですが、ここで長官は自殺してしまい、代案としてメロから出されたのは粧裕なのです!捜査本部の中心は夜神親子の為、その肉親が捕らわれては流石のライトも困ります…先の読めないデスノート、8巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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