前回までのあらすじ
新潟から愛知の’’泥花市’’へ来いと言われ、死柄木は思案し荼毘経由で向かい追って来るギガントマキアと共倒れさせる算段です。’’泥花市’’に着くと案内役にスライディン・ゴーが現れ、ヒーロー含め人口の9割が潜伏解放戦士の’’解放区’’なのです
花畑は’’再臨祭’’だと敵連合に攻撃を始め、死柄木がタワーに向かう中気月がトガにインタビューしようと凄みます…

トガの’’変身’’で何と相手の’’個性’’が使えるように!
リ・デストロは義爛に脳無の使えぬ敵連合など一介の愚連隊でしかないと潜伏解放戦士たちは強いのです!気月のインタビューにトガは抗いますが、異能「地雷」で対しトガの注射器の異能に’’変身’’すら自身が起爆装置になる事も厭わぬ戦士が追い詰め、執拗なインタビューは続きます
’’個性「カウンセリング」で分析され、怒るトガを「チェインリング」’’キュリオスバンク’’で潰しあなたの人生は現代の’’聖典’’として語られるでしょうとは気月です。逃げ出したトガは麗日に’’変身’’し、追い詰められると何と彼女の’’個性’’が使えます!気月を潰し気に入らないのは壊すんだもんねと凄みます
キュリオスの死に涙するリ・デストロ、近属は映像は使えないとし、町中の監視カメラが戦いを録画しており本気でなければ他人の心など動かせないのだよと語ります。花畑が選挙カーで司教役となり軍というより最早宗教です。眠い死柄木は祖母の記憶は無いのに感情だけは覚えており、最高に気分悪いです
一気に解放軍を殲滅し、触れてない人間にまで崩壊が伝播しており、荼毘は蒼炎で氷の異能者と対峙し加減を知らず、トゥワイスは倒れたトガを見つけスケプティックの異能「人形」で自身と同じ顔の男達に襲われます
デストロと死柄木
分倍河原型の人形を操作しトガが殺されようとしており、回想でトゥワイスの悲壮な過去が明かされ、トガを助けたいものの人形に止められ、腕を折られても消えない自分を呪います…トガを助けると覆面のトゥワイスが複数現れ’’個性’’「二倍」で対しますー無限増殖 哀れな行進です
それでも外典の敵ではなく、’’温度’’も操れるのです。異能の強さ以外に生の価値はないと凄み、ギガントマキアにぶつけるにゃもってこいだが…とコンプレスは企み、ここで氏子はギガントマキアを起こします。同時刻大阪ではホークスが実はベストジーニストを押さえていました
死柄木も加勢し大混乱の中、花畑の演説で市民の勢いが増し、スピナーが逡巡したところでトゥワイス達がついにデストロの居場所に行き着きます。リ・デストロの左手は肥大化し一閃、全員屠ったかに見えましたが、死柄木は生きています。すると本物の死柄木がタワーを崩しついにリ・デストロと相まみえます
志村転狐=死柄木の過去
トガに分身で輸血させ、扇動する花畑狙いのスピナー、襲われ開き直り解放軍も同じだろ⁉と同列に語ります。死柄木はキレており巨大化したリ・デストロに迫り、逆に異能「ストレス」で左手を潰されます。死柄木は混乱し頭が割れる程で、リ・デストロの指を剥がします
死柄木を本物と見たリ・デストロは解放80%ストレスアウトプット負荷塊で祭りを終わらせると吹っ飛ばしますが、ここでマキアの登場です!回想では転狐5歳の頃家は裕福で’’個性’’がないのにヒーローになりたかった所、華ちゃんから祖母の事を知らされ勝手に書斎に入った事を狐太郎に咎められ叩かれます
ヒーローだった母を憎む狐太郎、妻は流石に咎め、夜泣く転狐がもうやだよと顔が痒くてガリガリ掻くところでこの巻は終わります
まとめ
今巻は全編出久達の出番はありません!敵連合と異能解放軍の戦いがメインで、それだけ敵側も掘り下げられる程細やかかつ彩り豊かな異能’’個性’’の設定があるからここまで引っ張れる訳です。普通ヒーロー側の深堀りがメインとなるであろう中、ここまで敵側を深掘りするのも異例でしょう
それでも漫画として成り立つのですから堀越先生の脳内はどうなってるのか?と覗きたくなってしまう程です。死柄木の画策していたギガントマキアと異能解放軍をぶつける道筋まで見えて来た中、ここで死柄木=志村転狐の過去が掘り下げられます
祖母がオールマイトの先代という家に生まれ、父は母を憎んでいました。ヒーローに憧れるものの無’’個性’’の転狐は祖母の事を知り喜びますが、父に激昂されます。転狐は痒みを抑えられずガリガリ掻き、現在の風貌はこういった要因がある事が分かります…敵側の内容が続く中、25巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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