前回までのあらすじ
食堂で3人は落ち合うと暴れる男がおり、ポプランはサイオキシン麻薬の拒絶反応だと悟り食事に混ぜられていたと3人はトイレで吐き出します。水にも入っている可能性もあり、この窮地にワーレン艦隊も迫っています…

地球教総本山壊滅
冥王星付近で一息入れるワーレンを地球教徒が襲い、腕を切断する重傷を負います。ワーレンは背後関係を調べ地球教本部を壊滅させるべく動きます。ユリアンは麻薬の禁断症状が出始め、こうやって気付かないうちに重度の中毒とさせられ教団から抜けられなくなるのです
夜ユリアンは発作を起こし咳が止まりません。我慢の限界で医務室に連れられ3人は揃い、ポプランは医者を倒しそこに帝国兵が現れユリアンは混乱に乗じて資料室のデータをコピーしに行きます。一方的な殺戮も狂信と麻薬に侵された教徒達は抵抗を止めません
帝国兵があらかた中に入ったのを確認し教徒はシェルターを爆破します!ユリアンはデータベースのコピー完了し、帝国兵に捕まりますがポプラン達もおり助かります。ユリアンはワーレンに顔が割れており、気に入られオーディンに行く事になります
メルカッツ存命の報からヤン拘束へ
ラインハルトは同盟の監視役にロイエンタールを置いていくつもりでしたがオーベルシュタイン・ヒルダは反対し、レンネンカンプを弁務官としますが結果最悪の人事となります。ヤン夫婦は厳しく監視されますがなんだかんだ仲良くやっています(笑)
キャゼルヌ家にお邪魔し生活無能力者2人にユリアンが帰って来ないと迎えるのは若夫婦の栄養失調死体だと毒づくキャゼルヌです(笑)レサヴィク星域で例の艦隊爆破の際義勇兵集団が現れ4000人もの兵士が彼等と行動を共にします…メルカッツが生きているという噂で持ち切りとなります
レンネン~はレベロを呼び出し権限でヤンを逮捕せよと密告状を信じたかったのです。レベロは独自調査を開始、ルビンスキーからメルカッツ存命の情報を得ます。レンネン~の動向を報告され、オーベル~は皇帝は自身にとって終生を賭した作品、未完の大作に終わらせるつもりはないと企みます
オーベル~はレンネン~と通信し、レンネン~はヤンの身柄を拘束するよう動きます。レベロが逮捕勧告に訪れると帝国兵も現れ、レベロは無理矢理横領罪で連れて行き残されたフレデリカもいつまでも大人しく言いなりになっていると思ったら大間違いよ!と銃を放ちます
レンネンカンプの自死で急転直下
三月兎亭で密会する2人、拘束すると言われ戦略的撤退だと久しぶりの祭りです(笑)薔薇の騎士と連帯しフレデリカとも合流します。レベロに匿われたヤンですが帝国兵に強引に確保され連行されます。ブルームハルト無双の為衛兵はヤン暗殺を企み、ヤンは偶然宙に浮き銃弾を避けます
そこにフレデリカ達が現れ助け、ヤンは「生命の差し入れありがとう」と感謝します。シェーンコップはカウンターで逆にレンネン~を誘拐すると提案します。ヤンは事情をレベロに説明し、全責任を負い帝国と同盟の共通の敵となり同盟にも弁解の余地が出来ると諭します
シャングリラホテル150階にいるレンネン~は流石上級大将だけあり正確な射撃ですが薔薇の騎士に拉致されます。3度の失敗に皇帝も許してくれないだろうとレンネン~は自殺し、これを機に同盟に再び宣戦布告するかもしれずヤンはこの事実を隠し首都星からの脱出を急ぐところでこの巻は終わります
まとめ
ワーレンは腕を切断する重傷を負い、地球教徒が艦内にも潜伏する危険から総攻撃を仕掛けます。丁度ユリアン達が中におり、ユリアンは貴重なデータを入手しワーレンに助けられオーディンに行ける事になります。麻薬の件もあり酷い目に遭いましたが、この冒険はユリアンにとって大きな経験となります
レサヴィク星域で義勇兵集団が現れ同調者が続出、メルカッツ存命の報が巡りヤンも罪を問われます。もしヤンと組んだら最強コンビとなるはずだったレベロでしたが事はそう上手く運ばず、彼等は袂を分かつて別々の道へと進みます…ヤン・イレギュラーズが集って来る感じがヒーロー感がしてたまりませんね!
レンネン~は結果3度ヤンにしてやられた事になり、この屈辱に皇帝はこれ以上許してはくれまいと何と自死してしまいます!これはヤンにも想定外の出来事で、現段階でこの事を公表する訳にはいかず、生きていて貰わなければなりません。首都星にはもういられない彼等の向かう先はやはり…⁉24巻に続きます…
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