「GIANT KILLING」34巻の数々の激戦と成長譚~達海のタイトル狙う宣言で混沌のリーグ戦俄然白熱!首位:大阪相手に対策十分のETU、先制に成功!代表選考も兼ねた大事な一戦~

前回までのあらすじ

川瀬椿の頑張りを称えとっととフル代表に選ばれろとし、自身のチームでの立ち位置が変わる訳でも身体が若返る訳でもないと卑下していると不破から褒められ目を丸くします。ロッカーで達海がいよいよタイトル獲りに行くぞと凄みます…

首位:大阪戦

サッカー番組「FOOTTOフットット」で第25節のダイジェストが流れます。大阪首位は連勝中の浦和相手、越後にゴールを許すも窪田がアディショナルに返しドローとします。3連勝中の清水2位は4連勝中の山形と、両チーム合わせてイエロー7枚が飛び交う熱戦もドローです

鹿島3位は札幌相手に3-0快勝し勢いに乗ります。川崎5位東京V6位は両チーム決め手を欠く中途中出場の持田の決勝弾で東京Vヴィクトリーの勝利です。ETU対名古屋は先述の通り4-3でETU、4試合負け無しの磐田は新潟に敗れ、千葉は甲府相手に連敗脱出です

横浜対広島は広島が3試合振りの勝利、神戸対大分は引き分けで残り9試合で大阪首位清水2位鹿島3位東京V4位ETU5位と上位は混沌としてきます。前節の会見で山井は早目に村越を出しておけば黒田の退場はなかったと意地悪な質問をしますが、采配ミスだったとしても選手達が逆境をはね返して勝ったと記事にしてくれるならそれでいいと達海は豪胆です

藤澤は連敗する前のいい状態に戻ったという考えか、その頃以上の力を身に着けたという手応えを感じているか問うと、後者だとし、タイトルの件を口にします。練習では黒田が次節欠場ながら気合を注入、相手はあの大阪です。ダルファーはロッカーで達海の発言をさげすみ、大阪こそが最強であると証明すると気張ります

ところが選手達は話が長いとキレており、相変わらず騒がしい中窪田は興奮してか鼻血を出し椿相手に燃えています。ブランA代表剛田U-22代表監督のW観戦で注目度も高く、久堂は本当のスターになる選手はこういう試合を自分の舞台にしちまうもんよと目を光らせます

椿、次世代エースの風格

両監督強烈なライバル意識で低次元な前哨戦です(笑)ブランはETUが勝つと賭けを提案し早速通訳たしなめられます。ブランは海外組はともかく、国内組については悩んでいるようです。ダルファーはETUのサッカーは相手の良さを消すリアクションサッカーとし、ジーノベンチで戦い方は変わると熟練度が足りない事を指摘します

ハウアーに対し今日は亀井が意地を見せ、まるで黒田の守護霊がいるかのようです。相変わらず志村は意味不明な言動を繰り返し、精度の高いキックを蹴って来ます。何とか凌ぐETU、序盤の主導権は大阪に分があるようで選手は落ち着いており冷静さを保っています

大阪の最終ラインが堅い中、石神→椿で突っ掛け強烈ミドルがバー強襲です!更にガブと畳み掛け、赤崎このスケベ野郎が…代表なんて自信ないとかぬかしてアピール抜群かよ椿に釘を刺し、逆に気合が入ると同調します。いいツラを見せる椿、いよいよ次世代エースの風格です

一方飄々とした窪田は意外性のあるロングシュートでバー直撃、湯沢の油断を狙います。U-22で名コンビだった2人がライバル意識むき出しでやり合い、剛田ブランのメンタリティを羨みます…胃に穴が空きそうな程のプレッシャーなのです

夏木の2試合連続弾シーズン8得点で先制

当然窪田は警戒され殿山・村越に阻まれ村越→ガブ→夏木もGK正面です。夏木はリーグ戦でのチーム内トップスコアラーながらカップ戦含めると得点王がジーノである事を気にしています。ボールの奪い所を志村にしているのがハマっており、村越・椿の挟みに窪田殿山に苦戦、平賀もカウンターを恐れて不出来です

山井は大阪が首位でも相手のやり方を逆手に取るのが得意の達海からしたら格好のカモかもしれないとします。片山イエローから志村はトンチンカンな話をしどんどん前にボール送っちゃいなよと鼓舞します。ハウアーへのロングを亀井が対応、セカンドを窪田石神がナイスフォローです

ガブに対し小室は冷静に対応、椿のクロスを赤崎が落とすと夏木が決めETU先制、2試合連続弾シーズン8点目とストライカーとして覚醒してきてます。ただ大阪は何処かで何かがスコッとハマった途端ゴールに襲いかかる怖さがあり、だからこそ追加点を積み重ねとかないと…タイトルを狙うチームならそういう戦い方が出来ないとねと達海です

熊田・杉江のDF陣は強固でそう易々と崩されたりはせず、ベンチ外組の黒田が騒ぐ中堀田大阪が今シーズン無得点のゲームがたった3試合しかないとやはり追加点の重要性を語ります。ガブの突破に脅威を感じ裏を消すなら村越のミドルと揺さぶりをかけます。ETU1点リードで前半終了したところでこの巻は終わります

まとめ

FOOTTOフットット」で語られた通り、上位争いは混沌を極め、十分ETUにもチャンスはあり、だからこその達海のタイトル狙う宣言で盛り上がります。ずっと首位の大阪はダルファーがその気苦労を語り、シーズン序盤からトップだったチームなりの、後半勢いに乗って来た他チームとの違いを語ります

プロサッカーの醍醐味はこのリーグ戦後半の出来で、今季のような団子状態だとどのチームにもチャンスがあり油断出来ません。難敵:名古屋を撃破し勢いに乗るETUは首位:大阪に何としても近づきたいところです

前回は窪田にいい様にやられましたが、達海は対策を練っており、大阪に良いサッカーをさせません。逆に一瞬の隙から絶好調夏木のゴールが生まれ何と先制してしまいます!ただ超攻撃的な大阪相手に1点では心もとなく、トドメの追加点が是が非でも欲しいところです

このリーグ戦と並行して代表選考も兼ねた試合という点がまた試合を面白くし、椿もU-22を飛び越えてA代表入りをアピールします。俄然面白くなって来たリーグ戦から目が離せませんね!35巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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