「ヒカルの碁」20巻の数々の熱戦と成長譚~奇手:初手天元とは!?ヒカルも無事中学卒業…北斗杯の日本代表入りを目指し難敵:社と対局~

前回までのあらすじ

一見穏やかに打っていたヒカルは一気に攻勢に転じ門脇の打った好形のハネに食いつきます。伊角いすみの実力に驚く桑原は特にヒカルの真価はまだ問うておらんしーと気張り、ヒカル門脇相手に手を緩めません…

初手天元!

結局ヒカルは圧勝し、門脇をしてキミの判断・対処は冷静だったとし、プロの道を選んだ甲斐があるとまで言わしめます。ところが些細な事からヒカルは見抜き、門脇が以前のキミの方がそれでもやっぱり強かったような…と感じ、ヒカルもオレもそう思うと返します

伊角いすみは6目半勝ちで検討に入る中、門脇の言っていた例の’’子供’’がヒカルだった事に和谷は気付きます。本田は研究会に噂の関西棋院の若手有望株:やしろが来ており早速対局します。何と初手天元を打って来て、本田は完敗します。初手天元は奇手で非常に難しい初手にもかかわらずやしろは上手く使いこなします

北斗杯予選は東京枠4人、中部・関西で4人の計8人で行われ、東京では1次予選が来週あります。本田は研究会帰りに焼き芋を買い、何をしているのか聞かれ棋士と答え珍しがられます。東京予選では成績を考慮された組み合わせで、イキる越智おち山田は冷ややかです

ヒカルの相手は本田で、本田は初手天元を打って来ます!奇策に出ましたがヒカルは動じず勝ち、越智おち和谷も続きます

関西棋院は別のプロ組織で棋士の数は日本棋院の3分の1程、各棋戦3次予選以上から日本棋院・関西棋院混合で手合いが組まれ、それ以外はそれぞれ独自に運営されており、北斗杯でやしろは期待されています。ヒカルじーちゃん家に行き例の碁盤を譲っても良いと言われますが、買って貰った碁盤があるからそのままお蔵に置いといてと話します

ヒカルは研究会にも所属している森下九段との対局となり、勝手知ったる仲とはいえ緊張します。本因坊リーグでは緒方がいよいよアキラとプロ棋戦では初対局となり、それぞれ気合が入ります

塔矢先生登場で沸く韓国勢

打ち掛けを挟み、ヒカル・アキラ共期待され、当人もそれぞれ手応えを感じています。一方韓国棋院では塔矢先生が現れ、高永夏コヨンハと対局、高永夏コヨンハ塔矢先生が引退した為もう打てない悔しさも感じていた中での今です

ヒカル森下の圧に空気が痛いと感じ動揺、同じくアキラも思わぬ一手に驚きます。結果ヒカルは負け、検討を前に勝負の場で先生を越えられなかった、オレに足りない物がまだあるとし、扇子を使う事が何がしかの決意の表れなんだろ?と言われます

アキラ緒方には負け、身近な大先輩に実力の差だ、お前はオレより下だと厳しく、言わずにはいられなかった程アキラは十段・碁聖を追い詰めていたのです

一方秀英スヨン永夏ヨンハの家で塔矢先生との一局を検討し、対局後永夏ヨンハと対等の力を持つ棋士がいると話し、秀英スヨンアキラではなくヒカルの事を思い浮かべます。北斗杯の韓国代表の3枠に秀英スヨンも滑り込み、今度当たったら逆に自身の名を覚えさせると吠えます

碁会所でアキラは家を出たいと話しており、ところが塔矢先生が家を出るようになったのでやめたと言います。卒業式も手合いで仕事優先、一方ヒカルは卒業式に出て受験を控えるあかりと言葉を交わします

奇手返しの応酬

3月29日ー合同表彰式・新入段者免状授与式では去年がちびっ子3人組越智・ヒカル・和谷と呼ばれる中今年はアダルト3人組伊角・門脇・本田です。囲碁界はドタバタして群雄割拠の時期です。北斗杯選手選抜戦の1回戦は東京4人はバラバラになり、和谷ヒカルと当たらない事に正直ーありがたいと感じます

関西棋院組津坂・社は遅れて会場入りし、それぞれ対局が始まります。やしろ稲垣に圧勝し、次の相手のヒカル達が気になります。ヒカルは鋭い手腕でやしろをしてこいつ…強いと感じさせます。結局ヒカル和谷は勝ち上がります

お互い警戒する中、和谷VS越智おちヒカルVSやしろとなり、勝者2名が北斗杯に参加する日本チームの選手となります。ヒカルは初手天元を期待しますが、やしろは何と更に打たれる頻度の低い5の五に打ち意表を突きます。するとヒカルは2手目天元で返します

更にやしろは3手目にまた5の五と奇手を繰り出し、それぞれの思惑が交差します。越智おち和谷相手に苦戦する中、ヒカル・やしろの奇手返しの応酬にこの2人の内どちらか脱落するのは惜しいと囁かれます。アキラも現れ、北斗杯団長の倉田と勇む中、会場は沸き混迷を極める一局が終局に向かうところでこの巻は終わります

まとめ

今巻ではどちらかというとあっさり描かれがちだった碁の対局がより具体的に記され、その熱量や高度な頭脳戦が感じられる内容となっています。特に奇手と言われがちな初手天元等も飛び出し、碁の奥深さを感じ取れます

塔矢名人の海外渡航で俄然盛り上がる韓国勢、北斗杯にも例の秀英スヨンも参戦と伏線回収が見事です。ヒカルに苦汁を舐めさせられた者だけに、海外棋戦での再対局を期待したいものですが、日本勢もウカウカしていられません

というのもヒカルの相手の関西棋院・やしろも実力者かつ奇手を扱う猛者なので、ヒカルは期待しつつその対局は非常に複雑な構図となっていきます。既に代表内定のアキラは痺れを切らしてヒカルの対局に向かいますが、勝負は大詰めで、この巻では勝者は分からないのです…ヒカルは無事日本代表になれるのでしょうか?21巻に続きます…

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