「GIANT KILLING」35巻の数々の激戦と成長譚~絶好調ガブまさかの負傷退場も早目の対応でETU大崩れせず…同点も達海の策が見事ハマり椿逆転ゴール~

前回までのあらすじ

熊田・杉江のDF陣は強固でそう易々と崩されたりはせず、ベンチ外組の黒田が騒ぐ中堀田は大阪が今シーズン無得点のゲームがたった3試合しかないとやはり追加点の重要性を語ります。ガブの突破に脅威を感じ裏を消すなら村越のミドルと揺さぶりをかけます。ETU1点リードで前半終了です…

絶好調ガブまさかの負傷退場

ロッカーでは完璧な前半で手応えを感じ士気上がる中、熱い松原からのスルーパスを達海はかわし修正してくるから大阪は現在首位なのだと慎重です。達海は名古屋戦でどん底の状況から逆転勝ちした俺達がタイトルを狙うと宣言し大阪をぶっ叩く、ここを取ればお前らのフットボーラ―としての人生が変わるとします

ピッチに立つ以上誰一人手ぶらで帰って来るんじゃねえぞ!と吹っ掛けチームはまとまります。一方大阪は淡々としておりソノダ通訳が勢いだけのチームにその差を詰められるなんて事は絶対にあり得ませんと自信げです。畑・片山が観客の煽りを真に受ける中、平賀はTVに抜かれたらクラブに迷惑かかると冷静です

大阪もここで負けたら首位から脱落すると思って戦うぞとまとまり、ETU選手は代表や得点王について色気が出始めます。両チーム共メンバーもシステムもそのままです。片山は大阪が代表の宝庫と呼ばれながら生え抜きの自身やが選ばれないとこのクラブが評価されたとは言い難いのやと気張ります

ハウアースルーからシュートも阻まれ、セカンドを窪田→片山湯沢ナイスセーブです。ここでETUカウンターでまだ流れがあり、右サイドガブで勝負です。小室が嫌な間合いを取りガブが更に加速すると何とガブは右もも裏を抑え失速、ハムストリングのトラブルで世良と交替です

世良も同等の活躍は見込めますが、間違いなく言い流れが切られた感があり、ソノダたかが・・・1点ビハインドだという返しに100点上げようとダルファーです。赤崎が右に替わり、調子の出て来た小室と対します。平賀→窪田から小室に展開しと左サイド突破です

ハウアーの過去と現在

亀井が競り合う中ハウアーのヘッドはポスト直撃で運良く助かります。ハウアー生え抜き2人畑・片山に馬鹿にされ、代表にさえ入れない奴らが…僕はお前達とは違うんだと怒ります。達海は警戒し清川のアップのペースを速めます。世良はまずはスタメンの座を取り戻すと折り返し、夏木のボレーはリマが顔面セーブです

更に赤崎のところで小室が拾い志村リマの弔い合戦だと不気味です。片山に良いボールが出て、ハウアー亀井マークの中狡猾に足で受けここで回想です。ダルファーハウアーは実は同郷オランダでU-20世界大会の師弟関係・得点王ハウアーという実績で親交があり、クラブで干されていたハウアーダルファーが語り掛けます

今や控えCBに成り下がったハウアーダルファーはFWとして一番良かった時期を間近で見ていた人間でプレイヤーとしても同じタイプだっただけにこの10年の彼の苦悩は分かるとし、極東の地へ共に旅立たないか?と誘います。足元を見つめろというダルファーの言葉通り足元の技術も磨き、強烈シュートは辛うじて湯沢が触りポストを弾きます

詰めていたがごっつぁんゴールで同点です!悪態を付く生え抜き2人片山・畑ハウアー忌々いまいましさを感じています。ソノダは我々の強さは背負ってるものの「重さ」だとし、西の横綱として、日本代表として、更にオランダという国の誇りまでもが…新勢力のETU等が揺るがせるものではないと凄みます

殿山イエローで完全に流れが大阪に傾き、剛田は開幕から首位を独走する大阪が我慢しながら結果を出し続けるその勝利へのメンタリティは称賛に値するとし、勝って当然とされるアジアの戦いでは特に大阪のようなチームの選手達が代表に必要だとブランと一致します

ベンチ外組では黒田が相変わらず吠え、自身が退場になった反省もしていない中熊田OUT、攻撃的な清川INでサイドの活性化を図ります。藤澤は1枚目のカードがアクシデントだっただけに3枚目は慎重にならざるを得ず、そのくらい同点に追いついた今の大阪は勢いがあると感じます

交替枠残数は対照的ながらETUが逆転

志村がいよいよ乗って来ており、片山→畑のサイドチェンジから小室クロスを窪田がシュート、バーに嫌われ殿山ファウルギリギリです。前回スタミナ切れを露呈した窪田のここでの輝きに畳み掛けると達海ジーノを呼びます。慌ててエースを投入するのは幼稚な采配だとダルファーは手厳しく、これでETUは交替枠を使い切ります

大阪が3枚カードを残す中殿山OUTで椿がボランチ・窪田対策です。ジーノトップ下で逆にハイプレスがかからなくなるという事は志村により自由を与える事にもなり、事実ハウアーが納めますが窪田椿がしっかりケアしています。ところがそれすら掻い潜るのが窪田という選手です

抜いてシュートを椿が追い付きクリア、カウンターはジーノ経由で赤崎そのまま打ちますが枠を捉えきれません。俄然窪田‐椿はライバル意識を燃やします。3枚切った達海に対し3枚残すダルファーは黙って見ている訳ではないよと指示を出します

何とか2本連続シュートで終われたETU、ここで志村がいよいよ前に出て来て、ハウアーポストから志村ですが村越の想定内です。更に片山を使いますが清川が躍動、達海の術中にハマります。赤崎小室に阻まれても石神が拾い、ジーノがカウンターで杉江はここから更に変わるんだと気張ります

夏木世良へのパスは遅くリマに阻まれますがセカンドを椿が拾いミドルを決め大阪に勝ち越した場面でこの巻は終わります

まとめ

リアクションサッカーと言われる達海ですが、自慢の超攻撃的布陣が揺るがない大阪とは相性が良いのか先制に加え、同点とされながらも逆転と健闘を見せます。好調ガブの離脱は想定外でしたが、それすらサッカーには付き物で、逆に世良で補填し更に交替枠を一気に使い切り勝負です

サッカーは基本的に交替枠は3人なのでアクシデント等を考えて最後の1枚はギリギリまで取っておくのが定石です。ところが勝負所と見た達海殿山がイエローという事もあってか早目にジーノを出しこれが上手くハマります。今の所今季のETUは大阪相手に善戦しています

今巻のハイライトはハウアーの回想でしょう。オランダ代表としてU-20時代師弟関係にあったダルファーと10年越しの再会で当時得点王になった程のFWとしての才能を日本で再び花咲かせないか?と請われ、その漢気からハウアーは大阪へ来たのです。このようなドラマがGIANT KILLINGの見どころとなっています

交替枠を使い切っても躍動が続くETU、椿のゴールで逆転しますが、このまますごすご勝たせてくれる相手でしょうか?…大阪の逆襲にも期待しつつ、36巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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