「デスノート」9巻の深まる謎とサイコ・サスペンス~最後まで息子=ライトを信じて次長死す!追い詰められたメロ、強行手段でニアに逆王手…出目川の扇動で民衆暴徒化~

前回までのあらすじ

シドウ死神ライト越しにスナイダーを特定、真のアジトに居るメロ達に自身の姿を見せメロは流れからスナイダーに目の力を手に入れさせシドウに見張りさせます。殺された手口等からライトレムじゃない死神シドウがいるとし、リュークから経緯を聞きミサの危うさと嘘ルールの露呈を危惧します

脱出したメロ達、大統領に電話を掛けますが出ず、死んでおりメロはSPKかLの方か…それとも…と思案します…

次長死す

ライトは次の手としてミサキラとして次長に電話を掛けさせ11月10日23時59分ノートを取り戻すチャンスとし、顔を見るだけでその人間が分かるノートだと話します。捜査本部にノートが届きリュークが見え本物と断定、ライトの予想通り松田が目の取引をすると志願します

すると責任を感じた次長が目の取引をすると語り、13日の嘘ルールを信じているので取引するのは敵のアジトに突入する直前、それまでは伊出に所有権を与えます。今はキラの策に乗ったフリをしメロ一派撲滅を目論むライトリュークがその数分前に相手の死神に話を付け59分にアジトに突入と決まります

7日出入りで確認出来たのは18人で突入時にはこの17人は死んでると考え、同じ銘柄のチョコを大量に買い込んだ事からメロがいると断定します。当日47分リュークシドウに接触し黙るよう話を付け、次長が目の取引をし、犯人メンバーの名前と寿命が見えなくなったデスノートで粛清されたので突入します!

メロ一派はキラの策で壊滅状態で、生存者はメロ含め3名、ライトの的確な指示もありノートも無事奪還します。追い詰められたメロは逆に爆破し次長達を追い詰め、次長にノートとマスクを持って中に入るよう指示、次長メロの本名が分かりつつ敢えてメロの説得を試みます

死んだフリをしていたホセに撃たれ次長はノートを離さず、松田達が突入、メロは建物を爆破し逃走し、瀕死の次長ライトは迫真の演技でメロの名をノートに書かそうとしますが次長は死にます。このノートをシドウに返し死神界に去り、リュークは息子がキラじゃないと信じて逝けただけで幸せだとします

メロ強行手段

ニアライトLを疑い始め、一応筋が通っているが解せないのです。キラと日本捜査本部はグルでキラは2代目Lだと読むニア、7%くらいで残り93%をどう埋めるかとします。副大統領は3時の発表でアメリカもキラに屈すると弱気で、ライトは出来る…新世界とほくそ笑みます

松田は心の底からキラが悪だと思ってますか?と問い、ライトも同調しキラを捕まえればキラは悪、キラが世界を支配すればキラは正義で必ずそうなると確信があります。出目川は増長し、資金繰りも難しくなる捜査本部、7割の人間がキラを支持すればニアメロLも反逆者となり生きていけなくなります

ライトはSPKがメロを見つけ出す前に…キラに味方する世間を利用する事か?と思案します。SPKをワザと解散させメロが接触してくるのを待ち、特にリドナーに接触する可能性からキラを抹殺すべく闇の組織となっていくしかないと語ります

アメリカはSPKを廃止すると声明、ライトニアの作戦だと感じ出目川・ミサを使ってキラの思想・教えを民衆に聞かせ思い通りに人は動くとにやけます。リドナーメロが接触し、話し合いメロは銃で脅しニアの前に現れます

メロ・ニア・ライトそれぞれの思惑

メロのお陰で大分キラが絞れたとニアメロは激昂し銃を向けますが制され、メロの写真を取り返し殺人ノートは死神を見る事が出来ると明かしニアは信じます。ノートのルールには嘘があるとまでは明かし、どちらが先にキラに辿り着くか競争です

ライトは思案し弱気な副大統領キラとして連絡しSPKの生き残りを調べさせ、更に3日後さくらTVでキラ王国という番組がスタート、出目川キラを神格化し犯罪者を見つけたら連絡して欲しいと扇動します。ニアはこの事から嘘のルールは13日以内に次の名前を書き込まないと死ぬルールでは?と閃きます

ニアは鋭い推理でライトから嘘のルールや死神が居る事、捜査本部の内情を見抜き、そこにキラがいて死神に嘘をつかせていると大当たりです。ニアメロの名前をノートに書くと提案、捜査本部側はノートの検証は断じて出来ないと返し通話が切れます

ここで模木メロから着信がありNYニューヨークに来いと通話させたまま動かさせ、NICKニックstストリート駅の出口前と指定します。ライトの予想通りとなり現地の真向いのビルでメロは実はニアの所に模木を向かわせ自分はキラの手に掛からない算段です

ニア模木と接触し模木が喋らないという事は日本捜査本部にキラがいるという事になりますが模木は黙秘を続けます。2日後出目川キラを捕まえようとする悪の組織のアジトを突き止めたとニアの元に迫り、ライトは白々しく語りニアが追い詰められるところでこの巻は終わります

まとめ

今巻では重要人物だった次長の死があります。ずっと疑心暗鬼しながらも息子ライトを信じ続けた次長、あっけないラストもライトの白々しい演技が寒気がする程で、実の親に対してここまで冷徹でいられるのは最早異常です。ついに捜査本部の実権も握り2代目Lとなります

メロニアの水面下の動きも緊迫し、お互い自分の身を明かさず如何にキラに接触するかで狡猾な駆け引きが続きます。メロ絶体絶命かに見えましたが、ここで模木を操り何とニアの元へ向かわせたメロが一枚上手でした

しかし模木は黙秘を貫き、出目川の扇動で民衆が暴徒化、ニアのアジトが割れ今度はニア絶体絶命です!ここでもライトは白々しい態度でその豪胆さと共に非情さも際立ちます。メロ・ニア・ライト3つ巴の争い、誰が出し抜くのでしょうか?10巻に続きます…

おまけ

デスノートはアニメ化もされています。こちらはデスノートの全内容を忠実にアニメ化しており話題となりました。特に後半の主題歌にマキシマム ザ ホルモンが起用されこれで彼らはブレイクしました。複雑な物語の為漫画と併せて観ておきたい作品です

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