「GIANT KILLING」52巻の数々の激戦と成長譚~椿起死回生の逆転弾で一躍時の人に!感動のコメントに日本中が涙…海外移籍が現実味を帯び揺れる椿~

前回までのあらすじ

スタミナ切れの花森も現地の僅かなサポから、そして国から多くのニッポンコールが送られていると自覚しています

勝負の際となったCK、UAEの高い集中力に対し勝利への強い執着心が生み出したものだとブランが今こそゴールに結実させようと見守ります…

椿起死回生の逆転弾!

志村越後を選択、競り負けますが田辺→畑のセンタリングもGKがクリア、カウンターでイスマイールですが城島が意地のバイシクルで窪田です。左サイド志村から花森で意外にもパスを選択、椿がシュートです!これが見事に決まり土壇場で日本が逆転します

劇的過ぎるA代表初ゴールに日本中が沸き、笠野はいよいよ椿のスケールのデカさが選手時代の達海にそっくりになってきたと評します。久堂はこのスーパーゴールにスターになる選手はそういう運も持ち合わせてると自慢げで、藤澤もこのまま勝ったら椿のMVPは勿論、日本のスター選手になる予感を日本中に与えた一日になると浮かれます

マチューは自身の判断の遅さを悔い、花森・椿・窪田の布陣が日本の切り札だったのかと納得します。ただ迷ったのはピッチ上の選手にとてつもない一体感を感じたからでもあり、事実同点にすればUAEにも勝機はあります。回想では悲願のヨーロッパクラブからのオファーを蹴ってまでマチューはUAEに賭けていた事が分かります

マチューに恩義を感じるイスマイールはここまで育ててくれたからこそもう一度世界中から注目されて欲しいと願い最後のシュートモーションも花森に阻まれます。アディショナルは長く笛が鳴らず焦りますが結局2-1で日本勝利、見事ベスト4進出です

ド緊張の椿、感動のコメントに日本中涙

流石に疲れた椿ですが同じく1得点1アシスト同士の花森も笑いもみくちゃにされて嬉しそうです。リチャードはこの試合で間違いなく椿が株を上げたとし、近い将来ヨーロッパでプレーするだろうと確信します。当然インタビュアーは椿を指名、いきなりド緊張してきます

監督挨拶ではマチューの善戦を称え、ブランは地に足をつけて着実に成長してきた相手というのはこの先厄介だ、下を向く事はないと励まします。マチューは吹っ切れイスマイールと3年後のW杯出場に燃えます。インタビューでは声も小さくド緊張も多くのサポに向けて意気込みを聞かれ椿は思案します

すると沢山の人に支えられてここまでサッカーをしてこれた、今日のゴールで喜んでくれたなら恩を返せたかもしれないと感動のコメントで涙を誘います。ブラン2人椿・窪田の活躍にあと2つ勝ったら持田の代わりにふさわしい活躍をしたと思うだろうとここでも引き締めます

椿の大活躍に日本中が沸き、大注目を浴びる中、ETUの練習では緑川が実戦形式にも復帰しいいテンションで紅白戦に臨めており、明らかに相乗効果が生まれています。追い風が吹くETUに有里椿が海外移籍しちゃうかも…と青ざめます

一方オーストラリアはマクレガーが躍動しハミルトンの得点で前半35分で2-0とサウジアラビアを圧倒します。1点返されますが、技術的にはオーストラリアNo.1のコヴァルのCKから大エース:サリバンが決めアジアというよりヨーロッパの中堅国のようです

準決勝:オーストラリア戦へ

結局3-1で準決勝の相手はオーストラリアに決まります。窪田は密かにオランダとポーランドのクラブから接触があったと椿に告げますが、むしろ椿の方が海外から注目を浴びているとし、一緒に頑張ろうと語られ椿はびっくりします

事実ドイツ2部のクラブからETUに接触があったものの、慌てる有里を他所に達海は落ち着いており、具体的な話が来た時に考えりゃいいんだと冷静です。折角手塩にかけて育てた選手を引き抜かれたら…と嘆く有里達海はプロクラブのあり方を諭し、なんともやり甲斐のある世界じゃねーのと誇ります

例によって酷暑の中散歩する八谷達、椿が心揺れる中道端でカンチャンス川崎と出くわします…韓国代表の面々です。パクテヒ鹿島もおり、エースのチョウジョウミンPSV椿を誉めヨーロッパのどのリーグに行くんだ?と聞いてきます

自信がない椿チョウはあくまでオランダはステップアップの場でいずれアジア人初の得点王になると自信げで、タフになれ俺には合ってるとし、もっと上手くなりたいならヨーロッパにチャレンジする事を勧められます。ホテルで綿谷韓国は兵役もありマジでハングリーだと語ります

椿は地に足付けて目の前の事だけ考えてやっていくと決意しますが、なんだかんだ意識していると茶化されます(笑)オーストラリア戦のスタメンは星野・田辺・越後・江田・与木・八谷・志村・窪田花森中央椿・アレックと分かりやすく小さい2人城島・桐生が外されます

更に注目度が上がる中勝ち抜く事でニッポンの価値を高めると煽り、ここで夏木が頓珍漢ながら熱いスピーチをかまし謎の雰囲気で拍手です(笑)ブラン村林に手応えを聞かれ例の3人花森・椿・窪もチームも始まったばかり、大会を勝ち抜いた自信が欲しいとし目標のW杯本大会を見据えます

マクレガーが折角住み慣れた日本と戦う…戦場には悲劇しか生まれないのか…!とロッカーで嘆くところでこの巻は終わります

まとめ

起死回生の逆転弾を叩き込んだ椿は1得点1アシストとチームの勝利に貢献、一躍時の人となります。無名から一気にスターダムに駆け上がる様は痛快ながら、この荒波に椿のメンタルが付いていけるのか心配にもなります。事実まだ椿は海外移籍には慎重です

ただ今の自分があるのは支えてくれた沢山の人のお陰だと自覚しており、感動のコメントを残し日本中の注目を浴びます。GIANT KILLINGの物語においてこのUAE戦での椿の大活躍は非常に重要で、後々のお話にも強く影響を与えていくので覚えておきましょう

同じく今大会大活躍の韓国のチョウジョウミンからも海外移籍の良さを語られ、揺れる椿特に韓国は兵役もありハングリーだというのは正にお国柄と言えるでしょう。そして準決勝のスタメンも発表され、ヨーロッパの中堅国のような手堅さが光るオーストラリアが相手です!優勝に向けて日本の挑戦は続きます…53巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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