前回までのあらすじ
宇宙人の人型ロボットに囲まれ絶体絶命の玄野2号とレイカを救ったのは他のガンツチームのようですが…
謎のガンツチームの正体は!?そして、高校生のよくありそうな反応
裸にした大型の宇宙人を跪かせ、拘束する他のガンツチーム達
宇宙人は何か言語を話しますが、何を言っているのか分かりません
丸腰にしたかと思いきや、腕を銃のように構えて発砲してきたため、やむを得ず応戦し、宇宙人を殺してしまいます
玄野2号がガンツチームにどこから来たのか問うと、静岡、茨城、群馬、横浜と、関東近郊からのようです
例によって芸能人のレイカに気づき、場がざわつきます
場面変わって玄野は多恵を連れ、家路に着きますが、学校の生徒たちも玄野に付いていった方が安全だと付いてきます
夜になるにつれ、大型のロボット達は全て要塞に戻って行きます。玄野は夜は攻撃して来ないのか?と予想します
一同は宿泊する場所をもとめてホテルに入ります。高級ホテルですが誰もおらず、喜んでいる生徒もいます。この辺はやはりまだまだ未熟な高校生という描写です
カウンターのケーキや、コンビニの商品が獲り放題になり、浮かれている生徒がいます。実際こんな状況になっても、常識を疑う行為を人間はしてしまうのでしょう
多恵と今後のことを話し合い、近くにいる人間は一人でも助けたいという玄野に、多恵は玄野が成長していると感じます
夜寝ていると、ロボットの銃撃が始まり、皆が玄野を頼ります。しかし、玄野はどこかに転送されてしまうのです!
無茶苦茶なミッション
転送先にはスーツ姿の男達が沢山います。玄野は加藤、風、桜井を見つけます。皆強制的にとばされてきたようです
レイカと玄野2号もいます。一同驚きますが、レイカは恥じらいの顔を見せるしかありません
公園の中央で場を取り仕切る集団が檄を飛ばしてきます。今から敵陣地に切り込んで行ってもらうと!
ガンツの球を複数所有しており、一同の脳に爆弾も入れたので、我々に従うしか道はないと言うのです
強制的に転送するのでできる限り敵にダメージを与え情報を持って帰って来てほしいという、無茶苦茶な要求です
当然反発が起きますが、反発した者は頭を撃たれ、半ば強制的に敵陣地に転送が始まってしまいます
先進的な宇宙人との闘いへ…
どこかの港のようなところに皆転送されて来ます。しかし、サイズが違うのです!なんと、宇宙人の居住区のようで、全てが大型の宇宙人のサイズなのです!!
宇宙人も驚いていますが、言語が異なるため、何を話しているか分かりません
驚き戸惑うメンバーを他所に、リーダー格のメンバーが、宇宙人を撃ち殺し、「ここは敵宇宙船の中心地だ!今から駆除を開始する!!」と殺戮を始めます
玄野達は文明そのものが相手、しかも人類よりはるかに発達した文明、カタストロフィとは異星との戦争のことだったのかと述懐します
宇宙人も人型ロボットを大量に送り込み応戦します。玄野も必死に応戦する中、前巻で見かけた宇宙人のリーダー的な顔が見受けられます
人型ロボットの顔の部分が露わになり、いかにも出来そうな雰囲気を漂わせ、攻撃を仕掛けてきます。多くのガンツメンバーがやられます。桜井も右腕をやられます
ガンツチームのリーダー格が本部に「腕だけでいい!転送してくれ!」と連絡を取ると、以前岡が使っていたパワースーツのような腕が転送されてきます
その腕を使い、リーダー格は反撃に転じます。物凄い効果で、宇宙人達をなぎ倒していきます
玄野は宇宙人のリーダー格にターゲットにされます。先手必勝、先に大型銃で攻撃を仕掛けますが、非常に素早く、避けられてしまいます
肉弾戦の得意な風が飛びつきますが、飛ばされてしまいます
玄野と玄野2号による息の合った攻撃もかわされてしまいますが、捕虜を一体生け捕ったため、転送が始まります
首脳陣の理不尽な判断…ランダムに転送された玄野は!?
先程の公園のようなところに皆転送されて来ます。桜井の腕のケガも治っています。風もタケシも無事です
首脳陣は生け捕りが出来たため、他のメンバーは一時解散し、ランダムに転送するという理不尽な行為に移ります。玄野達の元の場所に転送して欲しいという願いも受け入れてくれません
玄野は六本木、加藤は幕張に…とランダムに転送されてしまったため、玄野は多恵を探しに先程までいたホテルへと向かいます
ホテルでは担任の先生が負傷しており、助かった生徒は家に帰ったと言います
多恵は、死骸の山の中に母の姿を見つけます。母は祖母が戦争を乗り越え生き残って長生きしたのだから、死んだふりをして生き残ろうと言います
しかし、小型の兵器により、多恵の母は殺され、多恵は乗り物に生け捕りにされてしまいます
多恵に気づいた玄野は驚異的な跳躍力を見せて飛びつきますが、多恵を救うことは出来ません。多恵を必ず助けると誓いますが、落下してしまいます
桜井はトンコツの死体を見つけ激昂します
何としても多恵を取り戻したい玄野は乗り物を追いかけます。驚異的な粘りで乗り物に飛び移り、あと一歩でこじ開けられるかというところで、落下してしまいます
乗り物は宇宙人の要塞に収容され、何か消毒のようなことをされ、多恵も巻き添えになりそうなところでこの巻は終わります
まとめ
大型の宇宙人との戦争に発展した今巻ですが、人間も負けていません
全国のガンツチームが集結し、それを束ねる首脳陣のような人間も現れ、今までの星人相手にミッションをこなし、100点を獲るというガンツルールからはかけ離れた戦争になっていきます
言語も通じない宇宙人との闘いは、まさにSFの世界で、実際このようなことが近未来に起こるのかもしれないと予感してしまいますね。作者の想像力は凄まじいものがあり、感心するしかありません
宇宙人も地球人も、各々の思惑があり、それぞれ生け捕りにしようとしていますが、果たしてその目的とは何なのでしょうか?
地球人側は勿論侵略されているため、捕虜を捕るのは必然のような気もしますが、宇宙人側には何か思惑があるように見えてなりません
多恵が捕まり、この後どうなってしまうのか非常に気になりますね!続巻も読みましょう!!
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