前回までのあらすじ
時は遡り突入直後「ヒーローが恐れる薬」’’完成品’’と’’血清’’さえあれば極道は再び返り咲けると治崎は出向組を従えます。一方出久達は入中に阻まれスマッシュで打開も相澤と共に分断、ロックロックはトガに襲われます。更にサーの元にトゥワイスも現れこれは治崎と死柄木の交渉によるものだったと判明します…

ミリオのド根性
サーは乱波の脚を崩し超質量印で吹っ飛ばします!これは実はトガで、マスクをやられたトゥワイスを包み回想で死柄木が八斎會と協力する事について話す中、入中はキレており全・員・圧・殺と迫ります。更に回想ではトゥワイスとトガが’’個性’’を説明し、治崎は八斎會の一員として迎えていました
トガは気の小さい人程自分が弱いのを隠したがるとし、醜い入中を出久がスマッシュ、更に相澤の’’個性’’で封印され迷宮は終わります。再び遡ってミリオは治崎に追いつきますが、エリにとってお前はヒーローじゃないとされ平衡感覚を失いこれは泥泥の’’個性’’です
音本に撃たれるも「透過」で防ぎ、喋らせられたのも「強制的に喋らせる」音本の’’個性’’「真実吐き」からです。泥泥とのコンボは強力でしたがミリオは必殺ファントムメナスで打開します!ミリオは弱い事を受け入れて来た男で弱さは前提、もう揺れない‼と気張ります
治崎を殴りつつ器用に脚技で玄野からエリを奪還、俺が君のヒーローになるとカッコいいです
個性破壊弾を撃たれても戦い抜くミリオ
治崎は俺に子などいないと「オーバーホール」で襲いギリギリ「透過」で避けます。逃げ道は封じられますがミリオは巧みに銃を避け、マントのエリを囮に強打、俺の方が強いと凄みます。ここで音本が這いずり弾を受け完全に’’個性’’を消滅させられる弾を「透過」のミリオに当てる秘策を思いつきます
エリを狙う事でミリオは銃弾を代わりに受けるしかなく、被弾し’’個性’’がなくなったはずですが個性破壊弾を撃ち込まれてから5分間、1対2という圧倒的不利な状況の中彼は戦闘の3分の1を無個性の状態で戦い守り抜きます。そこに出久が壁を破って現れます!
回想ではそこに行き着くまでの経緯とトガ達の企みが描かれ、出久は渾身の一打を治崎にキメ一人でここまでやったミリオをサーは称えます。ここでクロノが起き相澤にスラッシュをキメ長針が刺したモノは動きが遅くなります。治崎はオバホで針地獄とし、音本を殺し自分と仲間を’’破壊’’して融合させます
突然変異のエリの’’個性’’
出久は柱をぶつけますが動きが読めずアイアンソールじゃなかったら貫かれてた所です。サーと出久が入れ替わり治崎はミリオの師がサーだと理解します。出久はミリオとエリを連れて脱出します。サーは予知でこの先の展開が分かっており、敗色濃厚の中一縷の望みを託します
そこに出久がOFA20%でその未来を捻じ曲げる!と凄みます。クロノは相澤を捕縛し’’個性’’「クロノスタシス」の短針で刺し1時間は動けません。エリは組長のお嬢さんでオバホは目的の為なら何であっても使うとします。治崎が手を緩める事はないと悟った出久は死んでもエリは諦めない為’’修復’’されない一撃を狙います
脳天一撃マンチェスタースマッシュは避けられてしまいます。絶望的状況の中エリは望んでないと現場に戻り、皆を元通りにしてと請いますが治崎はおまえは求められてないと非情です。サーの予知でエリの保護は叶わないと思われた中出久はそれでも誰も死なせない、君を助ける‼と気張ると天井が抜け落ちます
これはリュウキュウ達の仕業でカオスな状況、治崎は割れた地面の更に下から盛り上げ穴から上に出る気で掴めと気張る出久をエリがルミリオンのマントで救います。突然変異のエリに「救からなくては」という思いが覚醒させ’’救われる覚悟’’が芽生えます
出久は蹴りをしようとして風圧で空中を高速移動し、100%出していたのに怪我も治ってる事からエリの力だと悟ります。治崎は人間を巻き戻すのが壊理の’’個性’’だとし、分解するしか止める術はないと迫りますが出久はとっても優しい’’個性’’じゃないか…とOFAフルカウル100%でエリに力を貸してくれるかいと頼むところでこの巻は終わります
まとめ
今巻でも裏主人公設定でミリオのド根性が描かれます。「透過」という無敵の’’個性’’を持つミリオですが彼もここまで至るのに紆余曲折があり、どのキャラもその生い立ちの描写が鮮明かつ奥深さを感じさせ堀越先生のキャラ設定の作り方が秀逸です
個性破壊弾を撃たれても最後まで足掻き続け、彼の信念には感服するばかりです。そんな彼に感化され出久も主人公らしくエリを救うという強い意志から躍動します。治崎の絶望的な強さに予知出来るサーは慄くばかりですが、ヒーローがその悪い未来のシナリオを変えていきます
エリは突然変異で人間を巻き戻すという’’個性’’を持ち治崎に利用されていました。’’個性’’を消せればヒーローもただの人なので治崎は切り札としてエリを拘束していたのです。出久はそんなエリの’’個性’’が逆にとっても優しい’’個性’’だと褒め、フルカウル100%でも巻き戻せば耐えられると決死の覚悟です…18巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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