前回までのあらすじ
飯田家も色々あるんだと同情する轟は左腕をやられ同時に出久が何故か解放、答えは’’個性’’「凝結」がO・A・AB・Bの順で奪える時間が少なく出久はOなのです。2人で守るぞと2対1で轟は敢えてエンデヴァーの元に職場体験しており、立ち上がれない飯田になりてぇもんちゃんと見ろ‼と諭します…
’’ヒーロー殺し’’事件収束
助けられ不甲斐ない飯田は今ここで立たなきゃ二度と追いつけなくなってしまうと気張りバーストを放ち、ステインに煽られ俺が折れればインゲニウムが死んでしまうと凄みます。冷却装置が故障した飯田は轟に脚を凍らせレシプロエクステンド、同時に出久が踏み込み2回でスマッシュを叩き込みます!
数分前グラントリノは’’吸収・放出’’等複数’’個性’’を持つ敵を’’個性’’「ジェット」で粉砕、エンデヴァーはグラントリノを轟の加勢に向かわせます。轟の氷結で気を失った脳無を捕まえ、他と合流後敵が出久を攫います!すると敵をステインが拘束から脱出し偽物は粛清対象だと襲います
エンデヴァーも合流し、ステインは俺を殺していいのは本物の英雄だけだと凄み気を失い立ち尽くします。事態は収束、一夜明け病院で保須警察署署長の面構が資格未取得者の規則違反として処分するとし轟が反論、公表すればの話で目撃者も少なく彼等の’’偉大なる過ち’’を大人のズルで揉み消す事で合意します
救助訓練レース
今回の’’ヒーロー殺し・ステイン’’について報道され死柄木は俺らの方がおまけ扱いかとほくそ笑みます。他の雄英生も動向を見守る中、飯田は左手に後遺症が残るとし、本当のヒーローになるまで残そうと思うと言うので出久の右手も同様で一緒に強くなろうと誓い合います
グラントリノは電話で先代を殺しオールマイトの腹に穴をあけた男…’’オール・フォー・ワン’’が再び動き出したと忠告します。事件から2日後動画が拡散されバラバラだった’’悪意’’が今一つの熱にあてられてステインが所属した’’敵連合’’に向けて動き始めるのです
’’職場体験’’を終え学校に集い各々過程を話し合い、オールマイトは救助訓練レースを運動場γで行います。出久・尾白・飯田・芦戸・瀬呂の5人でいきなり出久加速でトップですが着地に失敗、学ぶ事は多いです。オールマイトは褒め出久をワン・フォー・オールについて話があると呼び出します
更衣室で女子部屋の覗きを企む峰田は耳郎のイヤホンジャックに阻止されます(笑)オールマイトは他者から’’個性’’を「奪い」己がものとし…ソレを他者に「与える」事の出来る’’個性’’=ワン・フォー・オールについて語り、’’無個性’’の弟に’’個性’’を「与える」だけという意味のない’’個性’’が宿りオリジンとなります
ワン・フォー・オールは言わばオール・フォー・ワンを倒す為受け継がれた力で、出久はいつか奴と対決しなければならないとします。オールマイトは結局その頃には君のそばにいられないと言えず終いです。相澤は夏休みは林間合宿とし、期末テスト次第では学校で補修地獄だと脅します
裏で先生が死柄木を動かし暗躍している姿が映し出されます
期末の演習試験
期末の演習試験が対ロボットの実戦演習らしいという情報を掴み安堵する面々、爆豪は出久と轟にいらつき相澤は思った以上にこじれてると感じます。ところが演習試験は諸事情で内容変更となり2人1組で教師と戦闘を行う事になります!
轟・八百万が相沢、出久・爆豪がオールマイトと対します。10組一斉スタートでバスで各々移動、出久コンビの選考理由は偏に仲の悪さからです。制限時間は30分で、ハンドカフスを教師に掛けるorどちらか1人がこのステージから脱出が目的で、超圧縮おもりでオールマイトはハンデとし発目案で戦闘を視野に入れさせます
コミュニケーション能力が試され、特定の相棒以外でも一定水準をこなせる方が良しという判断です。最悪の相性の2人、脅威が行くぞとオールマイトです。圧倒的威圧感のオールマイトに閃光弾で対する爆豪は潰され、逆にフルカウルで逃げの出久と噛み合いません
出久は拘束され爆豪の焦りを煽るオールマイト、あくまで協力する気のない爆豪を出久は殴り2人は結束、出口ゲートに向かうと見せかけ背後に回った爆豪の腕の武器を出久が貰いオールマイトの更に後ろから放とうとするところでこの巻は終わります
まとめ
一連の’’ヒーロー殺し’’事件が収束し、今回の件は敢えて大事とせず闇に葬り飯田達もお咎めなしとなります。ステインの凶行も裏で動かした死柄木、更にその裏に先生もおりこの’’敵連合’’との戦いが今後のメインとなりそうですがまだ不透明な部分も多いです
ヒロアカはダメージ蓄積型の漫画なので、今回も出久達は傷つきそれを糧に前へ進みます。今までの数々の試練から飛躍した出久には以前の様な弱弱しさが少しずつ払拭されて来て主人公感が出て来ます。オールマイトからワン・フォー・オールについて語られ出久にとっての課題となります
学園ものなので夏休みは林間合宿とイベント盛り沢山ですが、その前に期末の演習試験をパスしなければなりません。例年の対ロボット演習は実戦的ではないとの判断から急遽2人1組で教師と戦闘となり、このバディ編成にも教師陣の意図があり特に出久・爆豪は相性最悪なのです
しかも相手はオールマイトなのですから苦戦は必至、ここで攻めの爆豪と逃げの出久が共闘し連携から爆豪の武器で出久がオールマイトの後ろを取り発射…と教師陣の意図通りの展開です。上手く噛み合えば最強な2人の複雑な感情ながらも結束に期待しつつ、8巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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